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♯16 無力
2006-11-30 Thu 21:04
心の奥にしまっていた・・・弱い自分。
・・・完璧でいれば、ばれる事のないと思っていた・・・無力な自分。

自分の弱点をつかれたような罪悪感。

「ヒカリさん・・・」
フェネが顔を覗き込む。
(そうだった・・・この気持ちは隠さなきゃいけないんだ・・・。つらいとき、つらいっていっちゃいけないんだ・・・)
ヒカリの中にある、不安、迷い・・・それを振り切って出した答え。
「・・・あなたの仲間にはなれない」
これ以上、心のキズをつかれたくなかった。

・・・そのころ
「リョウタ~食べる~?」
「なんだこれ?」
「おせんべい!僕の好物さ」
「マジで?!いっただきまぁす!!!!」
リョウタは一気にせんべいを食べた。
「・・・?・・・・なんだこれ!ゲキマズ!おえぇぇぇえ・・・はらこわした・・・」
「おいしくなかった?桃と醤油とココナッツと唐辛子をブレンドした限定版なんだよ~」
「そんなの食えるか!ヴォヴェ~~~・・・」
リョウタは草の中へ入っていった。
「あわてて食べるからよ」
カエデがリョウタを見守る。

「・・・?おいみんな!来てくれよ!」
リョウタはさっきとは一転、真剣な表情をしている。
・・・みんながそこへかけよる。

「・・・ヒカリ?!」
マコトが小声で言った。
「あの見たことないのは誰・・・?」
カエデが言った。
「いやぁん・・・こうもりみたい・・・」
ハナミは怖がっている。
「何やってるのか・・・聞いてみようぜ」
リョウタが言った。
「大声出すなよ」
シュウが小声で言った。

「・・・そうですか。じゃぁ・・・仲間を殺しなさい。仲間の愛を知ることができます」
ピコフェアがささやく。
「またバカなこといって!できるわけないです!おとなしく引いてください!」
フェネがまたまた反論。
「ダメだヒカリ!」
リョウタが大声を出してしまった!
「バカ!」
マコトがあわてて口をふさぐが・・・もう遅い。

「・・・私は、はちしもべの2人目・・・ピコフェアです・・・それでは~」
ピコフェアは去っていった。
「はちしもべ・・・デビフェアの仲間なのか?!」
マコトが気づくように言った。
「ヒカリ、どうしたのよ。いつものあなたらしくないわよ」
カエデがヒカリの腕をつかむ。
「そーだぞ、まさか迷子デビューしちゃったからおちこんでんのか!?大丈夫だって、オレなんて、迷子で隣町までいったことあっから」
「バカ!」
リョウタのボケに、すかさずツッコミを入れるマコト。
「どうしたの。僕はまじめな君だけが頼りなんだから。リョウタ達はあてになんないしさ」
アキトは苦笑いで言った。
「どういう意味だよ?!」
リョウタがキレかける。

「・・・ごめん」
ヒカリはカエデの手を振り切ると・・・走っていってしまった。
「あ!待ってください!」
フェネが追いかける。
「おい!待てよ!」
リョウタが追いかけようとした、そのとき・・・

『君等が・・・証の子供・・・か』
『おもってたより・・・個性的じゃの』
・・・いきなり現れた・・・なぞの老人夫婦。
「な・・・なにもんだ?」
リョウタが問いかける。
『おちつけ。わしらは今は実体化しとらんからの・・・であるからして・・・』
「あ~も~!どいてくれ!今はヒカリを追いかけるのが先だっての!」
リョウタは焦っている。
『わしらを通り越すと静電気がおこるぞ』
「そんなぁ~」
ハナミはへろへろとしゃがみこむ。

「お前等の用はなんなんだ?」
シュウが焦る様子も見せずに聞く。
『今回は、一人の少女のフェアッチが光らなくてピンチのようじゃの』
「そうだったの?!・・・ヒカリってば、それが原因で・・・」
カエデは驚きを隠せない。
『知らんかったんかい。まったく協調性のない子供だこと』
「なんだと~もういっぺんいってみろよ?!」
リョウタはキレモード!

「っていうか行かせてくれないか?!お前たちが何者だか知らないけどな、俺たち急いでるんだ!」
マコトが焦りを見せる。
『わしらはフェアリーモンスターを研究している・・・』
「あ~も~~~!!遠回りするぞ!ヒカリを説得するんだよ!」
リョウタが走り出した・・・しかし・・・

『まてまて、ヒカリのフェアッチが光らないのは・・・』

その一言で、リョウタは立ち止まった。

『光らないのは・・・』

みんなの瞳が、1つの立体映像を見つめた。


であったばかりの、なぞの老人夫婦を。
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