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♯22 守る
2006-12-06 Wed 20:29
「ユウ・・・」
マコトはそれしか言えない。
「くそぉ!どこいきやがった!」
リョウタが木を蹴る。
「手当たり次第探しましょうよ!この世界のどこかに・・・」
カエデが励まそうとするが・・・
「この世界のどこかってどこだよ?・・・この世界がどこで、なにもんで、どのくらいかも分からないんだぞ?」
マコトが弱音を吐く。
「でも・・・」
カエデが一歩引く。
「マコト、リョウタ・・・」
アキトが心配そうな目で見る。
「フェン、前使った技だしてよ。羽大きくして、ユウたちをさがすの!」
ハナミが明るく言った。
「飛んだって無駄だろ・・・相手は水の速さだぜ・・・」
マコトはすっかり弱気。

「じゃぁこのままでいいのか?」
シュウがマコトに問う。
「そんなのいいわけないじゃないか!」
マコトが顔を起こす。
「じゃぁ何もしないで、今の状況から出られると思うわけ。敵だってそこまでバカしゃないだろ」
「・・・」
マコトは黙り込む。

『またまたピンチのようじゃな』
「あ!お前は!立体糞ジジイとババア!やい!お前らの白髪とはげっぷりは有名だぜ!」
さっきとは一転、いつものノリをはじめるリョウタ。
『失礼な!おじいさんの方はフーミン、おばあさんの方が、ハーミンじゃ』
「うわ・・・ありきたり」
アキトがそっと言う。
『そこのめがねうるさい!』
「ひ~~!すいませんっ!」
「アキトはん・・・」
「だって・・・!僕めがねコレクターだからさ・・・ほら、今だって10個めがねあるんだよ!だからめがねということばに・・・」
「うっさい!!!!!!!」
全員で叫ぶ。
「・・・ごめんなさぃ」
アキトがすっかり弱気になる。
『・・・どうやら、お前さんの仲間達は・・・メカデントに閉じ込められているようじゃな』
フーミンが言う。
「メカデント・・・?」
マコトがつぶやく。
『見た目は工場じゃが、その地下がデトフェアのアジトなんじゃ。たぶん、仲間はそこに・・・』
ハーミンが言う。
『気をつけないと、工場では、悪いフェアリーモンスターを作ってるみたいじゃ。見張りも厳しい・・・そのうえ、デトフェアは2重属性で・・・』
「とりあえず、工場を探すんだな!?2重属性だかなんだかしらねぇけど、さんきゅ!・・・ハナミ!空飛んで、工場探してくれないか?」
リョウタが言った。
「OK!フェン!あの技よ!」
ハナミはフェンにのると、空へ飛んでいった。

『・・・で、あの女の子は体力ついたかい?』
ハーミンが聞く。
「無理に決まってんだろ?!」
リョウタが言い返す。
『そうかい。話によれば、勇気の証が光ったそうで。・・・どのこじゃ?』
「そのこがさらわれてるんだよ~~~~~!!!!!!」
アキトが言い返した。
『おやそうかい。まぁがんばりなされ』
そういうと、2人は消えた。

「まったく、ストレスたまる夫婦だな」
リョウタがため息をつく。
「みんな!あったわよ!」
ハナミが叫ぶ。
「本当か?!」
マコトが立ち上がる。
「えぇ!こっちよ!」
みんながハナミを追った。


・・・メカデント

「あは~~~~~ん!ここどこぉぉぉおおお?!?!?!」
ユウが泣き叫ぶ。
(どうしよう・・・2人別々に閉じ込められたんだ!)
ユウの中に不安が募る。

一方

(なんとかしないと・・・まずはユウさんを見つけて・・・それから出口を探して・・・)
ヒカリは何気なく壁をさわった。
「土っぽいから・・・地下?」
ヒカリは少し、ほりおこしてみる。

あは~~~~~~~~~ん!!!

(泣き声・・・?)
ヒカリはさらにほりすすめる。・・・だんだん穴が開いてきた!
「なにっ?!」
ユウはなくのをやめ・・・壁を見る。
「なに・・・?」

バラバラバラ・・・!

壁破壊!

