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♯39 失踪
2006-12-25 Mon 22:46
「・・・ん・・・」
目を開けると・・・一面に広がる自然。
「きたのね・・・妖精の世界に」
カエデが起き上がって言った。
「あぁ・・・で、どうすんだこれから」
リョウタが聞いた。
「とりあえずシモベを倒さんことには・・・」
フェロが戸惑うように言った。
「いきなり戦うの?!」
アミとハナミが、声を合わせて言った。
「しょうがないんだ、アミ」
フェスが言った。

「・・・なんだあれ、あんな建物あったっけ?」
アキトが、何かを指差して言う。
「本当、あんなのなかったわよ」
カエデが驚く。
「感じる、誰かが、助けを呼んでる」
突然ヒカリがしゃべりだす。
「・・・ヒカリ?」
リョウタが不思議そうな顔で、ヒカリを見つめる。
「あの中に・・・人間がいる。デビフェアのシモベに捕まった子・・・なんらかの原因で、この世界に来た子・・・」
「どういうことだ?!」
マコトが問い詰める。
「・・・!」
ヒカリが何かを感じ取る。
「・・・どうしたんだ?」
シュウが聞いた。
「何か・・・きそう」
ヒカリが言った瞬間・・・

バシッ・・・!

なにかが木にささる。

「なんだこれ?・・・矢・・・?」
リョウタが近づく。
「なにかついてるよ」
ユウが矢をひっぱる。
「手紙だ!」
リョウタが叫んだ。
「え?!それって、よくマンガとかアニメである、予告状とか・・・ダイイングメッセージ!」
「なんでダイイングメッセージなんだよ」
アキトの意見に、マコトが文句をつける。
「読んでみましょ」
カエデが言った。
「あぁ・・・」
リョウタが紙を開く。


消えてくよ・・・1人、また1人・・・


「・・・なにこれ・・・」
アミが声を出す。
「消えるって・・・」
アキトが、いかにも怖いです!、というふうに言う。
「・・・うぅ~ん。そういえばヒカリ、さっきの子供って一体なんなんだ?」
リョウタが振り返る。
「ヒカリ!」
ヒカリはその場に倒れていた。
・・・シュウのパソコンがなる。

ピピッ!

『わしじゃ!』
「おいクソジジイ!ヒカリがぶっ倒れたんだなんとかしやがれそれとへんなてがみが・・・・」
リョウタは口を達者に動かす。
『なにをいっとるかわからん!・・・ヒカリを少々解析してみるかの』
フーミンが、調べ作業に入る。
『・・・何者かに洗脳されていたようじゃ』
フーミンが驚くように言った。
「洗脳って・・・誰にだよ?!」
リョウタが問い詰める。
『得体の知れんやつじゃ!・・・わしの推測では、あの中に閉じ込められている子供からである可能性が高いと思うんじゃ』
フーミンが言った。
「なんなんだよ、オレたちに助けを求めたって事か?」
マコトが聞いた。
『それは分からん!』
「なんだよ、それと・・・1人、また1人消えるってのが・・・」
『じいさん!今日は・・・!』
『いかんいかん!それじゃぁの!』

ピッ!

「・・・またかよ!自分の都合で勝手にきりやがてぇえええ!!」
「ねぇ!ここ、電気使えないんじゃなかったの?!」
カエデが疑問をぶつける。
「あ、それ、電池式にしたから」
シュウが答えるように言った。
「メールできる?!お母さんにメール・・・」

圏外

「・・・そりゃそーよね!どーせ圏外よね!!」
ハナミは開き直り。
「・・・ねぇ、さっきからアミの声がしないんだけど・・・」
カエデが見渡す。

「・・・いない・・・よ?」
アキトが、信じられない!というように言う。
「嘘だろ?!まさか、あの予告どおりに・・・」
「いや、でも、単なる偶然という可能性も・・・」
マコトはわずかな可能性にかける。
「・・・みんな・・・離れるなよ・・・」
リョウタが、みんなの手を握る。

