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♯80 逆転
2007-03-17 Sat 20:17
さぁ!形勢逆転だ!!

「でも、フェロやフェミは戦えるのか?水はないし・・・」
アキトが言う。
「大丈夫ですわ。別に水ではなくても戦えるようになっていますわ」
「・・・」
フェロの言葉に、沈黙が走る。
「・・・今までなんで黙ってたんだよ!そのせいで、どれだけ苦労したことか!!」
アキトは涙ぐむ。
「そろそろ地面に着くわよ!着地ミスしないでよ!」
カエデが言う。
「フェアリーモンスターに乗ってれば、大丈夫さ!」
アキトは余裕の表情。

「ほっ!」
無事着地!
「どうする?どうやって形勢をかえるか・・・」
マコトが口を開く。
「・・・というより、あの3人は?」
カエデは辺りをきょろきょろ。
「あ、あそこ!」
フェミが指をさす。
「ちょっと~~!あたし、こんなんでおちるのイヤよ!次女!しっかりつかまってなさいよ!」
「いやいやいや~☆むりぃ~お姉ちゃん重い~♪三女!ちゃんとつかまっててよ!」
「手が、痛くなってきました・・・」
高い木に捕まって、ぶらーんとぶらさがる3人。
「やっぱりバカ姉妹だ・・・」
みんな呆れている様子。
「待てよ、ここはチャンスかも・・・」
アキトは考え込む。
「先制攻撃できるチャンスね」
カエデが付け足すように言う。
「でも、陸からじゃ、攻撃が必中しなさそうだな」
マコトが上を見て言う。
「オレが飛んでいこうか?」
フェマが聞いた。
「そうだな・・・」
マコトは腕を組む。
「フェアッチプログラムが欲しいところだな」
アキトが言う。
「相手が少しでも手を離せばいいんだけど・・・」
カエデが敵を見てつぶやいた。
「・・・やってみるか」
マコトは腕をほどいた。
「え?何を?」
きょとんとするアキト。
「フェマ!行くぞ!」
マコトはフェマに飛び乗ると、3姉妹一直線。
「ちょっと!失敗したらどうするの?!」
カエデはマコトの意図が読めず、パニック。

「ちょっとちょっと!なんかきたわよ!!」
長女はパニック。
「よっ」
マコトはフェマの足に捕まる。
「渡してもらうぜ!」
マコトは、長女の手に、一発蹴りを入れる。
「いったぁ~~!!」
「もらった!」
長女が手を離した瞬間、フェアッチプログラムを入手!
「カエデ!」
マコトはそれを投げる。
「ありがとう!」
カエデはそれを受け取る。
「フェミ、行こう」
「うん!」
カエデの言葉に、フェミは頷く。
「ちょっとちょっと!あたし死んじゃうじゃない!」
手を離して、下へ落ちていく長女。
「ハード体進化よ!」
カエデが叫ぶ。
「うん!」
フェミが頷くと、ハード体進化完成!
「えぇええぇぇ?!」
長女は危険を感じたらしく、焦っている。
「今よ!」
「オッケー♪」
「いやぁあああ!!」

・・・長女倒し成功!

「やったぁ!1人倒せたな!」
アキトは上機嫌。
「アキトはん・・・まだ2人いまっせ??」
フェロは呆れ顔。
「・・・ってことはぁ、次はあたしってことぉ☆」
次女は、焦っているのか余裕なのか分からない。
「そうだよ」
マコトは、遠慮ナシに蹴りを入れる。
「いったぁい☆乱暴者はモテないよ??」
「どーでもいい!!アキト!」
マコトは恥ずかしそうに言葉を返して、アキトにフェアッチプログラムを投げる。
「よし!フェロ!!」
「任せてくだはい」
フェロもハード体進化!
「いけぇぇええ!!今こそ、アキト的サイエンス、証明のとき!」
「関係ない気がする・・・」
カエデは呆れ顔。
「ちょっと☆やめてってば♪」
最後までぶりっこに、命を終えた次女だった・・・。

