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大型番外編企画 8話ブログ ~暇は作者を救う~
2006-12-17 Sun 11:43
カエデ「シュウ、その、いやなことってなんなの?」
シュウ「・・・ちょっと、な」
フェナ「なんなんだよ~教えてよ~」
リョウタ「いいじゃんか。教えてくれよ」
ハナミ「気になるじゃない」
シュウ「・・・じゃぁ、少しだけな」


           君と生きる


ジリリリリリリリ・・・・!

「・・・」
ばしっ、と目覚ましを止める・・・午前4時30分。
「朝飯か・・・」
布団から起き上がり・・・台所へむかうシュウ。

・・・いつもなら寮主のおばぁちゃんがいるのだが・・・今日はいない。

・・・持病で倒れて・・・病院にいるからだった。

「えっと、25人の朝飯か・・・卵ってどこにあったっけな」
サクサクと作業を進めるシュウだが、ただ朝食を作ればいいわけじゃない。

午前5時

「シュウにいちゃぁん~おもらししちゃった~」
4歳の女の子。
「は?あとで洗濯するから、オレの布団で寝てろ」

午前5時10分

「シュウにいちゃぁぁん!あかちゃんがないてる~!」
7歳の男の子の苦情。
「え?!これでも飲ませておけ」
ミルクをほんなげた。

午前5時15分

「ねぇねぇ~私のお人形がどっかいったの~!」
6歳の女の子。
「は?あの人形は修理にだしたばっかだろ」
「あ、そっか」


シュウにいちゃん!おにいちゃん!助けて!ねぇねぇ~ ・・・

早朝から、うっさくてたまらないのが寮である。


午前6時

「お兄ちゃん~おはよ~」
小1の男の子だ。
「もう起きたのか?」
「うん。眠れないの」
なべに近寄る。

「あんま近づくなよ」
「分かってる・・・あ!」

ガッシャーン!

なべをひっくりかえした!・・・さらに・・・

「油にひが!」
なんと、油に火がつくという、大火事になってしまった!

「・・・とりあえず、お前、逃げろ!」
シュウは男の子を逃がすと・・・1人1人の部屋へ。

「おい!寮が火事になっちまったから、窓からでろ!」
「え?!マジで?!」
みんなが寮から出る。
「とりあえず消防署に連絡して・・・」
シュウは公衆電話から消防署に連絡する。

「ねぇ!1人足りないわよ!」
シュウの1つ下の・・・アミが声をかける。
「え?!・・・アイツか?!」
そう。1番最初に逃がした子が・・・いなかった。
「くそ~~~!!!」
「危ない!やめて!」
アミがとめたのもつかのま・・・シュウは火の寮の中に入っていった。


「くそ・・・どこだ?!」
シュウはひたすら歩くばかり。
「はぁはぁ・・・」
荒い息が聞こえる・・・男の子がよこたわっている。
「おい!しっかりしろ!大丈夫か?!」
シュウがかけよる。・・・目をつぶって・・・意識がもうろうとしていろみたいだ。
「・・・あ・・・・が」
男の子は必死になにかを伝えようとしている。

・・・・

なにかを伝えようと、口を必死に動かすが・・・声にならない。

・・・火は容赦なく・・・2人を打ち付ける。
シュウは、男の子をかかえて・・・寮から出た。


ウ~~~~・・・・

消防車のサイレン。・・・男の子は病院に運ばれる。
「大丈夫なの?!」
アミがシュウに聞く。
「・・・」
シュウは黙ったまま。
「・・・病院に・・・いきましょう。みんなで。おばぁちゃんにも、言わなきゃでしょ?」
アミが口にしたと同時に・・・みんなが救急車を追って走り出す。

寮はめらめらと燃えていた。


・・・病院

「そうかい・・・で、みんな無事よね?」
寮主がみんなの顔をみる。

ガラッ!

ドクターが入ってきた。

「・・・残念ですが・・・あの男の子は・・・息をひきとりました」
突然の宣告。
「・・・・そんな・・・なんで?!」
アミが座り込む。
「・・・あはぁ~~~ん!」
みんなが泣き出した。
「そんなことって・・・」
寮主も・・・言葉を失う。

「・・・すまない・・・オレの・・・オレのせいなんだ・・・!」
シュウの手が、小刻みに震える。
「あのとき・・・オレがアイツを一緒に連れていってればよかったんだ・・・。一人で、逃がさなければ・・・」
シュウの瞳から・・・涙がもれる。
「そんな・・・シュウにいちゃんのせいじゃないわよ・・・」
アミがそばによるものの・・・涙が止まらなかった。

・・・涙につつまれた・・・朝となった。
暗いくらい・・・早朝だった。


・・・あれから、時がすぎ・・・。

寮は新しく立て直され・・・寮主も退院した。

「いってきま~~す!!」
前とかわらぬ日常が・・・すぎていく。


あのとき・・・お前がなにを伝えようとしたのか・・・分からない。

でも、お前がいてくれたから、今の自分がいる。

今でも、寮のどこかで・・・一緒にいるって信じてる。


これからも・・・君と生きる。




ハナミ「なんか・・・聞いちゃいけない話だったかも」
リョウタ「ごめん・・・なんか・・・悪いことしちゃったな」
シュウ「いや・・・べつに、お前らに関係あることじゃないし・・・」
カエデ「・・・霊感あるひとなら分かったかもね・・・このこが言いたかったこと」
アキト「霊感・・・か」
マコト「ヒカリとか、ありそうじゃないのか」
リョウタ「ビンゴ!」
ヒカリ「うん・・・見たことある」

皆「マジで?!」

ハナミ「悲しくないストーリーにしてよね!」
カエデ「分からないけど・・・聞いてみたい」

リョウタ「やっべー!作者、昼飯だって!」

皆「え~~~」

作者「失った分だけ、もらえる何かがあるよ!」
by キャンディ

大型番外編企画 8話ブログ ~暇は作者を救う~は続く
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