「アミを探しにいきましょ・・・みんなで手をつなげば・・・」
カエデが言った。
「ヒカリはどうするの?」
ハナミが振り返る。
「・・・あれあれ?さっきまでここにいたのに・・・」
アキトがあたりを見回す。
「きえ・・・た・・・?」
「なんで?!ヒカリは動けないはず・・・」
カエデは驚くばかり。
「あの予告・・・本当なのか?!」
リョウタが叫んだ。


・・・そのころ

「ふんふーん♪最近つまんなかったんだよね~」
怪しい声。ちょっと子供に聞こえる。
「おもしろいよね。ボクの魔法って・・・テレポートできちゃうんだもん。それを、消えた、って信じるヤツ等もバカみたい。でも、ちょっと魔力の関係で、8回しか使えないんだよね。・・・誰を1人にしようかなぁ?」
怪しい魔の手は・・・子供達を襲おうとしていた。


「・・・次は・・・誰が消えるのか・・・まさかボク?!」
アキトがびくびくする。
「敵は妖精は残して、人間だけを消してるけど・・・」
フェスが言った。
「大丈夫よね?!手、つないでるから・・・」
ハナミが自分に言い聞かせる。
「どんなことがあっても離すな!う●こしたいときも離すな!」
「きもちわるいこといわないでよ!!」
リョウタのボケにカエデがつっこみ・・・リョウタをはたいた。
その時・・・

「なんだよ~、そんなにおこんなよ・・・?」
「カエ・・・デ?」
カエデの姿が・・・なくなった。
「いやいやいやぁあああ!!」
ハナミが叫ぶ。

消~えた 3人目が 消~えた・・・

「なにっ?!」
ユウが驚く。
「なにもんだ?!おとなしく正体をあらわせ!」
 やーだね♪
「なんだとぉ!?聞いてりゃ生意気な・・・」
リョウタがキレる。

ボクからは逃れられない・・・1人になるのはだ~れ?

そういうと・・・声はなくなった。

「誰だったんだ?!姿現さないなんて卑怯な・・・」
リョウタはキレモード。
「怖いよ」
ユウが弱音を吐く。
「ユウ・・・」
マコトがユウの手を握る。

カラカラカラ・・・

「あ!ボクの10円!」
ユウがあわててひろいにいく。
「なんで10円なんかもってんだ?!」
リョウタは驚く。
「だってね、これは・・・」
ユウが振り返ろうとした瞬間・・・

「・・・消えた・・・?」
ユウがいきなり・・・消えてしまった。

消~えた 4人目が 消~えた・・・

「またあの声・・・」
みんなが恐怖心につつまれる。
「はぁ、どーすりゃいいんだ?・・・つぅか、犯人はどこに・・・」
リョウタがぶつぶつとつぶやく。
「うっ・・・」
アキトが暗い声を出す。
「どうした?」
マコトが聞く。
「う・・・うん・・・」
「いわないで~~!これ以上は乙女の前じゃいっちゃいけないのよ~~~~!!!」
ハナミが叫んだ。
「しょーがねーな、オレがつきそってやるってば」
リョウタはアキトと一緒に、用を足しに行った。

・・・5分後

「・・・おそくないか?」
マコトはイライラ。

消~えた 5人目が 消~えた・・・

「え?!・・・どっちか消えちゃったの?!」
ハナミが驚く。
「うわぁああああああ!!!!」
アキトの叫び声。
「消えたのは、リョウタか!」
マコトが言った。
「た~~~すけ~~~・・・・」
声が途絶える。
「奥大辞?!」
シュウがアキトを呼んだ。

消~えた 6人目が 消~えた・・・


次々に・・・みんなが消されて行った。



言ったじゃない。ボクにはさからえないんだよ・・・。


最後の1人はだ~れ?
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