「なんだ。案外弱いんだ!」
「一発逆転!ね」
アキトもカエデも油断を見せた。
「・・・ここまできたら・・・負けるわけにはいきませんね」
三女は、木を蹴ってジャンプすると、フェマへ攻撃!
「うわっ?!」
そのはずみで手を離したマコトは、下に落ちていく。
「マコト!・・・フェロ!お願い!」
アキトは慌ててフェロに頼む。
「ほれ」
フェロはマコトをキャッチ!
「大丈夫?!」
カエデが心配そうに聞く。
「あぁ。オレは・・・」
マコトは言いかけて、フェマに近寄る。
「お前、もう戦えないだろ・・・」
「すまない。役に立たずに・・・」
「いや。もう十分だ」
マコトはフェマを抱えて、2人のもとへ。
「1:2なら、勝てるさ!」
アキトは余裕を見せる。
「あら。なめられたものですわね」
三女のおでまし。
「いっておきますけど、逆転の裏は逆転される、ということをお忘れになってはいけませんわ。姉2人は、ほんの力試しです」
三女は、不利な状況にも関わらず余裕だ。
「さっさとやっちゃいましょう!」
カエデが言う。
「そのつもりさ!」
アキトも頷いて言う。
「あら、あまいですわ」
三女は、軽々しくジャンプして攻撃をよけ、上空からの攻撃!
「うわっ?!」
フェロはおもいっきり木にぶつかる。
「フェロ!!」
アキトは必死にかけよる。
「相手は今までとは違うさかい・・・気をつけないと・・・」
フェロは、ブロンズ体に戻ってしまった。
「・・・つ・・・強い・・・」
アキトは三女を見る。
「1本とりましたわね」
三女はにっこり。

「まだまだ!あたしたちでやりましょう!」
カエデが言う。
「最大パワーで攻撃!!」
フェミは力を出し切った!
「陸への攻撃は、ジャンプすればすぐかわせます」
またも攻撃をよけた三女は、その勢いで、フェミを殴り飛ばした。
「きゃぁ!!」
フェミもブロンズ体に戻る。
「しっかりして!大丈夫?!」
カエデは声をかける。
「同じ力同士でも、使い方でかわるのです」
三女は近寄ってきて言う。
「言ったでしょう。逆転の裏は逆転されるということ・・・。光の裏は闇だということ」
三女は足を止める。
「ここでさよならですね」
不気味な微笑で言った。

「・・・ここで・・・ここで終わりにするか!」
立ち上がったのは、マコトだった。
「逆転される裏は逆転した!闇の裏は光!また逆転させればいいんだよ。諦めて、終わりにして死ぬのなんて認めるか!」
「マコト・・・」
「・・・そうだね」
マコトの言葉に、アキトとカエデも立ち上がる。
「あら。まだやるんですか?まぁ、結果はかわらないですけど」
三女は攻撃用意!
「あの速い動きを止められれば・・・」
アキトは腕を組む。
「・・・ブロンズ体でいいから、最大の攻撃を、地面に打ち込むんだ!」
マコトは地面を指さして言う。
「え、なんで・・・」
「いいから」
戸惑うカエデに言葉を返すマコト。
「・・・やるしかあらへん」
「うん」
「マコトを信じる」
妖精も、最後の力をふりしぼる。
「・・・」
マコトは近くにあった木の棒を手に持つと、高くジャンプした!
「今だ!」
マコトは攻撃の合図をする。

ドッカァァァアアアアアアアン!!!!

「な・・・煙で前が見えない!」
そう。マコトが狙っていたのは、攻撃の後にでる煙を利用した煙幕だった。
「これで・・・終わりだぁあああ!!」
マコトは木の棒を、三女の胸に突き刺した。
「そんな・・・また逆転されるなんて・・・」
三女は、光となって、散って消えた。

「や・・・やったんだ・・・!」
アキトは脱力なのか、へろへろと座り込んだ。
「どうなるかと・・・思ったわ・・・」
カエデも安心したのか、アキトの隣に座る。
「・・・ムリさせて悪かったな」
マコトが言う。
「そんなことないよ。マコトのおかげで勝ったんだもの」
カエデは笑って言った。
「それにしても・・・フェマのハード体が見れなくて残念だな」
アキトはがっかりする。
「はは・・・いつかだな」
マコトは苦笑い。
「マコトがあんなに無茶すると思わなかったわ」
カエデが微笑んで言う。
「自分でも・・・な。なんかリョウタみたいになったてたかも」
「そーゆーマコトもいいんじゃないか?」
戸惑うマコトに声をかけるアキト。

光の裏は闇でも・・・闇の裏は光。

逆転の意味は、形勢をかえるものではない。
自分自身をかえるものだと・・・胸に秘めた3人だった。
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