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♯6 影
2006-11-11 Sat 18:56
・・・次の日

「さぁ、進もうぜ!・・・なんかあったら、ここに逃げてくればいいんだよ!」
リョウタは朝から元気だ。
「・・・そうね」
カエデも納得していた。
「目印立てておきましょう」
アキトが砂浜に、自作の旗をさす。・・・目指せ!と●だい!と書かれている・・・。
シュウは、昨日のことが気になって仕方がない。
「・・・?どうしたんだ、シュウ」
マコトがシュウの異変に気づく。
「・・・・・・・・え?あぁ、なんでもない」
・・・反応が遅い。周囲はそれを気づきつつも、先へ進んで行ったのだった。

一番後ろから、みんなについていくシュウ。
「どうしたの?・・・昨日から変だよ?」
フェナがシュウを心配する。
「・・・なんでもねぇよ」
シュウは、早足で歩き出した。

「いやいやいやいやいや!ムリムリムリムリ~~~~!!」
ハナミはまたまた泣きそう。
・・・ここは、とてつもなく大きな火山。
「進もうぜ!噴火なんてしねぇよ」
リョウタは先へ進みはじめる。
「もう!リョウタ、まちなさいよ!」
カエデがあとを追いかけた。
その後から、みんなが続く。

『フフフ・・・キノウ、ヘンナガッキフイテタコ、アタシノコト、キヅイタミタイネ。・・・ナラ、ノリウツルマデヨ。・・・トキヲミハラエレバ、ノリウツルナンテ、カンタンヨ・・・。』

「いやいやいやいやいや!けわしいけわしいけわしいったらけわしすぎぃ~!」
ハナミのワガママは相変わらずだ。
「がんばれ!あとちょっとだ!」
リョウタは先頭に立って、みんなを応援する。
「よく他人を気遣う余裕があるわね・・・」
カエデは息を切らしている。
「ひぃひぃひぃ!こんなのお母さんのスパルタ教育よりきついよ!」
アキトは運動オンチのため、この登山はこたえている。
「フェマ、大丈夫か?」
マコトはフェマを心配する。
「・・・大丈夫だって」
フェマはそっけなく言った。
過保護なマコトは、何度もフェマを心配する。
その過保護さに、フェマは心を動かされていく・・・。


「ついた!頂上だ!」
リョウタは満足感でいっぱいだ。
「うわっ!なにこのマグマ!激キモイ!」
ハナミは根性で登ってくるなり言った。
「大丈夫か?ユウ」
マコトはユウの心配をしている。
「平気だよ」
ユウはそういうと、マグマを見に行った。

・・・そのときだった。

ズルッ!

岩で足を滑らせたユウは、マグマの中へ・・・
「ユウ!」
マコトもマグマの中へ飛び込んだ。
「いやぁああ!」
ハナミは見ていられない。
「ユウ!」
「お兄ちゃん!」
2人の手は、強く握られた。・・・しかし・・・下はマグマ。
(もうだめだっ!)
マコトは、ユウをぎゅっ、と抱きしめた。
「死ぬなぁぁぁぁぁああああああああ!!」
・・・その声の主は・・・なんとフェマ。
そのとき、マコトのフェアッチが光を放った。・・・その光は、フェマのもとへ。
そしてフェマは大きな風を起こし、ユウとマコトを上空へあげた。

「大丈夫か?」
フェマが聞いた。
「あぁ。・・・サンキュウ」
マコトはフェマを見上げた。
「あのフェマが・・・人助け?」
フェロは驚きを隠せない。

マコトの過保護さが、フェマの心を大きく揺らす。・・・それは、人を心配するキモチを、自然とマコトが教えているからだろう。


・・・その夜

みんなはぐっすり眠っている。
そんな中、キレイなハーモニカが響き渡る。
「今日もハーモニカ?」
フェナが言った。
「まぁな」
シュウはそういって、また吹き始める。

・・・悪の魔の手が伸びる。
『フフフ・・・チャンスヨ。・・・ノリウツッテヤル!!』
シュウの中に、怪しいモノが入り込む。
「・・・!?」
とっさにおこる、激しい発作。
「シュウ?!どうしたの?!・・・シュウ!」
フェナはどうしたらいいか分からない。

・・・シュウはそのまま倒れこむ。

『フフフ・・・アナタタチニ、デビフェアサマハタオサセナイ。・・・ソノタメニ、チョットカラダヲカリタノヨ。フフフ・・・ハハハハハハハ・・・!』
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