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♯21 進化
2006-12-05 Tue 21:52
「おいおいおい!マコトの初恋話なんて、一生聞けないかと想ったぜ」
リョウタはにんまり。
「うるせぇな!」
マコトは恥ずかしさを隠す。
「あ、ヒカリいたのか。聞いてくれよ、こいつの初恋さ、幼稚園時代だったんだぜ!んでさ、まだまだ進展はなしっぽいんだよ。受けるだろ!」
リョウタが笑いながら言った。
「さっそくばらしてんじゃねぇよ!」
「2人とも!ヒカリに謝んなきゃいけないことあるんじゃないの?!」
カエデが間に入る。

「・・・あ、そうだ!・・・ごめん。オレらさ・・・ケンカしちゃって、壊しちまったんだ・・・ヒカリの黒帯」
リョウタが黒帯を出す。
「オレも・・・悪かった」
マコトも差し出した。
「・・・いいの」
ヒカリが首を横に振る。
「気になってたんだけど~。なんで隠れながら助けたのさ~」
フェアが聞くと
「バカ!」
リョウタがフェアの口をふさぐ。
「・・・たまたま通りかかったら・・・ハナミさんがピンチみたいだったし、でていったほうがいいかと想ったけど。自分に何もできないのに足手まとい?だと想ったから。だから・・・隠れてでしかできなかった」
「バッカだなぁ。大丈夫だって!オレなんかな、班対抗計算力テスト大会で0点とって、班員に恨まれたという経験が・・・」
リョウタが演説のまねをしていった。
「バカ!」
マコトが突っ込む。

「大丈夫よ。私たち、妖精育成競争してるわけじゃないのよ。みんなに頼っていいんだから」
カエデがそっと言う。
「いつの間にそんな大人な言葉を覚えたんだっ?!」
リョウタが腰を抜かす。
「違うわよ。・・・あたしが悩んで抜け出したとき、シュウにそう言われたのよ。仲間に守られながら、ゆっくり成長すればいいんじゃねぇの?って」
カエデが回想するようにいう。
「大人だね~」
フェアが言った。
「ほんまですわ」
フェロがつぶやく。
「・・・んで、そのシュウは?」
ハナミが見回す。

・・・で、そのシュウは・・・

「シュウ~なんで、バカバカしいとかいって抜け出すのさ~。堂々と言えばモテモテ街道まっしぐら、お先真昼間なのにさ」
フェナが早口で言う。
「うるさいな、お前はクールなんだかおしゃべりなんだか」
「ココロはクール。でも、みんなのこととなると、心配で心配でおしゃべりしまくり。周りが分からないと、気がすまないしさ」
フェナが語るように言った。
「うるさい気が散る」
シュウはそれだけ言うとハーモニカを吹き始める。
「ひどいや~。奥さんが・・・奥さんが愛してくれないの・・・」
「・・・他に用は?」
「ありません」
フェナのシャレもあっさり流す。

ドッカァアアアアアン!!

「なんだ?!」
「みんなのほうからだよ!」
2人(1人+1匹?)は走り出す。

「あ、シュウ!現れたんだ!ピコフェアがっ!」
リョウタが叫ぶ。
「おやおや?君は、仲間のところに戻ったんですね?」
ピコフェアがヒカリを見て言う。
「残念!あんたのわなには、はまらないです!」
フェネが言った。
「そうか・・・なら始末するまで・・・」
「だめ!そんなのさせないよ!」
ユウがヒカリの前へ出る。
「・・・だって、ボクのフェアッチが光らなかったとき・・・守ってくれたじゃない!今度はボクが守る番だよ!」
ユウがヒカリを見ていった。
「いくぜ・・・!総攻撃だ!」
リョウタの合図で、みんなの技が炸裂!
「・・・あまいですね」
ピコフェアはその攻撃を跳ね返した!
「なにっ?!」
マコトが驚くように言う。
「いやぁあああああ!」
みんなが倒れてしまった!

「あっけないあっけない。バカな子供のオンパレードだ」
ピコフェアがため息をつきながらいう・・・明らかに8人をなめている様子。
「いいやがったな!」
リョウタはかんかんに怒っている。
「・・・フェム、まだ・・・戦える?」
ユウが聞く。
「大丈夫。みんなを守りたいよ」
「・・・やい!ピコフェア!僕たちはまだ戦えるよ!」
「ほほう・・・ガキになにができる!」
「大丈夫だよ、ねぇフェム。ボクの証は勇気でしょ?・・・勇気出せる。戦える」
ユウが強く言った。
「ユウ・・・」
マコトがはらはらした目で見つめる。
「ユウ・・・成長したな!」
リョウタが言う。
「任せたよ!君にかかってるよ!」
アキトが言う。
「うん!」
ユウはうなずいた。

「お前らさっきから仲良しモードになっちゃって!そうやって仲良しになれば勝てるとでも言うのか!」
ピコフェアが叫ぶ。
「生意気なガキが・・・!」
ピコフェアがユウに攻撃。
「ユウ!!」
マコトが叫ぶ。
「ユウゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウ!!!!」
フェムが叫んだ。

「なんだっ?!」
リョウタの持っていた・・・ネックレスが輝く。
「フェムと・・・ボクが光ってる・・・?」
ユウが自分を見つめる。
「なにあれ!」
カエデが指差す。
「・・・白と茶色の・・・ペガサス?」
アキトが目を丸くする。
「ユウ!早くのって!」
ペガサスがユウに近寄る。
「え・・・うん」
ユウがそこにのった。

「誰だか知らないけど・・・あのピコフェアをやっつけて!」
ユウが言った。
「ユウ!つかまっててよ・・・ブラウンアローン!」
ペガサスは茶色の矢をだした!
「なにっ?!」
ピコフェアは動揺。
「やっちゃえ!いけいけいけいけぇええ!!」
ユウが叫ぶ。
「ちょっとまって・・・うわぁああああ!!!!!」

ピコフェアは・・・無念に倒された。

「やったぁあああ!」
みんなが笑う。
「・・・君・・誰?」
ユウが聞く。
「ぼくだって!フェム!」
「フェム~~~~~~?!?!?!?」
みんなが驚く。
「ユウのココロの証・・・届いたよ!それで進化できたの!」
いつの間にか、もとの姿に戻っていた。
「やったなユウ!」
マコトが言った。
「うん!」
ユウがにっこりする。

「おやおや・・・楽しそうねぇ」
突然した、不気味な声。
「なにもんだ?!」
リョウタが聞く。
「私かい?私はデトフェアよオホホホ・・・」
「感じ悪いやつね~」
ハナミが言う。
「なんか悪魔オーラ全開」
カエデがにらみつける。
「まぁ生意気な子。・・・まぁいいわ。私の目的は・・・そこの坊やと女の子だからね」
そういうと、すごいスピードでヒカリとユウをつかむ。
「なんてスピードだよ!」
アキトが言う。
「おほほほ・・・私を甘く見ないでよ。水のように早いうごきだもの」
「やい!クソババア!ヒカリとユウを返せ!」
リョウタが叫ぶ。
「クソババア?!・・・まぁいいわ。この子達はもらってくよ」
「ユウ~!ヒカリ~!」
フェネとフェムが追いかけるが・・・ついていけない。


「・・・ユウ・・・」
マコトがしゃがみこむ。

ユウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!
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