「うわぁああああ!!ころさないでぇえええ!!!」
ユウがなきながら叫んだ。
「え?!ユウさん?!」
ヒカリがめを丸くする。・・・いきなりなかれたので・・・ヒカリの方が驚いている様子。
「よかった・・・!」
ユウが泣くのをやめる。
「ほりおこしていけば・・・いつかは通路にでれると思うけど・・・」
ヒカリは、また、新たな壁を掘り起こす。・・・ユウもまねしてほっていく。

「通路だ!やったぁ!これででられる・・・」
「しずかにしないと、見つかるわよ」
ヒカリがそっといった。
「あ、いけないいけない・・・」
「生死にかかわるんだから、ぜったい喋らないのよ」
「うん!名づけて・・・」

命かけたサバイバルッ?!仲間のもとへ!脱走計画!だょ~ん

「・・・」
ヒカリは唖然とする。
「・・・てへっ?」
ユウが苦笑い。
「・・・よくそんなの思いつくのね。しかも、だょ~んって・・・」
ヒカリがくすっ、としてユウを見つめた。
「・・・えへへ」
ユウがそっとわらうと、2人は進んだ。

「・・・なにもんだ?!」
後ろから声がする。
「誰っ?!」
ユウが言った。
「わたしはマウスピット!ハチシモベであられる、デトフェア様の部下!」
「・・・ねぇ、あなたはここから逃げて、みんなに知らせて」
ヒカリがユウの耳元でささやく。
「え?!」
ユウが叫ぶ。
「あたしがおとりになるわ。その隙に逃げるのよ」
「でも・・・」
「2人死ぬより1人死んだほうがいいでしょう?!」
ヒカリがユウに言い聞かせるようにして言う。
「・・・ごめんなさい!絶対助けに来る!」
ユウが走り出す。
「まて!」
マウスピットを・・・ヒカリがとめた。


・・・そのころ

「ついに・・・ここが・・・デトフェアのアジトか!」
リョウタは気合十分。
「さっさといって、2人を助けましょ」
カエデが言う。
「よし!救え!われら仲間達を!闘え!スーパーボーイリョウタ!」
「バカ!」
カエデがリョウタの頭をはたく。
「・・・」
マコトとフェネ・・・フェムは黙ったまま。
「お前らしっかりしろよ。大丈夫だって!」
リョウタが言う。
「そうよ!行きましょ」
カエデが言うと、みんなが歩き出した。

「・・・うわっ・・・鉄くさ~い」
ハナミが鼻を押さえる。
「我慢しろよ。化学反応なんだから」
アキトが注意。
「はぁはぁはぁ・・・」
誰かの息が聞こえる。
「・・・静かにしろ。誰かいる」
シュウが言った。・・・みんなが静まり返る。
「・・・おにいちゃん?」
その声の主は立ち止まる。
「・・・ユウ?・・・ユウなのか・・・?」
マコトが近寄る。
「・・・おにいちゃぁぁぁん!!」
ユウがマコトに飛びつく。
「ユウ・・・」
マコトがユウをぎゅっ、と抱きしめる。
「ユウ~」
フェムもにっこり。

「・・・そうだ!危ないんだよ!僕を逃がすために、おとりになったんだ!」
「ヒカリがかっ?!」
リョウタがすかさず聞く。
「うん・・・今頃・・・」
「いこうぜ!案内してくれ!」
リョウタが早足になる。
「うん!」
ユウが走り出す。

ドカァアアアアアアアン!!

・・・爆発音。

「・・・マウスピットの攻撃かな・・・」
ユウが心配そうに言う。
「マウスピット?!」
妖精一同が、いっきに叫ぶ。
「マウスピットって・・・ジバクコウセンが使える・・・」
「ジバクコウセン?!」
マコトが聞く。
「自分を犠牲にする代わり・・・すべてを破壊する・・・たとえ人間でも・・・」
フェナが言った。
「じゃぁ、ヒカリは・・・」
カエデが心配そうに言う。
「おい!お前!新しい技だせよ!」
リョウタがフェネに問い詰める。
「はやくいこ!」
アキトが言った。

・・・みんなが走る。

お願い・・・無事でいて・・・!


ヒカリ!

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