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♯65 眠り
2007-02-19 Mon 22:57
嫌いなんだ・・・嫌いだから・・・そんなに冷たくするんだ・・・。
喧嘩ばかりで性格合わないし、嫌われているとばかり・・・いじめられてるんだと思ってた・・・。

オレの初恋の相手は・・・お前だよ・・・

「・・・え?」
ハナミは動揺を隠せずにいた。
「~~~・・・い、今のは聞かなかったことにしろ!あ~ぁ、こんな柄にもねぇこと言うんじゃなかった!」
マコトは恥ずかしさでいっぱいだ。
「・・・ちょっと!なんなのこの読めない展開!!てっきり、またお説教受けるのかと・・・」
「だから柄にもねぇこと言ったって言ったろう?!この話はやめやめ!」
いつの間にか、いつものペースに・・・
「ち・・・違うの!!」
ハナミは先を歩くマコトに言う。
「だからだから・・・その・・・てっきり、マコトはあたしが嫌いだって思ってたんだもん!!」
ハナミは口早に言う。
「だって!いつもお説教ばっかであたし以外のみんなに過保護なくせにあたしだけ冷たい態度とるし!それでてっきり、嫌いなんだって・・・」
ハナミの胸が、どんどん高鳴る。

「だから!・・・ハッキリいって、すごく・・・嬉しいし。うん。・・・・・・いいよ」
ハナミの言葉が・・・もごもごと聞こえてくる。
「・・・え?」
予想外の言葉に・・・唖然とするマコト。
「いいって言ってるじゃない!!それともなに?この世界の中心でラブを叫ばないと認めないって言うの?!」
ハナミはいつものペースに戻る。
「い、いや・・・そうじゃなくて!・・・うん」
「何よ。ハッキリしなさいよ」
「なんでもねぇよ!」
「あ、ちょっと~!!」
・・・このペースでいてこそ2人か?

「あ、カエデ~!」
ハナミが声をかける先には・・・カエデ。
「あ、終わったのね」
カエデが振り向く。
「聞いて聞いて!あたしね・・・マコトと付き合うことになったの!」
「えええええぇぇぇぇえええ?!」
突然の報告に・・・驚きを隠せないカエデ。
「待って待って、マコトには、今も忘れない初恋相手が・・・」
カエデが問う。
「信じられないけど・・・あたしだったの!その初恋相手!!」
「うそ?!」
「マジ」
ハナミの嬉しそうな顔。
「おめでとうだよね~」
フェンが笑う。
「ねぇ。カエデは好きな人とかいないの?」
ハナミの突然の質問。
「え?!あたし?・・・」

・・・・・・今、好きな人はいるかと聞かれたら、答えはもちろん・・・

「い・・・いる。けど」
カエデはうつむき気味になる。
「うそぉ!恋愛は責めるのみよ!カエデ見たいな優しくて明るい性格なら、きっとうまくいくって!」
ハナミはガッツポーズ。
「それがねぇ、うまくいかないのよ。その人すっごくモテるし、なのに恋愛には無関心で女心と男心の区別もつかないくらいの恋愛経験値ナシ。告白?したつもりなんだけど、なんと寝てたりするし!・・・しかも最近、ライバル登場で危機が・・・」
カエデはため息まじりに話す。
「恋愛に無関心ね~・・・あ、分かった!カエデの好きなのって、ズバリ!シュウでしょ?」
「え?!」
・・・ハナミはこういうことに関してはカンが働く。
「やっぱり!ビンゴッ!なんとなく分かるわ~。確かにシュウはそういうの興味なさそうだしね。告白の時平気で寝るのなんか、シュウ以外いなさそうだもん。で、ライバルってのは、ズバリ!アミでしょ?」
「・・・」
またまた的中。
「ダブルビンゴ!あ~、なんか強敵ね。でも!このハナミがバックにつけば大丈夫!!カエデはもともと性格いいから、いけるわよ!頑張って!」
「うん・・・ありがとう」
カエデはぎこちない笑顔を返した。


「ダウト!ダウトダウトダウト!!」
「あ~ばれても~たわ」
「アキト強いね~」
「へっへ~ん♪」
そのころのん気組は、ダウトをして楽しんでいた。
「それにしても・・・アミたちの世界には、こんなのがあるんだな」
フェスが言う。
「うん。そんなに珍しいの?」
アミが聞き返す。
「そりゃそうや。こんなの、こっちの世界にはありまへんで」
フェロが答える。
「遠いね・・・僕たちの世界と、ここの世界・・・」
ユウがいきなり現実味あることを言う。・・・黙り込む。
「ほ・・・ほら!ダウトダウト!次はフェスからだよ!」
アキトは場を元に戻そうとする。

