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♯81 無鉄砲
2007-03-18 Sun 21:50
ドンッ!!

「いったぁ~・・・」
「もとの場所に戻ってきたんだな」
ぶつけたところを痛がるカエデと、辺りを見回すマコト。
「本当!やっと一安心だよ!」
アキトは、息を漏らす。
「お、戻ってきた!」
リョウタが3人を見て言う。
「お疲れ様!いいバトルだったよ!」
ユウはにっこりとして言う。
「カエデって、あんなに音痴だったの?」
ハナミがさりげなく聞く。
「・・・それ・・・言わないでほしい・・・」
カエデは肩を落とした。

「ちょっと!!2回とも負けたじゃない!デブ!説明して!!」
「そんなこと言われても~」
団長の言葉に、戸惑う資材運び。
『団長!デブいじめばっかり、よくあきないですね。第三回戦です!』
審判メカの呆れ声で、みんながおとなしくなる。
『第三ラウンド、ザ・フェア・サーカスは、デブとバレリーナ!子供達は、黒帯とバカ男!』
「やっと出番だ~!団長から逃げられる~!」
資材運びは大喜び。
「うるさいから喋らないで」
バレリーナは冷静だ。
「おっしゃぁ!バカって言われ方は気に入らないけど、オレの出番だぜ!」
リョウタは上機嫌?
「あまり無鉄砲に動くなよ?」
マコトはからかい半分に言う。
「分かってるって!行こうぜヒカリ!」
リョウタはヒカリを呼んだ。
「じゃぁ、行ってくらぁ」
「せいぜい、ケガしないで帰ってくるんだな」

パァンッ・・・

・・・リョウタとマコトのハイタッチの音が響く。
『それでは、両者気を抜かないように!2度あることは3度あるになるか、3度目の正直になるかは、あなたたち次第です!それでは・・・テレポート!』
ハイタッチの余韻を残して・・・2人は消えていった。
「うんうん。素晴らしい青春シーンだった・・・DVDは1枚700円」
「アキトはん・・・」
アキトの言葉にフェロは呆れ顔。
「なんか性格合ってないペアだけど、大丈夫かしら?」
アミが言葉を漏らす。
「・・・まぁ、なんとかなるんじゃないか?」
フェスが答えた。
「リョウタ・・・」
カエデは心配そうに、モニターを見つめた。


「うわっ?!・・・みんな言ってるとおり、飛ばし方下手だな~」
リョウタは尻餅状態で言う。
「辺りは海みたいだけど、何かあるのかしら?」
「さぁな。でも、とりあえずぶらぶらしてりゃ、適当にバトルになるさ」
ヒカリの質問に、軽々しく答えるリョウタ。
「・・・あ、そうだ、前々から気になってたんだけどさ、ヒカリは好きなヤツとかいるのか?・・・ほら!ヒカリはすっごいモテるしさ。絶対幸せになれるって!」
「リョウタさん!」
リョウタの言葉を、フェネが止める。
「忘れたんですか?!ヒカリさんはケンさんを失ったばかりで・・・」
「おっ?!そうだった!」
フェネはリョウタに耳打ちする。
「好きな人?・・・そうね。いるかもね」
ヒカリは、案外平然と答えた。
「え?ケンのこと?」
フェアがこれまた無鉄砲に聞く。
「~~・・・もういいです・・・なんでこんなに意識が薄い人ばかり・・・」
フェネは呆れたようにため息をつく。
「ううん。他の人。もちろん、ケンさんは大事な人。でも、いつまでも引きずっちゃいられないもの」
ヒカリは少し俯いて答える。
「へぇ。これまた意外なニュースだな。やっぱり、かっこいいヤツなのか?」
リョウタは質問を次々にぶつける。
「うぅん・・・。内面がいい人よ。ケンさんと同じような気持ちを、その人に感じて、好きなのかな、って思ったのよ」
「じゃぁ・・・このメンバーの誰かってコトか?!」
ヒカリの返答に、興奮気味に聞くリョウタ。
「質問ばかりね。・・・うん。そういうことになるわね」
ヒカリはキッパリと答えた。
「そっか~。いや~、意外なニュースを聞いちまったな。・・・あ、質問ばっかで悪かったか??オレは・・・」
「いいわよ、言わなくて。大体分かってるもの」
リョウタの言葉を、遮るように言葉を発するヒカリ。
「え?!オレってそんなに、心が見えちゃう人間?!」
「知らない人の方が少ないわよ」
リョウタのパニックに、微笑しながら答えるヒカリ。
「そっか~・・・ん?なんか建物がある」
リョウタは目を凝らす。
「でっかい屋敷だな。入ってみようぜ」
リョウタはドアを開ける。

