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♯30 方法
2006-12-16 Sat 22:15
「くそ・・・どうすればっ」
リョウタは座り込む。
「待て、方法なら1つだけある」
「その方法って・・・?」
カエデが聞いた。

「この迷路は幻想世界で、形を自由に変えることが出来るだろ。誰か1人がおとりになって、迷路をぐるぐる回る。そうすると幻想を作ってるヤツは、怪しまれないよう、形をかえるだろ。その瞬間にあいた隙間から、抜ければいいだろ」
「よっしゃぁ!そのおとり役、オレがやるぜ」
リョウタはさっきの様子から一変、立ち上がる。
「じゃぁ、それでいきましょ」
カエデも納得した。


・・・そのころ

「あはぁぁああああん!もうイヤ~~~~!」
ハナミは泣き叫ぶばかり。
「お兄ちゃん、どうする?」
「そうだな・・・むこうのヤツらはどうしてるかだな・・・」
マコトは考え込む。
「ここ、同じところをぐるぐる回ってるだけなんじゃないか?!」
アキトは、そう決め付ける。
「確かにな・・・とりあえず・・・このフェアッチって、仲間の居場所とか分からないのか?」
「できますけど、相手も通信をONにする必要が・・・」
「くそ・・・」
マコトはため息をついた。


・・・一方

「・・・もうだいぶ歩いたんだけど・・・」
リョウタはさっきから歩いてばかり。
「もう少し気長に待ちなさいよ。敵もザコじゃないだろうし・・・」
カエデがリョウタに言う。
「あ!」
ヒカリが声をだす。
「どうしたんだ?!」
リョウタがかけよる。
「隙間よ!」
「よし!ここから抜けだすぞ!」
4人は、そこから抜け出すことに成功した。・・・しかし・・・

「うわっ、なんかゆがんでるぞ」
リョウタは不安定な迷路に文句をつける。
「新しいのを作ってるんだな・・・早くしないと、また閉じ込められるぞ!」
シュウが言った。
「そんなのムリ!今のうちに、みんなと合流しましょ!」
カエデも一目散に走り出す。


その一方

「なんだなんだ!ゆがみはじめたぞ」
アキトたちは事情を知らず・・・驚くばかり。
「とりあえず、今のうちだ!進むぞ!なんか隙間あるし!」
マコトはとりあえず進もうと・・・しかし
「いやいやいやよ!歩けない~~~!」
・・・ハナミが文句をつける。
「~~~~~全く、ほら!」
マコトがハナミの手を引っ張る。
「早く!」
アキトが誘導する・・・みんなはそれに従う。

「あ!みんなだよ!」
ユウが叫ぶ。
「マコト!みんな!」
リョウタも駆け寄る。

♪フェアリーファンタジー・キャラソン 「そうさ僕らが」♪

リョウタ わーい助かった~!みんなそろえば百人力さ

マコト なにいってんだ~こんな迷路、お前なら楽勝だろ

カエデ そうでもなかったの~やっぱ仲間って大事ね

ハナミ もういやつかれた!でもみんながいればOKよ

アキト そうさ!僕らは証があるさ!

妖精全員 そうさ!僕らがいるじゃない!

ユウ みんなでうたおう!せーの!


「歌なんかうたってる場合か!一生でられなくなるぞ」
シュウはあっさりと歌を止める。
「なんだよ~~!これからがサビなのに~」
リョウタがブーイング。
「じゃぁ一生ここにいろ」
「ごめんなさい」
リョウタは頭を下げた。

「・・・じゃぁ・・・ここは誰かの幻想世界なのか?!」
事情を聞いたマコトは・・・走りながら口にする。
「誰かが幻想的に作ってるものらしい!」
リョウタが答える。
「あ!出口よ!」
カエデが叫んだ。
「おっしゃぁ~~!GOGOGO!」
しかし・・・

「ふさがれたじゃないか!」
アキトがしゃがむ。
「どうするのよ~~~!」
ハナミが泣き崩れた。
「この壁・・・割れないのか?」
マコトが聞いた。
「分からない。・・・おーい、この中で1番チカラあるやつ~」

しーん

「・・・1人1人やるっきゃねぇ!」

エントリーNo1! 赤川リョウタ!

「ゴオラァァァ!ピッチャーの意地パーンチ!」
「頑張って!」
ガキーン!
「いって~~!」
「だめだこりゃ」

エントリーNo2! 関根カエデ!

「いくわよ!リレーキィィィック!」
「いけカエデ~!」
カーン!
「足がわれる~~!」
「あ~ぁ」

エントリーNo3! 竹松マコト!

「・・・オーバーヘッドキィィック!!」
「いけ!サッカー部!」
キーン!
「なんだよこれ!」
「ムリなんだな・・・」

エントリーNo4! 奥大辞アキト!

「科学の塩酸頭突き!」
「おい!それは危ないんじゃ・・・」
ゴーン!
「・・・脳が・・・脳内出血・・・」
「キャー!大丈夫?!」

エントリーNo5! 森風ハナミ!

「・・・やるときはやるわよパァンチ!」
「お!お嬢様の才能がついに?!」
カッキーン!
「・・・なによこれ!圧力強すぎ!」
「・・・お嬢様は弱いのか・・・」

エントリーNo6! 花山ユウ!

「・・・帰宅部をなめないでキック~~~!!!」
「なんだそれ!」
ピーン!
「・・・うわぁぁあああん!」
「ムリすんなよ!」


「あ~ぁ、ダメか・・・シュウやってくれよ」
「遠慮」
「あ~ぁ、どうする?」
「あと1人やってない人が・・・」
カエデがちらっ、と見る。
「・・・?」
「そうだ!ヒカリ!ガンバ!」

エントリーNo7! 出井花ヒカリ!

「・・・」
「いけぇ!黒帯美人!頑張れぇぃ!」
バキーン!
「・・・割れた・・・強すぎ・・・」
みんな唖然。

「出ないの?」
ヒカリはとっとと出るさんだん。
「・・・手、痛くないの・・・?」
カエデがおそるおそる聞く。
「・・・なんで痛くならなきゃいけないの?」
「・・・瓦何枚割れる・・・?」
「最高で20枚」
「すご・・・子供ギネスじゃん・・・」
みんなはヒカリの一面に驚くばかり。

「あ!あれじゃない?!繋ぎの谷!」
カエデが指を刺す先には・・・虹色の谷。
「ビンゴ!いこうぜ!」
リョウタが走り出した・・・そのとき。
「かかったな!」
「うわぁぁぁあああ!」

なぞの声と同時に・・・落とし穴に落ちる8人。
「ハハハ・・・・!」
(そんな!ここまできたのに・・・)

しかし・・・無念におとされるばかり。


迷路の次は、深い地下。


出られる方法ばかりを・・・追わなければならなかった。  
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