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♯90 助言
2007-03-29 Thu 20:30
「くそ・・・!もうダメなのかっ?!」
リョウタは床をたたきつける。
「諦めたくないけど・・・方法がないよ・・・」
ユウは肩を落として言う。
「お家に帰りたい!あたし、まだ小学生よ?!これからやることいっぱいやって、デートもお泊り会もいっぱいして、泣いて笑う人生があるのよ?!こんなところで・・・」
ハナミは泣き崩れる。
「なんで、なんであたしたちがこの世界にくる必要があったの・・・他に子供なんかたくさんいるのに・・・」
アミは納得がいかないかのように言う。

「感動の最後はこれでいいかしら?」
団長は高らかな声で言う。
「・・・それじゃぁ・・・トドメよ!」
「いやぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」
ドーム内が光に包まれた!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ん・・・お、おい、みんな・・・」
目を開けたリョウタは、辺りを見回す。
「あ、あたしは平気よ・・・」
カエデは起き上がって返事をする。
「ここはどこなんだ?異空間みたいだけど・・・」
アキトは辺りを見回す。
「敵の攻撃の瞬間に、光に包まれたのよね」
アミは空間を手探りしながら言う。
『私がつれてきました』
「この声・・・!」
どこからか聞こえた声に、何かを勘付くリョウタ。
『そうです。審判メカです』
なんと、声の主は、審判メカだった。
「なんで、この空間につれてきたんだ?」
マコトは、すぐさま審判メカに聞く。
『あなた方が大ピンチなようでしたので。全く情けない』
審判メカは呆れたように言う。
「この空間は、審判メカのものなのか?」
『それ以外何があるというのです?』
アキトの質問に、即答する審判メカ。
「何でオレ達を助けたんだ?お前はサーカス団の・・・」
『・・・この世界は・・・デビフェアによって、荒らされ続けています。こんな世界は、誰も望まない・・・私もです』
リョウタの言葉をさえぎって言う審判メカ。
「でも・・・あたし達、アイツにはかなわない・・・」
ハナミは涙目で言う。
『お前達の力はそんな程度ですか!!』

・・・いきなり審判メカに怒鳴られる。
『今までの数々の試練は、全部ドラマのようにうまくいったんですか?!必ず困難があったでしょう!それを乗り越える力を持っているのが、あなた達、選ばれた子供でしょう?!』
「選ばれた・・・子供・・・?」
審判メカの言葉に、難しい何かを感じる子供達。
『あなたたちは、偶然選ばれたのではありません!必然的に選ばれたのです!』
「必然・・・的・・・」
『そうです!あなた達、ここでやられていいんですか?!』
審判メカの必死の説得。
「でも、アイツ倒す方法なんて・・・」
ハナミは俯いて言う。
『・・・はぁ。全く、しょうがないですね・・・』
審判メカは呆れている様子。
『ちょっと力を使うんですがね・・・たあっ!』
審判メカの声で、何やらモニターが出てきた。

「・・・!母さん!!」
モニターに映されたのは・・・子供達の両親、先生・・・親密な人達。
『今・・・地球は滅亡の危機です。このまま地球結晶化が進んだら、あの人達の命もありません。そちらの方にも映像は届いてるはずですよ』
審判メカは深刻そうな顔をして言う。

「・・・父さん・・・母さん」
「リョウタ・・・」
・・・互いの名前を呼び合う。
「だから反対だって言ったのよ・・・」
「母さん・・・ごめん・・・」
泣き崩れる母。誤るリョウタ。
「・・・リョウタ。お前はなんのために、その世界へ行ったんだ」
「この世界を・・・救うため・・・」
「なら、その使命を果たして来い!」
「・・・うん・・・」
父親の声に、励まされるリョウタ。

「お父さん。お母さん。あたし・・・」
「カエデ。聞かなくても分かる。この世界を救いたいんだろう?」
「・・・」
両親の問いかけに頷くカエデ。
「笑顔で戻ってきてね・・・怪我には注意して・・・」
母親はカエデを心配している。
「・・・分かった」
カエデは頷いて言った。

「父さん!母さん!・・・ユウの母さんも・・・オレ達・・・」
「・・・お願い・・・死なないで・・・」
「諦めるなよ。お前達2人とも、オレの子供だ」
泣きながら訴える母親。母親の違う2人の兄弟に助言する父。
「分かった!僕、頑張る!」
ユウは微笑んで言った。

「・・・お前達が諦めてど~する?!わしに子供達の世話を任せておいて、やられたなんて許さんぞ!」
「シュウ兄ちゃん、アミ姉ちゃん!2人ならできるよ。諦めないで!頑張って!」
アミのおじいちゃん、寮のみんなの励まし。
「・・・分かった。最後まで、やってくる」
「そうね。ここで諦めたくない」
その言葉に押され、決意をしめすシュウとアミ。

「・・・ヒカリ・・・母さんが、母さんがきてくれたぞ・・・」
ヒカリの父は、ヒカリの母を手招きする。
「ヒカリ・・・ごめんね。ミキのことばかり気にして、トラウマにまでなっちゃって・・・ヒカリのことは見てなかったわね・・・直接誤りたいの・・・だから、お願い・・・頑張って・・・」
母は泣き崩れる。
「・・・うん。分かった」
ヒカリは目を合わせて言う。

「アキトちゃま!だから反対したザマス!」
「だから!帰ったらドリルやるって!何ページでも!」
母からの説教に、手を合わせるアキト。
「・・・全く。しょうがない子ザマスね。負けて帰ってきたら、ドリル倍にするザマス!頑張るザマスよ!」
「うん。大丈夫!笑顔で戻ってくる!」
アキトはガッツポーズをする。

「ハナミ!大丈夫。お母さんは、ハナミを信じてる」
「そうだぞハナミ!お父さんも、応援してるぞ!」
ハナミは、両親の言葉に励まされる。
「うん・・・うん・・・」
ハナミは涙を流して頷く。

『・・・この世界も、向こうの世界も、あなた達にしか救えないのですよ!』
審判メカは全員に言う。

「諦めないで!」
「そうだ!諦めるな!」
「Save the earth!(地球を救って!)」
「Do not lose!(負けないで!)」
「Hang in there! Defeat darkness!(頑張れ!闇を打て!)」
・・・地球のみんなからの応援。

『世界のみんなが、あなた達を応援し、期待しているのです!その救世主が、ここで諦めてはなりません!あなた達は、世界中のみんなを味方につけているのですよ!』
「そうだ・・・ここで・・・ここでくたばってたまるかぁぁあああ!!!!」
審判メカの言葉に、闘志を燃やす子供達。
「みんなぁ!ここでやられるわけにはいかねぇなぁ!オレ達9人、今までぶつかって頑張ってきた!行くぜ!直球一本槍!」
リョウタは、みんなに向かって言う。
「そうね」
「あぁ」
「うん」
「そうだね」
「そうね」
「そうだな」
「だよね」
「ですね」
・・・全員から返ってくる返答は一致した。
「待ってろよ!世界中のみんな!必ずデビフェアを倒す!!」
みんなでモニターを見た。

『・・・あぁ・・・体力の限界です・・・では、団長のもとへ戻していいですね?』
審判メカはかなりキツかったようだ。
「OK!みんな、体力も回復したみたいだよ」
フェアは、妖精みんなを見て言う。
「行くぜみんな!」
『おぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!!』


・・・たくさんの人からの助言を胸に・・・
再挑戦を挑む子供達だった。
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