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♯55 友情
2007-01-13 Sat 22:56
・・・お兄ちゃん。
僕を・・・殺そうとしているの?
それとも・・・・

「お兄ちゃん・・・」
ユウはマコトを見上げる。
「・・・」
緊迫した空気が流れる。
・・・マコトは、黙ってユウの手を見つめた。

こんなに・・・こんなに傷ついている。
妖精だって・・・みんな動けなくなっている。
みんな、自分を正気に戻すために・・・必死になって、ここまでしている。
自分のしていることって・・・

「・・・ユウ」
マコトは、視線を、ユウの瞳へとずらす。
「お兄ちゃん」
ユウの瞳は・・・不安と純粋さでいっぱいだった。
「・・・っ・・・ユウ・・・!」
マコトは、へろへろと座り込み・・・ユウのことを、そっと抱いた。
「・・・お兄ちゃん・・・?」
ユウはマコトに話しかける。
「・・・ユウ、ユウ」
気がつくと・・・マコトの目には・・・涙。
「お兄ちゃん・・・」
ユウはマコトを心配する。
「ごめんな・・・こんなにケガさせて、ごめんな。ユウ・・・」
マコトは、言いたいことがたくさんあるのに・・・ごめんとしか言葉に出ない。
「喋らなくていいよ・・・お兄ちゃん・・・お兄ちゃぁあん!!」
ユウはマコトを気遣うが・・・自分まで泣いてしまう。

「なんか・・・見てるともらい泣きしそうね」
カエデがそっと言った。
「あぁ・・・僕たちには、とうてい築けないなんかがあるんだろうな」
アキトが言う。
「なんか、ほっとしちゃった」
ハナミが座り込む。

「ちょっとちょっと!!これで♯55を終わりにする気じゃないわよね?!私はまだ残ってるのよ!!」
※ミルフェアさん。いつ終わるかは、作者の勝手です。
「おっと、そうだ!いくぜぇ!!って・・・みんなひん死なんだった・・・」
リョウタが肩を落とす。
「ごめん・・・オレのせいだよな」
後ろから・・・マコトの声がする。
「マコト・・・」
カエデが心配そうに見つめる。
「マコト、オレは・・・オレは戦える」
フェマが言った。
「・・・・・・大丈夫か?」
マコトは一瞬黙ったものの・・・ここでも結局過保護さを発揮?
「大丈夫だから。そんなに過保護になんなくて」
フェマは呆れ顔。
「そっか」
マコトは安心した顔になる。

「・・・マコト、大丈夫なのね」
ハナミが言う。
「ごめん、お前らを倒して・・・証をとろうなんて、おかしいよな。こんなの・・・友情じゃないよな」
「分かってんじゃん」
リョウタとマコトの・・・ハイタッチ。

パンッ・・・

手と手が重なった瞬間・・・ネックレスと・・・マコトのフェアッチが光った。

「・・・」
フェマは、大きな翼の鳥へと姿を変えていた。
「なんだなんだ?!」
リョウタはパニック。
「あんた・・・いい加減慣れなさいよ」
カエデが呆れた様子で言う。

「ちょっとちょっと!あたしが利用するつもりで利用されちゃったじゃない!!」
ミルフェアはかんかんに怒っている。
「本当の友情を受けてみろ!!」
リョウタが言った。
「・・・そんな・・・あはぁぁあああん!!」
ミルフェアは泣き出した!

「なんだなんだ?!いつものパターンなら、姿が変わったぐらいで調子にのるな!とかいって、バトルになったのに・・・」
アキトは、いつもと違うパターンに驚く。
「あたしたちハチシモベはね!もともとはちっぽけなフェアリーモンスターなのよ!!それを、デビフェアのせいで、勝手にハチシモベとかいって、遺伝子を別のものにされたのよ!!・・・だから、命だけでも助けてよ!!」
ミルフェアは驚くべき事実を発した。
「え?!」
みんなは驚く限り。・・・しかし・・・
「それでも・・・お前のやったことは許さない!」
フェマは・・・ミルフェアを攻撃した。

「そんな・・・あぁぁああああ・・・!!」
ミルフェアは・・・倒されたかのように思えた。しかし・・・

『ヨクモ・・・ヨクモヤッタワネ!!・・・コレデアカシガヤッツ。アカシガヤッツソロエバ・・・アノトビラガヒラカレル。・・・ソウ、アトノフタツハナクテモ、トビラハヒラクノ。ソレヲソシスルニハ・・・アナタタチヲ・・・バラバラにスルノヨ!』
ミルフェアの声がする。
「10個のうち・・・8個あれば・・・あの扉が開くのか?!」
アキトが聞いた。
『ソレ!』
ミルフェアの言葉と同時に・・・まぶしい光に包まれる。
「うわぁああああ!!!」
辺りが光って・・・なにも見えなくなった。


・・・・・・

「ん・・・?」
「リョウタ~大丈夫?」
リョウタが目を開けると・・・さっきまでいたところとは・・・全く違う景色。
「あれ?みんなは・・・」
リョウタが辺りを見回す。
「それが・・・みんな別のところにいるんだよ」
フェアが言う。
「フェアッチ!」

ブーブーブー

「・・・おい・・・」
リョウタは硬直する。
「ほらね。通信もできないんだよ」
フェアが言った。
「どうする?・・・どこいけばいいんだ?」
リョウタはあせる。
「あの、デビフェアの本拠地の山へいこうよ。あれが一番デカイから、みんなもそれを目印にしてくるはずだよ」
フェアが、山を指差していった。
「あぁ・・・」
リョウタもその山を見つめる・・・そのとき・・・

『オホホホ・・・私を倒せるかしら?』

どこからか・・・声がする。

「誰だ?!」
リョウタが辺りを見回す。

『私は、四天王として、デビフェア様に派遣されたの。パルフェアよ』
パルフェアが言う。
「パルフェア・・・?四天王?」
リョウタはまたまた硬直。
「そう。四天王」
パルフェアが実体化する。
「おわっ?!どこからでてきた?!」
リョウタは腰を抜かす。

「いくわよ!!」


攻撃が放たれた!!
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