FC2ブログ

現在の訪問者数:  
♯82 絡み
2007-03-19 Mon 22:12
・・・1時間後

「はぁ、やっとまいたな。しっかし困ったな」
リョウタは汗ばんだ顔で言う。
「フェアとフェネを見つけるのが先じゃない?私たちだけじゃ、何もできないもの」
ヒカリは全く疲れた様子はない。
「そうだな。全く、こんな時に仲間割れかよ・・・」
リョウタは呆れ困った顔でつぶやく。
「あら。人のこと言えるの?マコトさんとしょっちゅうケンカしてるの、あなたじゃない?」
ヒカリは微笑して言う。
「い・・・今は関係ないって!とりあえず敵に見つかる前に、アイツら探そうぜ!」
リョウタはテレ隠しをして、先を歩く。

「全く、アイツらどこいきやがったんだ?」
結構歩いたが・・・影すら見えない。
「ちょっと心配ね・・・」
ヒカリはため息混じりに言う。
「まぁ、大丈夫だとは思うけど・・・」
リョウタが歩きながら言葉を発すると・・・

ガコンッ!

「うわぁぁぁあああああ!!!」
誰かのワナなのか・・・落とし穴に落ちた2人。

ドタンッ!

「いって~・・・ヒカリ?おい、返事しろよ。ヒカリ!」
リョウタは暗闇の中、ヒカリの名前を呼ぶ。
「・・・」
返答はない。
「おい、いなくなったのかよ・・・まさか、はぐれた・・・」
リョウタの顔は、一気に青ざめる。
「なんにも見えねぇな。シュウやアキトみたいに準備がよければ困ってないけど・・・」

パッ!

リョウタの語尾と同時に、一面に明かりがつく。
「なんだなんだ?!」
リョウタはすっかりパニック。
「あ・・・」
誰かの声がする。
「誰だ?!」
リョウタは辺りを見回す。
「リョウタさん・・・」
「ヒカリか?!」
「違います・・・フェネです・・・」
姿を現したのは、フェネだった!
「なんだお前か。ヒカリが心配してたぞ?ま、ここはどこなんだ?」
リョウタは、ちぇっ、という顔をして言う。
「ここは敵のアジトみたいですね・・・地底みたいです」
フェネは辺りを見回して答える。
「そっか~・・・とりあえず、適当にぶらぶら・・・」
「また無鉄砲な行動して・・・大丈夫なんですよね?」
「平気平気♪フェアッチがあるだろ!」
リョウタはフェネの言葉に軽く答え、フェアッチの通信をON!

ブーブーブーブー・・・

「・・・通信不可能に作られてるみたいです」
フェネはため息をついて言った。
「なんだよ~~!!役立たず!不良品だろ!役に立った例がないじゃんか!!」
リョウタは叫んで、先へ進む。
「あ、全く・・・」
フェネは呆れた顔をして、リョウタについていった。

・・・そのころ

「ねぇ、ここって、敵のアジトなんだよね?」
「なんだよね?って言われてもね・・・あなたが言ったんでしょう。敵のアジトだよ、って」
ヒカリとフェアも合流し、リョウタ達を探していた。
「敵に見つからないか、心配ね・・・」
ヒカリは後ろを振り返りながら言った。
「大丈夫だよ!人生、せんべいとプラス思考だよ」
自信満々に言うフェア。
「そうかしら?せんべいは余計じゃない?」
ヒカリは微笑しながら答えを返す。

おーい!

「あ、リョウタの声だ!」
フェアは声のする方へダッシュ。
「いたいた!探しただろ!」
リョウタはフェアを掲げて、ぐるぐる回って大喜び。
「心配かけてすいませんでした・・・」
「誤らなくていいわよ」
ヒカリとフェネも、安心した様子。
「さて!あとは仲直りで、敵へ向かっていけるな!」
リョウタは回るのをやめて言った。
「・・・」
2人とも、いっこうに言葉が出ない。
「なんだなんだよ。相手が異性だからって、遠慮すんなよ。恥ずかしがらずにいけ~!」
ハイテンションなリョウタだが、2人とも黙ったまま。
「・・・」
それでも沈黙。
「なんだよ!ケンカなんて、オレなんかしょっちゅうだぜ?!1回のケンカで頑固になったら、やってけねぇよ!」
リョウタは発展のない場にイライラ。
「・・・2人にしてあげたら?」
ヒカリはリョウタの耳元で、小声でささやく。
「だな。・・・も~いい!おいて行く!行こうぜ!」
リョウタは自然と見せかけるため、わざと捨てゼリフを言って、ヒカリと道を曲がる。

「さぁ、2人に進展はあるのか?」
リョウタは、ちゃっかり2人を見ている。
「・・・誤る気なんて全然ないからな!」
「・・・あっそうですか。それならこっちもです」
「あらら・・・」
リョウタとヒカリは、展開の進展がなく、肩を落とす。
「・・・」
2人とも、さっきから睨み合っている。
「あ゙~~!!もうやめやめ!オレまでおかしくなってきた!!」
リョウタはついにキレた!
「もうどーでもいい!お前らなんか知るか!オレは行く!どーなっても知らねぇ!」
「やっぱり仲直りなんかできないんだ!いいよいいよ!僕だって!」
「そちらがおかしいんですよ。いつも無鉄砲な行動ばかり!」
複雑な想いの絡み合い。
「ちょっと、仲間割れなんかしてる場合じゃないでしょ?」
ヒカリは冷静に止めに入るが・・・
「あっそう!もう別行動!」
話は進み、3人とも別行動をとってしまった。
「あ、ちょっと!」
ヒカリは誰について行ったらいいか分からない。

「はぁ・・・」
ヒカリは、まとまりのないメンバーに嫌気がさす。それと同時に、これからの不安が襲い掛かる。
「大変なことになったっすね」
・・・聞き覚えのある声。
「どうも。資材運びっす」
「・・・!」
いきなり現れた敵の姿に、警戒心を見せるヒカリ。
「待ってっす。オレ、団長にいじめられてるから、争いは嫌いなんだよ。分かるだろう。どうしてもというなら、仲間に合わせてあげてもいいと言っていた。バレリーナが」
「・・・」
資材運びの言葉に、黙り込むヒカリ。
「ただ、バレリーナは、交換条件を出してきたんだよ。それをのむならいいとか・・・」
「なに?その、交換条件って・・・」
ヒカリは警戒態勢を変えずに、質問をぶつける。
「簡単なことだよ。条件は・・・」


・・・絡み合う想い、複雑な心境。
そんな中、確実に敵は動き出す・・・・・・。
スポンサーサイト



別窓 | フェアリーファンタジー | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<5500hitです! | ~フェアリーファンタジー~ | ♯81~90 総まとめ!>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| ~フェアリーファンタジー~ |

自由にどうぞ♪

©Plug-in by PRSU