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♯85 疑惑
2007-03-22 Thu 20:15
「ん・・・あ?戻ってきた?」
気がつけば、元の場所にいたリョウタ達。
「リョウタ!なんであんな無鉄砲に行動したんだ!」
づかづかと近寄るのは、マコトだった。
「いや、わりぃわりぃ・・」
「全く人の忠告をなんだと思ってたんだ・・・」
マコトは呆れたようにため息をつく。
「観戦してる方がドキドキハラハラするな・・・作者がメンドくさがって、観戦組みの様子書かないけどね」
アキトが言う。

「・・・なんで?!なんでこうなるの?!」
団長は納得いかない様子。
『はいはい!いよいよ大詰め、ラストバトルです!』
審判の声が、ドーム中に響く。
『第四ラウンド、ザ・フェア・サーカス、子供達共に、あまりとあまり!』
「ちょっと!あまりって何よ!あまりって!!」
審判の言葉に続くように、文句をつけるハナミ。
「そうやそうや!省略しすぎとちゃうか?!」
ハナミに続いて入ってきたのは、火の輪くぐりだ。
「メンドくさいが、仕方がない・・・」
動物使いも、しぶしぶでてくる。
「頑張ろっか!」
「そうだね」
フェナをフェンは、すっかりお話して、楽しいムード。
(メンドくせ・・・)
シュウは何も言わずに、黙って出て行った。
『それでは、ラストですので、思う存分暴れて盛り上がってください!相手を全力で切るのです!それでは・・・テレポート!』
・・・ラストバトルの始まりだった。


ドンッ!!

「いったぁ・・・本当、やり方が傲慢なのよ!」
ハナミは足を押さえて言う。
「これからどうする?特に情報もないしね~・・・」
フェナは腕を組んで言う。
「適当に進んでれば、なんとかなるわよ!敵のほうから出てくるわよ!」
ハナミは立ち上がって言う。
「そうね!とりあえず、進めば情報が集まるわね!」
フェンも後に続ける。
「さぁ!そうとなれば強行突破!さっさと進化させて~!」
(投げやりすぎる・・・)
やる気十分のフェナと、呆れかえるシュウ。

「さぁ!乗ってのって!」
進化したフェナは、ハナミを手招きする。
「乗れないわよ!あたし、乗馬経験なんかないわよ?!」
ハナミはキンキン声で言う。
「普通にまたがればいいんだよ~」
「ムリ!ぜぇったいムリ!」
フェナの励ましもむなしく、ハナミは立ち往生。
「・・・ほら」
シュウはため息をついて、手を差し出す。
「え?あ、ありがとう」
ハナミは一瞬戸惑ったが、シュウの手を握った。

「♪♪~~気持ちいい~!あたる風が涼しいわ~」
ハナミはすっかり上機嫌だ。
「う~~ん!すっきりさわやか!のびたい気分・・・」
ハナミは、うっかり手を離してしまった!
「え・・・いやいやいやいや~~!!」
ハナミは落ちそうになる。
「なにかつかむもの・・・ひやっ?!」
慌ててしがみついたのは・・・なんとシュウだった。
「落ちるのいや~~!!」
「ハナミ!もう大丈夫だよ!」
叫ぶハナミに、声をかけるフェン。
「ん・・・あ、ご、ごっめ~ん!」
ハナミは、慌てて手を離す。
「・・・・・・」
シュウからの応答はない。
「い、痛かった?怒ってる?」
ハナミは恐る恐る聞く。
「・・・・・・」
またも応答はない。
「・・・・・・ちょっと!聞いてんの?!人の話に答えなさいよ!」
「え?あ、すまない」
いつもの調子にハナミが戻り、それでやっと反応したシュウ。
「最近考え事多くない?大丈夫?」
フェナが聞いた。
「・・・別に・・・」
そっけなく答えるシュウ。
「あ、草原よ!草原!」
ハナミは指差して、はしゃいで言う。
「はぁ、疲れた~」
フェナは言葉を漏らす。
「少し休もうよ。フェナも疲れたでしょう?」
フェンが言う。
「賛成!」
ハナミは笑顔で言った。

「うぅん~~!!最高!軽井沢旅行以来の自然体験!」
ハナミはのびをして、すっかり旅行気分。
「ここは気分がいいし、歌でもうたっちゃおう♪曲は、そうねぇ・・・みんな知ってる名曲でいいわ」
ハナミはのん気に歌いだす。
「・・・ねぇ~、さっき考えてたことは何なの?」
フェナがシュウに聞いた。
「え?・・・大したことじゃ・・・」
「シュウの大したことないは信用ならない!ちゃんと言って!」
シュウの言葉をとぎって、フェナが言う。
「いや・・・『ずっと待ってた』の意味が気になっただけだ」
「え??」
シュウの返答に、言いたくないことをつかれたような感じで言うフェナ。
「ななな、なんで?別にそんな・・・」
フェナは明らかに動揺している。
「人間界に戻る前、ってかずっと前、関根が崖から落ちそうになったのを助けたヤツも言ってただろ。『ずっと待ってた』って・・・」
「記憶力いいね・・・助けたヤツって、フェミのことだよね」
「なんか関係ある気がして・・・」
「え?そんなことないよ?だって僕らみんな、パートナーを待っ・・・」
そこまで言って、フェナは口を止める。
「なんだよ。ハッキリしろ」
シュウは正面からフェナを見る。
「えっと、あの、その・・・これは・・・企業!企業秘密!!」
「は?」
「あはは。あはははは・・・。フェン~ハナミ~!」
フェナはうまくごまかして、ハナミのもとへ逃げた。
「・・・・・・」
シュウは目をつぶって、自分1人の瞑想の世界へ入っていった。

ドッカァァァァアアアン!!!

「何?!」
ハナミは驚いて辺りを見回す。
「シュウ!行こう!」
フェナの声で、瞑想の世界から覚めるシュウ。

・・・・・・

『わーわーわーわー・・・』
「なにやってるのかしら・・・」
ハナミは木の陰からのぞく。
「大群同士が戦ってるみたいだけど・・・」
フェナが言った。


ドッカン!!バンッ・・・

爆発音が響いた。
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