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♯95 裏切り
2007-04-04 Wed 21:06
・・・今まで、気になっていたようで避けていた話題。
『ずっと待ってた』理由・・・・・・

「あ、あのさ。実は・・・僕達・・・」


・・・・・・敵だったんだ・・・・・・


「・・・・・・え?」
フェアの言葉に、それしか言えないリョウタ。
「僕達、デビフェアと組んでたんだよ・・・前まで・・・」
「ちょっとまて。そんな冗談・・・今更言うなよ」
フェアの言葉を、否定するマコト。
「冗談じゃないんだよ。オレ達、昔、デビフェアの仲間だったんだよ」
マコトの言葉をかき消すように、フェマが口を開いた。
「待ってた理由は・・・」
フェアは語り始めた。


・・・そう。昔、デビフェアの仲間だったんだ・・・
人間界のせいで、この世界が危なくなってるって知ったとき、デビフェアの命令で、地球に侵入したら、人間を殺すように言われたんだ
・・・僕達9人は、平凡な妖精生活を送ってたはずなんだけど・・・

・・・子供達に出会う前の、妖精達の世界

「はぁ~あ。お腹すいた~」
「フェアは食いしん坊だね。デビフェアからの命令の最中も、あくびしてたしね」
フェアとフェナの、いつもの会話。
「しっかし、わてらも不運ですわ。デビフェアの命令地に住んでたせいで、人間を殺せだの言われてもーて。もっとあの山から離れてくらせばよかったさかい」
ため息混じりに言うフェロ。
「デビフェアの命令地にいる以上、さからったらどうなるか・・・」
フェムは、かなりデビフェアを恐れている。
「デビフェアは、これからどんどん命令地を拡大して、この世界を支配するつもりみたいです。・・・私達9人、おとなしくしていたほうが無難かもしれませんね・・・」
フェネは、半分諦めて言う。
「・・・私は・・・これからデビフェアのところへいかなければ・・・」
声をはさんだのは、フェス。
「どうして?」
フェンが聞く。
「デビフェアのハチシモベの部下になれと言われたんだ・・・命令にさからいたくてもさからえないしな」
「そう・・・気をつけてね・・・」
・・・こう言って、フェスと別れた。

・・・そして、フェスと再開するのは、人間界での、ハチシモベとの死闘の時となった。

「はぁ~あ。暇だな~」
「そうだね~デビフェアの命令だとか誓いの言葉だとか聴くばっかだもん・・・ん?」
・・・さっきと似たような会話をするフェアとフェナだが・・・
「洞窟よ!なんかありそうな予感!」
フェンは、わくわくしている。
「みんな~入ろうぜ~!」

わーわーわーわー・・・

・・・洞窟内

「だいぶ奥まで入ったけど・・・」
「なにも景色変わってないよ~戻ろうよ~」
先頭を行くフェアを、止めるフェミ。
「扉でっせ!この奥になにか・・・」
フェロは、扉を発見。
「行こう!レッツゴー!」
勢いよく扉を開けるフェア。

「・・・ん?何コレ?」
部屋に置いてある、何かをとるフェナ。
「腕時計みたいよね。でも、あたし達がはめるにしてはデカすぎ・・・」
フェンも手にとって見る。
「箱の側面に、なんか書いてありまっせ!」
フェロは、なにやら文を発見。
「えっと・・・なになに?」

『人間と妖精が対立を起こした時、この道具、フェアッチが両世界を救うであろう』

「・・・これって・・・重大発見?!」
妖精8人、すっかり興奮。
『何が重大なのだ?』
「うわぁぁあああ!デビフェア・・・・・・・様」
後ろから聞こえた声・・・デビフェアがいつの間にかいた。
『それは・・・なんだ・・・?』
「あ、いや、これは・・・」
デビフェアは、フェアッチに気づく。・・・慌てて隠す妖精達。

ピカッ!!

