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♯4 チカラ
2006-11-09 Thu 20:45
「いやいやいやいやいやぁ~!ムリムリムリったらムリぃぃぃ~!」
ハナミはもう泣きそう。弱音を吐き始めた。
「なんなんです?あれは!」
アキトはビックリしながら、フェロに聞いた。
「あ~あれはですね、プランクトン遺伝子搭載、画期的なシステムでバレエダンサーのようなしなやかな動き・・・」
「うっせえうっせえうっせええええ!!!」
リョウタの切れ気味は相変わらずだ。

「・・・逃げるが勝ちっ!」
みんなは逃げる体勢へうつった。
・・・しかし、差はいっこうに広がらない。
「カタツムリのくせに早すぎだろ!」
リョウタは文句をつける。
「普通の世界じゃないからな、ここ」
シュウはいたって冷静。
「どういうことだ?!」
マコトはただただ聞くことしかできない。
「だからいってるでしょ。画期的な最新歯車搭載の、電気エンジンシステムの身軽な動き・・・」
「うっせえっつってんだろ!」
フェロとリョウタはもはや喧嘩気味。

「うわぁ!」
ユウが転んでしまった!
「ユウ!」
マコトがユウのもとへ。
「大丈夫だったか?!」
マコトはかなりあせっている。
「うん」
ユウは凛とした瞳で言った。
「危ない!」
カエデの叫び声でマコトは我に返る。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
もうダメだ、とマコトはユウを守る体勢に入る。
みんながあきらめかけた、そのとき・・・
「うわっ!!」
なんと、リョウタがマコトの身代わりになっていた。
「リョウタ!・・・なんでっ・・・!」
マコトは後悔を隠せなかった。
「いってくれ!・・・オレは・・・なんとかなる!」
「でもっ!」
カエデはほっておけない様子。
「行こう。本人もああいってるんだし」
自分にしか興味のないフェマは、とっとと逃げるさんだんを示す。
「・・・リョウタごめぇん!」
アキトも走り出した。
「あ!まちなさいよ!」
カエデが追いかけ・・・みんなも追いかけた。

(くそ・・・どうすればっ・・・!どうすれば抜け出せる?!)
カタツムリの手に巻きつけられているリョウタ。
「リョウタ!」
フェアがリョウタを助けようと必死だ。
「お前もいけよ!」
リョウタは、かっこわるいところを見せられない。
「いやだ!」
フェアは否定。
「いけ!」
「いやだ!」
「いけよ!」
「いやだ!」
フェアはリョウタを助けるまで、あきらめない。
「だって・・・パートナーじゃんか!」
「いいって!まだあったばっかだろ?!・・・本当の友達きどんなよ!オレは、妖精なんかに守られるほど、弱くねぇ!」
お互いの必死の主張。
「いやだ!離れない。人間と妖精でも、パートナーだろ?!守りてぇよ!」

そのとき、リョウタのフェアッチが光った。
その光は、フェアのもとへ・・・
「これはっ?!」
まぶしい光。フェアに力がみなぎる。
「うらああああああああああ!!」
今までにない威力の、大きな火の玉!

ああああああぁぁぁぁっ・・・

カタツムリは焼け死に、リョウタは無事助けられた。
「・・・あんなわざ使えたのかよ」
リョウタは息を切らしていった。
「あの光をあびたら、力みなぎった」
フェアは信じられないというような声で答えた。
「・・・サンキュ」
リョウタは負けを認めたのか、お礼をいった。
「いいって!・・・みんなのとこまで競争だぁぃ!」
フェアは進み始める。
「あ!おい!まてよ~!!卑怯だろ!お前ういてるだろ~~!」
リョウタはフェアを追いかけた。


・・・不思議な力が、今、開かれた。
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