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♯93 理由
2007-04-02 Mon 22:01
・・・日の出・・・そして今日は・・・
デビフェアとの対決・・・とうとうここまできた・・・

「・・・みんな、用意はできたか?」
リョウタは、振り返って、みんなに聞く。
「みんなできたわ。行きましょう」
カエデは、帽子をかぶった。
「・・・なんか・・・運動会の全員リレー直前並みに緊張する」
アキトは胸を押さえて言う。
「大丈夫かな・・・勝てるかな・・・」
ユウは、大きな城を見て、不安を抱える。
「大丈夫だ・・・きっと・・・」
マコトは、ユウの背中をさすった。


・・・1時間後

「・・・着いちゃった・・・」
「デビフェアの・・・城・・・」
・・・聳え立つ城。ささやかにふく風。

「・・・入るの怖い!リョウタ先頭で!」
アキトは、リョウタを強引に押す。
「なっ!アキト、最年長なんだから、どーぞ!」
リョウタも、アキトの後ろに回る。
「いやだ!・・・誰か入ってくれ!」
必死に拒むアキト。
「あたし、い~や!絶対イヤ!」
ハナミは猛反対。
「あたしだって、イヤよ!」
「僕もヤダ!」
・・・みんな、先頭はイヤらしい。

「こーゆーのは、レディーファーストだ!」
「何よ!いつもみたいに突っ走って入ればいいじゃない!!」
・・・言い合いはしばらく続きそう・・・
「バカらしい・・・本当に緊張感ないヤツらばっか・・・」
フェスは、頭を抑えて言う。
「まぁ。このチームは、そこが魅力やさかい」
フォローを入れるのは、フェロ。
「地球結晶化って、どのくらいの時間かかるんだ?」
「さぁ。それは分かんないよ」
シュウの言葉に、すばやく答えるフェナ。
「みんな入らないのかしら」
「やっぱり怖いんでしょうか・・・」
みんなの言い合いを、静かに見守るヒカリとフェネ。

「・・・ここはジャンケンで決めよう!全員強制参加で!」
アキトは、とうとうこの提案をした。
「よっしゃぁ!何だそう・・・」
リョウタは首をひねる。
「負けられないわ!」
ハナミも気合十分。
「・・・・・・」
呆然と立ち尽くすシュウとヒカリ。
「よし!いくぜ!」
リョウタの考えが決まった!
「待って!もう少し時間を・・・」
みんな、必死に心理作戦を練る。

ジャンケンポン!あいこでショ!・・・・・・

「・・・いつまでも終わんねぇじゃねぇか。待ってる暇ねぇし・・・開けるか・・・」
ケリのつかないジャンケンに飽き飽きしたシュウは、城の扉の前に立った。
「でっかい扉だよね~1人じゃ開けられそうにないね」
フェナは扉を眺めて言う。
「・・・あたしも手伝うわ」
いつの間にいたのか、ヒカリも扉の前にいた。
「あたしもやります!」
「わても!」
「わたしもやろう」
フェネにフェロ、そしてフェスも参戦(?)
「せーの!」
フェナの合図で、みんなが扉を押す。
「・・・はぁ。あきまへんな・・・」
フェロは、へろへろとして言う。
「もっと人手がいるのか・・・」
フェスは後ろをむくが・・・

ジャンケンホイ!チチンノホイ!

「・・・まだ続いてるんですね・・・」
「わてらだけでやりまっしょ」
呆れて言うフェネに声をかけるフェロ。
「はぁ・・・」
呆れてため息をつくシュウ。
「どうしたの?ため息なんて」
そんなシュウに言葉を発するヒカリ。
「・・・いや。なんでも・・・」
シュウは、そっけなく言って、扉に手をかける。
「・・・」
ヒカリは、じっ、とシュウを見上げる。

・・・やっぱり・・・迷惑なのかな・・・
そっけないのはもともとだけど・・・でもなんか・・・
・・・うぅん。こんなに気になるのって・・・スキ・・・なのかな?
よく分からないよ・・・うぅん・・・

「・・・ヒカリさん?」
フェネの声で、目覚めるヒカリ。
「え?あ、ごめんなさいっ!」
慌てて我に返ったヒカリは、扉に手をかける。
「大丈夫か?・・・この前もぼー、としてたよな。具合でも悪いのか?」
横目で様子を見ていたシュウは、ヒカリに声をかけた。
「あ、うん。大丈夫」
ヒカリは、我を取り戻して言った。
「・・・」
そんなヒカリを気にしてなのか・・・シュウはヒカリの手の上に、自分の手をそえた。
「?」
ヒカリは一回シュウを見たが、すぐにそらした。
「もう一回!せーの!」

ギギギギギギ・・・

「やった!開いた!」
フェナは歓喜の声を上げる。
「え、開けちゃったの?今、ジャンケンでハナミに決まったところだったのに・・・」
アキトは少々残念がっている。

「まぁいいじゃん!入ろうぜ!」
リョウタの合図で、みんなが城に入った。

バンッ!

「ドアが閉まった!」
マコトは、振り返って言う。
「もう出られないってこと?!」
焦りを見せるハナミ。

『ハハハハハハ・・・ついにこの時がきたのだな・・・』

「・・・デビフェアかっ?!」
リョウタは、辺りを見回す。
『その通り・・・』
・・・デビフェアが姿を現した!
「やい!覚悟しろっ!!」
リョウタは、デビフェアに向かって言う。
『勝てるものなら・・・やってみるんだな・・・』
デビフェアは鼻で笑うと、攻撃を連射した。
「うわうわうわ!よけるので精一杯だっ!!」
アキトは、慌てて攻撃をよける。

「なぁ!教えてくれよ!どうして電気が嫌いなんだ?!」
リョウタは、デビフェアに近寄って言う。
『うるさい!関係ないだろう!!』
「うわっ!」
デビフェアの攻撃に押されるリョウタ。
「リョウタ!大丈夫か?!」
マコトは慌てて近寄る。
「あぁ。・・・デビフェア・・・なんで嫌いなのか、教えてくれよ!」
マコトに言葉を返して、また立ち上がるリョウタ。

『・・・しつこいヤツめ・・・そこまで言うのなら・・・』
デビフェアは攻撃を止めた。

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