「わぁお!中も広いな~!」
リョウタはすっかり興奮。
「あっち行ってみようよ~」
フェアは適当にドアを指さして、リョウタの手を引っ張る。
「あ!また無鉄砲に行動して!やめましょうよ。海にこんな屋敷があるほうがおかしいです!」
フェネの言葉も・・・無念。2人は屋敷探索に夢中だ。
「ほっておいたら?何言っても無駄よ」
ヒカリが呆れた声で言う。
「はぁ・・・リョウタさんは、どういう教育受けてきたんでしょう・・・」
フェネはリョウタに呆れかえって仕方がない。
「うわー!お風呂がある!リョウタも入ろうよ~!」
フェアが言う。
「おっ、いーねー!海を見ながらの風呂は最高ジャン!」
リョウタは緊張感なく、お風呂に入るさんだん。
「・・・」
呆れかえって、ものも言えないヒカリ。
「ヒカリもどう?みんなで入ろうよ~」
「いい加減にしてください!!!」
フェアの大胆(??)発言に、ついにフェネがキレた!
「何考えてるんですか!さっきから無鉄砲な行動ばっかり!あれだけマコトさんに言われたばっかりなのに!それが普通にお風呂に入ろうって・・・しかもなにが『みんなで入ろう』なんですか?!女性と男性ですよ?!バカ言わないでください!」
次々に文句をぶつけるフェネ。
「そんなに怒らなくても・・・ねぇリョウタ?」
フェアはリョウタに同意を求める。
「はぁ~。いい湯だな~」
「あ、僕も~!」
男2人は、お風呂に入っていった・・・。
「もう・・・なんでこんな人たちと一緒になったんでしょう。あたしが神経質になりすぎ・・・なわけないですよね・・・あの2人がおかしいんですよね。うん。そうです・・・」
フェネは一人でぶつぶつとつぶやく。
「いっい湯だな~♪ヘイヘイ!」
「いっい湯だな~♪」
「あ~も~。あたしが神経質なんでしょうか・・・」
全く対称的な時を過ごすリョウタ&フェア、フェネ。
(先が不安になってきた・・・)
ヒカリは黙って座り込んで、リョウタが出てくるのを待つ。

・・・20分後

「あ~すっきりした~!」
リョウタはすっかり上機嫌でお風呂から上がってきた。
「さぁ、先へ行こうよ!」
フェアの勧めで、階段を上がる2人。
「行きましょ」
ヒカリは独り言をつぶやくフェネに言う。
「あ、はい」
フェネはそれに反応して、独り言をやめる。

「おっ!なんか、すげー広いところだな!」
リョウタは床にねっころがる。
「体育館みたいだな~・・・」
リョウタは目をつぶってつぶやく。
「リョウタ~。なんかスイッチがあるよ~!」
フェアが指さしたところには・・・赤いスイッチ。
「押してみようぜ!きっとすごい仕掛けがあるんだぜ!」
リョウタはそのスイッチを押す。

グラグラグラ・・・

「うわっ?!なんかゆれ始めたぞ!」
リョウタはパニック。
「どう?この屋敷、少しは入りがいがあった?」
現れたのは、敵のバレリーナだった。
「僕が作ったんだよ~。団長の別荘だったけど、団長の趣味に合わないとかで怒られて、このバレリーナのになったんだよ~」
資材運びもいた。
「やい!現れたな!」
リョウタは強気で向かっていく。
「その口のききかたは、あたしたちがハード体だってこと知っててなの?」
「あ、そうだった・・・」
リョウタは冷や汗をかく。
「ほら!そうやって無鉄砲に行動するから、こういうことになるんです!どうするんですか?」
フェネは怒りをこめて言う。
「そんな・・・なったものはしょうがないよ!!それにいつかは戦うんだし・・・」
「ちゃんと作戦とか立ててからやればよかったのに・・・もう、あなたの顔も見たくないです!」
「あ~そう!それじゃお互い別行動で、ここはいったん逃げようじゃんか!そっから別行動ね!」
妖精2人の激しい言い合い。
「おい!こんなときに仲間割れなんてするなよ!」
「そうよ。とりあえずお互い落ち着いてよ」
リョウタとヒカリは止めに入るが、2人とも、どこかに行ってしまった!
「あ、おい!・・・くそ~ここは逃げるか!ヒカリ!」
リョウタはヒカリの手をつかみ、猛ダッシュ!
「あ!・・・資材運び!ここはまず、あの人間2人をしとめるのよ」
「そのつもりだよ~」
敵も負けずに動きだす。


・・・無鉄砲と神経質が原因で、みんなバラバラになってしまった。

もう1度、団結することはできるのだろうか・・・
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