「うわうわうわ?!なんか映ったよ!」
壁に映った映像を見て、興奮気味のフェナ。
「何?別の世界みたいだけど~」
映像をじっと見る。
「何?なんか、フェアッチが光ってるよ!」
フェンは、フェアッチを見て言う。
「向こうの世界にいる人に反応してるみたいでっせ!」
フェロは、映像を指して言う。

『リョウタ~待ちなさいよ!』
『へっへーん♪』

「この声・・・人間・・・?」
・・・みんなが映像を見る。
「8人いるよ。でもフェアッチは9個・・・」
映像とフェアッチを見比べるフェア。
『ククク・・・人間撲滅のチャンスだな・・・』
笑って言うデビフェア。
『お前達!それを1人1つ預ける!あの世界にいる人間を、そのフェアッチの力で引き寄せ、ぎったぎたにやっつけるのだ!』
「でも、9個あるよ?」
デビフェアの命令に対して言うのはフェナ。
『もう1つは、フェスを支配するハチシモベに預ける。よこせ』
デビフェアの言葉で、しぶしぶフェアッチを渡す。
『お前達の初仕事だ。しっかりやるんだぞ』
そう言って、デビフェアは消えた。

「・・・なんか・・・重大な役目?」
フェナは、フェアッチを見て言う。
「殺すなんてイヤですけど・・・」
「この世界のためよ」
フェネの言葉に、また言葉を入れるフェン。
「とりあえず、これ、使い方覚えておこう」

う~~ん。これは~~
うわぁ! どかーん

ピ~~  しばらくお待ちください  ピ~~

「ふぅ。やっと一通り覚えた~」
みんな、意外と機械オンチ?
「うわぁ?!また光った!」
フェアは、またフェアッチを見る。
「見て!向こうの人間が・・・」

『きゃぁぁああああ!!』
『うわぁぁぁぁああ!!』
・・・谷に落ちる子供達。

・・・この瞬間・・・待ってた瞬間。
人間を・・・殺す瞬間。


・・・こうして、子供達と妖精は出会った。


「そ・・・んな・・・」
子供達は、予想できない真実に肩を落とす。
「じゃぁ・・・あたし達、ずっと裏切られていたってこと・・・?」
カエデは、涙目で言う。
「信じてたんだぞ!僕は、フェロのこと・・・なのに・・・」
アキトも悲しみを隠せない。
「・・・くそぉぉぉおお!!!」
リョウタは、床をおもいっきりたたきつけた。

バンッ・・・!!

・・・城の中に、音が響き渡る。

「フェム・・・僕・・・信じてた・・・信じてたよ・・・?」
ユウは、泣きはらした目をしている。
「殺そうと・・・してたのね」
ヒカリも表情を黒くした。
「なんでだ・・・なんで・・・」
マコトは、唇を噛んだ。
「イヤ・・・殺そうとしてたなんて・・・信じない!」
アミは、両手で、涙でいっぱいの顔をおおった。
「ちくしょう・・・なんで・・・なんでこんな思いしなきゃなんねぇんだよぉぉぉおおおお!!!!!」
リョウタの叫びは、城の中で響いた。

・・・みんなが悲しみにくれる中、1人、妖精に近づく人がいた。

「・・・シュウ」
みんなが、顔を上げてシュウを見る。
「お前・・・その話、本当なんだろ?」
「・・・」
シュウの問いに、何も答えないフェナ。
「今は・・・今はどうなんだよ」
さっきと視線も表情も変えずに聞くシュウ。
「・・・今は・・・殺そうなんて思ってないよ!!出会ってから、すぐ考えは変わった!みんなだってそう!パートナーを守りたいって!みんな、出会ってすぐ、気持ちは変わったはずだよ!」
強い言葉で言うフェナ。
「・・・なら、いい。大事なのは今。こんなときに、前まで殺そうとしてただとか、デビフェアの味方だったとか、言ってる暇ないし」
そっけなく言い放つシュウ。

「・・・・・・そうだ・・・大切なのは・・・今はどうかだよな」
アキトは立ち上がった。
「そうだね」
「うん」
「あぁ」
子供達は、お互いに頷きあう。
「ごめん・・・ごめんね・・・」
妖精達は、みんな泣いている。
「いいの。いいのよ」
「あぁ。今はパートナーだ!」
みんな、仲良く和解しあった。

『フン・・・お互いの絆だけは図太いようだな・・・裏切った分、この世界を荒らした分、仕返ししてやろうぞ・・・』
「負けない・・・お前なんかに負けない!」
デビフェアの言葉に、強気で返すリョウタ。
「行くぜフェア!」
「フェミ!」
「フェマ!」
「フェナ!」
「フェネ!」
「フェロ!」
「フェン!」
「フェム!」
「フェス!」

「リョウタ!」
「カエデ!」
「マコト!」
「シュウ!」
「ヒカリさん!」
「アキトはん!」
「ハナミ!」
「ユウ!」
「アミ!」


『うぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!!!』
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