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♯47 感情
2007-01-04 Thu 21:54
「・・・ここ・・・」
ヒカリは正気に戻る・・・まわりには、たくさんのコンピュータープログラム。
「・・・すいません」
・・・どこからか聞こえる声。
「誰?」
ヒカリは冷静に聞く。

「ごめんなさい。・・・あなたを洗脳させてもらいました」
「あなた・・・」
どこかで聞いた声。
「はい。これで3度目の洗脳です。毎回ごめんなさい。・・・僕の名前はケンです。・・・お願いします。ここから出してください。・・・今はハチシモベの7人目、プラフェアがいません。今こそ抜け出すチャンスです。そこのパソコンを操作してくれませんか??」
ケンが頼んでくる。
「それはいいけど・・・」
ヒカリはコンピューターを操作し始めた。


「シュウ!」
フェナがシュウの服をひっぱる。
「いつものシュウらしくないよ!なんでそんなに焦ってるの?!」
フェナのその声で・・・シュウは止まった。
「・・・」
「どうしたの?なんでそんなに焦ってるの?」
フェナが聞いた。
「・・・出井花と・・・一緒にいたんだよ。そんとき・・・アイツの異変に気づいてやれればよかったんだ・・・」
シュウは座り込んだ。
「・・・」
フェナは黙り込んだ。

また・・・そうやって自分を責めるんだね・・・

「・・・で、どこに行こうとしてたの?」
フェナは気を取り直す。
「あの建物だよ。洗脳されたなら、あそこに行った可能性が高い」
「・・・ユウ、大丈夫かな?留守番??できてるかな」
フェナはうずうずしている。
「・・・オレが、焦りすぎたから・・・自分勝手だよな、すまない。お前にも迷惑掛けて」
シュウはさっきから自分を責めてばかり。
「すまない、ごめん」

何で?・・・さっきから誤ってばかり。
何か起こったらすぐ自分のせい。・・・本当はこうだったとか、感情ださずに、すぐ自分が悪かった、ごめんなさい・・・
そっか、シュウはへりくつの1つたらせないんだ。

「・・・ねぇ、自分勝手じゃないよ。それ」
フェナが言った。
「だって・・・どうしようとシュウの勝手。今、どうしたらいいかなんて、決めるのは自分。いいじゃん。このままで」
フェナは続けた。
「・・・いったじゃない。僕はシュウについていく。シュウのためなら、なんでもする」
シュウが顔を上げる。

「・・・」
シュウは黙って・・・隣にいるフェナの手を握った。
その手は・・・震えを放っていた。・・・フェナにも伝わった。

・・その震えの中に・・・何があるの?
悲しみ?罪悪感?それとも・・・安心して力がぬけてるとか?
まだまだわかんないや。ごめんね。
でも、こうして、手を握ってくれたのって・・・何気に頼りにされてるってこと??
いや、また自己満足にひたるのはやめとこう。うん。
シュウの隣に、ずっとずっと・・・いるからね。

「・・・どうする?いく?帰る?」
フェナが聞いた。
「とりあえず・・・いってみるよ」
シュウはそっと・・・フェナの手を離した。
「・・・」

実は、もうちょっとぎゅっ、てしててほしかった・・・なんてのが本音かも。
だって、シュウが、やっとみんなみたいな子供に見えたんだもん。
それは高望みか・・・ってか、ある意味、1番性格合わないの僕らかも・・・
まぁ、これは、今回は言わないでおこっ


・・・

「最後に、そこでPet Scm Sys Rqを押して・・・」

ポチッ!

「・・・ありがとう!これで・・・結界がとれたよ・・・本当にありがとう」
ケンはお礼の繰り返し。
「うぅん」
ヒカリは首を横に振る。
「・・・そうだ、あなたの仲間を・・・プラフェアが狙っています!早くいきましょう!」
ケンが思い出すように言った。
「そこまでだ!!」
何者かが入ってきた!
「お前は・・・プラフェアの部下だな?!」
ケンが言う。
「また洗脳して!さぁ!おとなしく結界に入れ!」
「やだよ!」
ケンが言い返す。
「なら・・・攻撃するまで!!」
部下は攻撃準備。
「どうしたら・・・」
ヒカリは迷っている様子。
「それ!」
部下は・・・なんと、う●ちを投げてきた!
「なんだそれ~~!!!」
ケンとヒカリは逃げまくる!


・・・そのころ

「フェム!」
「うん!」
「ちっ、・・・1人残っていたか・・・まぁよい。1:1で、我がプラフェアに勝てるわけない」
ユウとプラフェアの1:1?!
「ユウ!なんとかして・・・みんなを起こしてきて!僕は戦うよ!」
「分かった!」
ユウは走り出す。
「そうはさせるか!」
・・・1面に・・・霧が張られる。
「なんにも・・・見えないよ」
ユウが困ったように言った。
「うわっ!」
「フェム?!」
フェムの声がする!

・・・霧が晴れた!

「フェム!」
ユウがフェムを探す。
「ハハハ・・・」
プラフェアの笑い。
「・・・なにこれ・・・水の結界につかまったよ・・・!」
フェムはもとの姿に戻ってしまった!」
「そこの子供!それ以上動いたら・・・コイツの命はないぞ!」
「汚いよ!!」
ユウが反論。
「汚い?・・・快楽を信じるものが悪いのだ!!簡単に快楽を信じる、お前等がな!!」
「くっ・・・」
プラフェアの気迫に、押されるユウ。
「ハハハ・・・これで終わりか・・・!」
プラフェアの高らかな笑いが響いた。


・・・一方

「・・・この建物に・・・ヒカリ、いるのかな?」
フェナが言った。
「・・・」
シュウは黙り込む。
「今・・・どう思ってる?」
フェナが聞いてきた。
「・・・なんとなく・・・こん中に本当にいるのか・・・とか」
シュウが言った。
「やっと、素直な感情でたじゃない」
フェナが笑った。・・・フェアッチが光った。

白色に・・・青色のライン。
キラキラする・・・金色の目。
形は、人間を何回りか大きくしたって感じだろうか。手と足の区別が付く。
顔はなんとなく、少しかっこよくなった程度の狼って感じ。
そして・・・緑色の羽。

「・・・微妙?」
フェナが聞いた。
「自分でも微妙だと思う・・・」
フェナはトホホ・・・って感じ。
「・・・別に、そんなことないんじゃねぇの」
シュウはそっぽを向いて言った。
「うれしいよぉおお!!・・・じゃぁ、背中にのって、Ready Go!」
フェナが言った。

・・・シュウの足が・・・地面を大きく蹴り上げる。


感情をもって。それを人にあらわして。


2人は、風を受けて・・・前へ進んだ。
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