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♯32 闘志
2006-12-18 Mon 21:25
・・・なにが・・・なにがあったんだ?!

「行き止まりよ!」
カエデが突っ走るリョウタを止める。
「くそっ!この中に・・・シュウがいるのか?!」
「たぶんな・・・どうにかならないのか?!」
マコトもあわてている様子。
「小さな炎で攻撃すればよさそうですが・・・」
フェネがドアを触っていった。

「炎系なら任せろ!フェア!」
「OK!リョウタ、いくよ!」
リョウタの合図とともに・・・攻撃が発射される。


バンッ!

「開きましたで!」
フェロが叫んだ。
「シュウ!」
リョウタがとびこむ。・・・しかし・・・

「・・・い・・・ない・・・?」
アキトの足は震えている。
「くそ・・・遅かったのか?!」
マコトが壁に手をぶつける。
「なんで・・・噴水があるの・・・?」
カエデが不思議そうに近寄る。
「なにあれ?!」
ハナミがおどろいたように叫ぶ。
「どうしたんだ?!」
「きょ・・・巨大グモよ!」
ハナミは腰を抜かす。

「な・・・なんだ・・・?あれは、タランチュラだ!」
「タランチュラって・・・猛毒の?!」
アキトの解説に、カエデは驚く。
「こら~~!そこのデカグモ!シュウをどこへやった!」
リョウタは脅迫気味に言う。
『ア・・・・アノコハ・・・ワタシノイノナカ・・・ワタシノタカラのフンスイ、イジッタ』
「噴水をいじった?!」
カエデは驚く。
「胃の中って・・・食われたってことか?!」
マコトが言う。
『ワタシノイハ、イクウカン・・・エイエンニデラレナイ』
「そんなぁ・・・」
ハナミは座り込む。

「なんだか知らないが・・・シュウを返しやがれ!」
リョウタが叫ぶ。
「ユウ、アキト・・・ここなら、水もあるし、広いし天井も高いわ。・・・進化できそうよ」
カエデが耳打ちする。
「うん!」
「だな!」


いけ~~~!進化だ~~!

「・・・もっとかっこいいのないの?!」
「しょうがないだろ?!僕、こういうのしか知らないんだ!」
「セリフのケンカしてる場合なの??」
3人が言い合ってるうちに・・・進化完了☆


「まって!」
ハナミが止めた。
「どうしたの?」
カエデが聞く。
「もし・・・これで巨大グモを倒したら・・・シュウはどうなるの・・・?」
ハナミが不安そうに言う。
「あ・・・」
「・・・かまうかよ!アイツなら生きれる!オレは戦うぜ!」
「リョウタ!」
リョウタがみんなの前へ出る。
「フェア!あの技だ!」
「・・・うん」
『ハハハ!キカナイノ。ツギハコッチナノ』
「きゃぁぁああああ!」
ハナミがキンキンした声で叫ぶ。

「相手は土属性でっせ!」
フェロが言う。
「相手は土属性・・・僕じゃむりだよ・・・」
ユウは泣きそうな声で言う。

「なにあきらめてんだよ!戦えよ!」
「なにいってるのよリョウタ!もし攻撃したら・・・」
カエデは、そのあとの言葉を言うのをためらった。
「なんだよ・・・戦わないと、おれたちみんなしんじまうだろ?!」
リョウタが叫ぶ。
「・・・リョウタ・・・」
フェアがとなりでささやいた。


・・・胃の中・・・

「・・・・・・気味悪いよ・・・」
フェナが周りを見渡す。
「あぁ・・・前も見えないな・・・」
シュウはそういって・・・少しずつ、歩き出す。
「うわぁ?!へんなえきがでてきたよ?!」
「胃液だ・・・このままじゃとかされるぞ」
「えぇぇぇぇえぇぇぇぇ?!?!?!?どうしようどうしよう!」
フェナは驚くばかり。
「破ったり・・・できねぇのかな・・・」
「ねぇ・・・フェアッチ・・・使える?」

ブ~~~~・・・・

「・・・ダメだ。さっきの攻撃で、こわれちまったみたいだ」
「えぇ?!じゃぁ、僕、技も使えないってこと?!」
「・・・たぶん・・・」
「そんなぁ~~~」
フェナは、がっくり。
「とりあえず、うえにあがるか・・・」
シュウはそういうと、走り出す。
「シュウ・・・なんでそんな・・・冷静なの?」
「冷静というか・・・」