「おっ、楽しそうだな」
アキトの後ろから・・・リョウタが声をかけてくる。
「あ、来たね!よかった!ほかにもここに来る人がいて!ダウトやってるんだ!一緒にどう?」
ユウが声をかける。
「わぁ~やるやる~!」
フェアはやる気満々。
「う~ん。フェア、お前はやってていいぞ。オレはいいや」
リョウタはそう言うと、どこかに行ってしまった。
「ちぇっ。リョウタなら、のってくると思ったんだけど・・・。じゃぁ、やりなおそっか」
アキトはカードをきり始めた。


ピロピロピロピロ・・・

「シュウ、パソコンなってるよ」
フェナが声をかける。
『やぁやぁ元気か?フーミンじゃよ。新しい機能ができたんじゃ。そのなも!フェアリーモンスター丸分かり図鑑!すごいじゃろ!』
フーミンからの通信だった!
「すごそう!さっそく頂戴!」
フェナが有頂天に言う。
『まてまて。このまんじゅうを食べたら送るぞい。まんじゅうといえば、ばあさんとの新婚旅行は温泉だったのう。温泉まんじゅう食べながら、満月をながめたもんじゃ。それでな、海にもいってのう。そこでばあさんとあつ~いキスをしたもんじゃ。桜貝がきれいでのう。ばあさんはそれをみて喜んだもんじゃ。それでそれで、わしゃぁそこでサーフィンをしたんじゃ。その日がばあさんの誕生日での。らぶらぶバースデーをしたもんじゃそれで・・・』
「そんなのいいから早くして~~~~!!!!!!」
フェナが叫んで入る。
『全く!たまにはわしの話を聞いておくれよ!』
「うるさいの!!」
「バカらし・・・」
2人の会話に、呆れたようにため息をつくシュウ。

「四天王参上!」
いきなり四天王登場!
「誰?!」
フェナが聞く。
「四天王、ツバフェア!華麗なる吹雪の使い!」
「へんな名前~」
フェナは単刀直入すぎだ。
「なんですって?!フブキパワーをナメナイデヨネ!」
「途中カタカナになってるよ?」
「作者の変換ミスよ!」
「アホらし・・・」
2人の価値ない争いに・・・ため息をつくシュウ。
「こっちだって進化!」
フェナは戦う気十分。
「いっておくけど、この吹雪は私が吹かせてるの。すごいでしょ」
「強っ!」
この強い吹雪をふかせるのは・・・相当の力。
「・・・アハハ。なんかムリっぽ・・・」
「さっきまでのやる気はどこいった」
「だって~」
フェナは急に弱気に。

「お~い!」
後ろから声がする。・・・ヒカリとケンだ。
「心配して、探しにきたの」
ヒカリが言う。
「コイツだ!さっきあったやつ!気をつけないと・・・コイツは強いです!」
ケンがツバフェアを見て言う。
「オホホ!まとめて倒すチャァンス!」
ツバフェアは余裕?

「それそれ~!!」
攻撃連射!
「ムリムリムリ~~!!サムイサムイサブイ!!」
フェナはすっかり大慌て。
「オホホ!それ!」
ツバフェアが出したのは・・・氷の矢!
「あんなのあたったら・・・確実に死ぬ!」
フェナは呆然。・・・吹雪で周りが見えない。

「それっ!誰にあたるかしらぁ?」
ツバフェアは矢を投げた!
「ヒカリさん!」
フェネが振り向くと・・・氷の矢。
「うわうわうわうわ!進化して助けに・・・でもどこにいるの~?!?!」
吹雪で周りが見えないため・・・助けにすらいけない。

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・視界が晴れた。

「どうなったのかしら?」
ツバフェアが様子確認。

「大丈夫?!」
シュウとフェナが声をかける。
「あたしたちは大丈夫です・・・でも・・・」
フェネがちらっ、と後ろを見る。

「・・・今まで、楽しかったです。ありがとうございました」
・・・ケンの声。
「なんで?なんでそんなこと言うの?・・・死ぬなんて、言わないで・・・」
「短い間、すごく楽しかった。本当は、ヒカリが好きだ~とかカッコよく言いたかったけど・・・ムリみたいです。なので、死ぬ前に言いますね。・・・スキでした。あなたが、すっごくスキでした」
「あ・・・あたしも・・・楽しかった。スキだった・・・!だから、だから死なないで・・・お願い・・・」
2人の悲しい会話に・・・何も言えないシュウたち。
「ありがとう。死ぬ前に見るのがあなたでよかったです。ありがとう・・・さようなら・・・」

・・・好きな人のために・・・死ぬことを選んだケン。
それを後悔し・・・涙をたらすヒカリ。

ケンは静かに・・・永遠の眠りについた。

「いや・・・死なないで・・・」


いやぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!
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