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♯13 勇気
2006-11-27 Mon 20:52
「ユウ?!」
マコトはがばっと起き上がった。
「どうしたの?」
ハナミが眠そうに言った。
「ユウの声が聞こえた気がしたんだ!」
マコトは全速力でかけぬけた。
「全力少年だね~」
アキトは感心している。
「感心してる場合かよ!」
リョウタも走り出す。
「兄弟テレパシーってかんじね♪」
ハナミも歩き出した。
「みんな・・・真面目になろうよ」
カエデはあきれかえっている。

「ユウ!」
「お兄ちゃん!」
ユウは笑顔を見せた。
「うんうん。感動の名シーン!DVDは1枚500円ってトコか」
「アキト・・・」
アキトのしょうもない冗談にことごとくあきれるみんな。
2人はぎゅっと抱き合った。
「お兄ちゃん・・・!」
ユウは涙をこぼす。

『クソ・・・』
「やい!カゲフェア!今こそ決着のときだぜ!」
リョウタは自信満々。
『オノレ・・・キョウコソタオシテクレル・・・!』
「いけ~!総攻撃だぜわっはっは!」
リョウタのねじが取れ始めた!
「おらおらおらぁ!赤川軍出撃だぜ~!」
もはや狂った目覚まし時計のようだ!
「赤川騒ぐな、相手を挑発させるなよ」
シュウがねじを戻した!
「・・・」
リョウタは黙った!

『ユクワヨ・・・ワタシノテシタ・・・コウモリヨ!』
「いやぁ!キモイワキモイワムリムリ~~~!!」
ハナミは逃げ出した。
(どうしよう・・・僕何も出来ない・・・)
ユウは不安が募った。
(今だって・・・守ってもらってる・・・)
ユウに向けられた攻撃は、ヒカリがかろうじて守ってくれている。
(弱虫はヤダ!強くなりたいよ!)

ユウが飛び出した!
「危険だユウ!」
マコトが止めに行こうとするが・・・
『オホホ、タニンノコトシンパイシテルバアイ?』
カゲフェアの攻撃は続く。
「僕負けない!フェムも協力してよ!」
ユウがフェムに語る。
「・・・うん!ユウのために、がんばる!」
フェムが前を見上げた。

・・・その時、フェアッチが光った!
「いけぇ!泥爆弾!」
『ナニッ?!』
「まだまだ!」
ユウが叫んだ!
「・・・!・・・フェア!アタックチャンスだ!」
リョウタが叫んだ!
「みんなで総攻撃だ!」
『ナニッ?!・・・ウワァアアアアアアアアア!!』

・・・カゲフェアは光となった。
そのかわり・・・丸いネックレスが出てきた。
「なんだこれ?趣味悪いネックレスだな」
リョウタがそれを手に取る。
「10個穴がある・・・1つ光ってる」
アキトが指差す。
「本当!」
カエデも驚いている。
「え?!僕光ってる?!」
ユウの全身が光っている。
「まさか・・・これ・・・」
マコトが何かをかんぐった。
「心の証・・・10個光しとき・・・栄光への扉、開かれし・・・っていう、あの伝説の・・・」
フェナがかすかに言った。
「なんだよそれ!」
リョウタが取り乱す。
「花山の、心の証・・・?」
シュウが聞いた。
「そうですわ。勇気の証ですわ」
フェロが答えた。
「そういえば!僕見たんだった!山への入り口に、これくらいの丸いくぼみがあった!」
アキトが思い出すように言った。
「じゃぁ、10個光を集めればいいのね!」
カエデが言った。
「そういうことみたいね」
ヒカリが口を開いた。

「そうとなりゃ!いこう!」
リョウタが声を張り上げた。
「オー!」
みんなが大きな声を出した。

「でも・・・お休み~」
「あ、フェンなんでねちゃうの・・・おやすみ~」
「ハナミねるな!・・・おやすみ~」
「リョウタまでねるし!」
みんなが笑っていた。


・・・その笑いの中にいる1人の女の子を・・・
悪魔が見つめていた・・・。
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