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大型番外編企画 8話ブログ ~暇は作者を救う~
2006-12-20 Wed 21:54
リョウタ「ユウ、お兄ちゃんとケンカしたことあるのか?」
マコト「なんでいきなりきいてんだよ」
ユウ「ある」
ハナミ「どっちが悪かったの?」
ユウ「どっちもどっち」
アキト「被害者いた?」
マコト「シュウの寮が破壊寸前」
カエデ「なにがあったのよ・・・」
ユウ「あのねぇ」


           君のトナリо


・・・マコト宅

「どうしよう」
「なにがあったんだ?」
「おにいちゃぁ~ん!」
ユウが、いきなりマコトにしがみついた。
「どうしたんだ?!」
「あのね。僕ね、ケーキもっていかないと怒られるの」
「誰にだ?」
「クラスのいじめっこに」
「なんだそれ、オレが買ってきてやるよ」
「手作りだって」
「はぁ?!」

ユウは、クラスのいじめっこに、手作りケーキを持ってくるよう頼まれたらしい。
『もってこなかったときには・・・アレだからな!!』
アレとは、バスケットボールを100発投げられるいじめのこと。
「どうしよう。お兄ちゃん作って!」
「作れるかよ」
「あはぁああああああん!!!!」
ユウは泣き出した。
「まいったな・・・」


ピーンポーン

「あ、竹松?シュウだけど、この間の参考書・・・」
「・・・!助けてくれ!」
マコトがとびついた。
「どうしたんだ?」

「・・・ケーキを作れ?」
「うん。じゃないと・・ボク・・・」
ユウは不安そうな顔。
「忙しい」
シュウは拒否。
「参考書返してほしくないのかぁ?」
マコトが脅す。
「・・・分かったよ、終わったら、とっとと参考書返してくれよ」
「やった!」
マコトはブイサイン。

「いいにおい~」
ユウはにおいをかぐ。
「ほら」
シュウはユウに渡した。
「ありがとう!」
ユウはにっこり。
「・・・で、参考書は」
「はいはい。これだな」
マコトは参考書を返す。
「そんじゃ」
シュウは帰っていった。

「じゃぁ、いってくるね」
「まて、オレもいく」
マコトがついてくる。
「いいよぉ」
「いいから」
2人の意見のくいちがいだ。


・・・児童公園

「お、もってきたな?」
「・・・これ」
ユウが差し出す。
「よし!お前の事は信じていた」
「帰っていいでしょ?」
ユウがそっと聞く。
「まて、これから、みんなでパーティーをやるんだ。そのために、お前にケーキをもってこさせたんだ。お前も来ないか?」
にやにや笑う、いじめっこと、そのとりまき。
「・・・いいの?」
「あぁ」
「それじゃ・・・」
ユウがいこうとした、そのとき・・・

「なにいってんだ!そんなこと言って、なにかたくらんでいるんだろ?!」
マコトが間に割りこむ。
「な・・・オレたちは、みんなで遊ぼうと想ってるだけだよなぁ?」
年上の登場に、ビビるいじめっこ。
「お兄ちゃん!」
ユウが止めに入る。
「ユウ、どうするんだよ」
いじめっこが聞く。
「・・・こんなヤツら、ほっておけよ。・・・帰るぞ」
マコトがユウの手をひっぱる。
「帰るきかよ!」
いじめっこのとりまきが言う。
「お兄ちゃん!」
ユウが叫ぶ。
「うわっ、コイツ、小学生にもなって、お兄ちゃんだってよ!」
いじめっこが笑う。


・・・少し歩いて・・・マコトの手が離れる。

「なんで・・・なんであんなことしたの?!」
ユウが問い詰める。
「お前が心配だっただけだ!」
「お兄ちゃんのバカ!明日からいじめられたら・・・お兄ちゃんのせいだからね!!」
ユウはどこかに走っていってしまった。
「ユウ!」
マコトは・・・おいかけられなかった。


「はぁはぁはぁ・・・」
ユウの足が止まった。
(どうするんだろう・・・これから・・・ボク・・・)

「わーわー!!」
子供の遊び声。
「なにここ・・・寮だ・・・」
ユウがじっ、と見つめる。
「君、迷子?」
突然声をかけられる。
「え・・・」
「よくみたら、あたしと同い年?あたし、アミ。この寮に住んでるの」
アミはユウの手をひっぱる。

「シュウにいちゃぁん!外に迷子が・・・」
「は?迷子・・・って花山?!」
シュウは驚く。
「・・・うわぁあああああん!」
ユウが泣き出した。

「ユウ!」
聞き覚えのある声。
「・・・おにい・・・ちゃん?」
ユウが顔を上げる。
「なにやってんだ!さがしたぞ!」
「お兄ちゃんの顔なんか見たくない!どっかいけ!」
「オレはユウが心配で・・・」
「バカバカバカバカ!どっかいけ!」
ユウが物を投げまくって大ゲンカ!
「やめてよ~!」
寮のみんなの声さえもムシ!

(ヤバイな・・・)
シュウが腕を組む。
「・・・」
シュウはなにかを作り始める。

「ほら、お前ら、これでも食っておちつけ」
シュウが間に入る。
「パフェ?!」
ユウが目をむける。
「ほら」
2人は、言われるがままに座る。

「いただき・・・??」
2人は目をこする。

(やっべー、オレ、メロン苦手なんだよ)
(ボク・・・クラッカー食べられない)
2人とも、苦手なものがあったのだ!

「・・・」
シュウはそれを察して・・・こう告げる。
「全部食ってくれよ。洗い物困るから」
「シュウにいちゃぁん。オレらのは?」
「さっきポテチくっただろ」

・・・2人とも、苦手なものをよけてたべる。
・・・マコトがそれを察した。

「ユウ・・・大丈夫か?」
「食べられるもん!」

ガリッ!

「ヴォェ~~~」
ユウはまずそうな顔。
「・・・食ってやろうか?」
「いいよ!お兄ちゃんこそ、メロン食べられないじゃん!」
「・・・」
「・・・」
「食べて?」
「オレも食って?」
2人が素直になる。

「ごちそうさま~」
2人は食べ終わった!
「・・・おにいちゃん・・・ゴメン。心配かけて・・・」
「いや、オレも無鉄砲だった」
2人は笑顔を戻す。

「さよなら~!」
ユウは手を振る。

マコトの手が・・・あったかい。


お兄ちゃん。ボクね、今分かった。
心配されるって・・・あったかいってこと。
ねぇ、ボクまだ・・・


君のトナリにいて、いいかなぁ?




ハナミ「はぁ、おもしろかった」
皆「え・・・」
ヒカリ「なんか最終回だって」
リョウタ「そっか!これで番外編終わりか!」
シュウ「またヒマがあったらやるらしいけど」
皆「いいのか悪いのか・・・」

作者「番外編!書いてて楽しかったり、自分で考えたり・・・。みなさんの、『君』は誰ですか?」

それじゃ、また、どっかであいましょう!

by キャンディ

大型番外編企画 8話ブログ ~暇は作者を救う~ END
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