・・・オレはアイツらを信じてる。


「・・・おい!たてよ!このままじゃ、なんにも起きないで、シュウが死ぬだけだ!」
リョウタが説得する。
「いやなの!!あたしは・・・もう・・・なんのためにもならない戦いなんて・・・いやなのよ!!」
ハナミは泣き崩れる。
「あたしも・・・どっちにしろ・・・シュウの命がなくなっちゃうなんて・・・」
カエデもこればかりは、と本音を見せる。
「僕も・・・」
「だめだ・・・僕も戦えないよ」
「・・・あたしも、今回ばかりは」
「みんな・・・」
リョウタは立ち尽くす。
「・・・マコト・・・」
リョウタはマコトに最後の望みを託す。

「オレ・・・戦えない」
マコトも迷いをふりきれない。
「リョウタ・・・シュウなら・・・きっと・・・」
「なにいってんだよ?!お前らバカか?!アイツは・・・一人でなんでもできる、完璧なやつだよ!そんなヤツが、わざわざ連絡よこして、助けをまってるんだよ!オレたちは・・・アイツに頼られたんだよ!それに答えようとか、想わないのかよっ・・・!」
リョウタは一気に叫ぶ。
「・・・オレは戦う。目の前の敵のほうが強くても、諦めない。諦めてなんか・・・いられない」
「リョウタ・・・僕も戦うよ」
「フェア」
「だって・・・リョウタのその闘志・・・僕は好きだよ」
「・・・お前・・・」
リョウタは、その思いをしっかり受け取る。

・・・オレは、闘志で戦う!


「・・・フェアッチが・・・」
フェアが大きな輝きを見せる。フェアッチも・・・ネックレスも。
「な・・・なんだ?!」
リョウタは驚くばかり。
「・・・赤い・・・恐竜だぁあああ!!」
リョウタは大声で叫んだ。
「・・・よし!戦うぜ!」
リョウタは、その恐竜にとびのった。
「・・・シュウが体の中にいるなら・・・顔をねらうしかないだろ!フェア!」
「OK!」
フェアは・・・大きな炎で攻撃。

「土属性には、日属性は効果的なはずだ!」
リョウタは計算済み。
「あのリョウタが・・・そこまで計算して・・・」
カエデは声を出した。

『ソンナ・・・バカナ』

巨大グモは・・・消え去った。

「・・・いやったぜぇぇぇえええい!」
リョウタは叫んだ。
「・・・シュウは?!」
カエデが言った。
「あ・・・」
みんなの空気が・・・暗くなる。

あつぅうううううううううううううううい!!!!

どこからか・・・大きな叫び声。

「シュウってばヒドイや!あんなアツイところを飛ばせるなんて!」
「じゃぁお前はあのまま焼け死んだほうがよかったのか?」
「それはヤダけど・・・それにしても・・・あの炎のおかげで助かったのかヒドイめにあったのか・・・」

「・・・お前ら!なんで・・・」
リョウタが駆け寄る。
「なんでじゃないよ!炎のおかげで・・・」
フェナの説明によれば・・・


・・・胃の中

「うわぁ?!上のほうは燃えてるし、下は胃液だよ~!オレら死ぬ!」
フェナはパニック!
「・・・たしか・・・」
シュウがなにかをとりだす。
「・・・?・・・なにこれ」
「なにって・・・加熱防止布団」
「そんなのあるの?」
「これかぶれ」

スッポリ!

「・・・これで・・・なにすんの?」
「炎の中を飛ぶんだよ」
「ムリなこといわないでよ?!あんたバカ?!」
「顔は燃えてなくなってるから、そこから出れる」
「そうじゃなくって!やけしぬよ!」
「人を信じろ」
「・・・分かったよ・・・いくよ!」


「・・・というわけで・・・人がどんだけ熱い思いしたと想ってんのさ!」
「そんなのオレだって同じだ」
「キー!オレ、またネジとれてきた・・・」
フェナはおちつきを取り戻す。

「リョウタはん。リョウタはんの闘志の証・・・ひかりましたで!」
フェロがいう。
「リョウタ・・・ごめん」
マコトが誤ると・・・みんなも謝りだす。
「いいんだよ。・・・オレも悪かったし・・・」
リョウタは苦笑い。

「そうだ、そこの噴水から、繋ぎの谷にいけるとおもうぞ」
シュウがいう。
「ほんとに?!」
「あぁ。ちょっと、噴水にはいってくれないか?」

みんなが中にはいる。
「これを・・・」


ポチッ


「うわぁああああ!!」
みんなが飛び上がる。

「きゃっほ~♪でれた~って・・すぐに繋ぎの谷におっこちるの~~~?!?!?」
ハナミが叫ぶ。

「うわぁああああ!!!」


こうして・・・洞窟から出ることが出来た。


8人は・・・人間界で、なにをえることになるのだろうか・・・

そしてまた・・・ここに戻ってくるのだろうか・・・。
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