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♯75 歌
2007-03-12 Mon 22:11
・・・気がつけば、元の世界にいた。
「あれ?ここって・・・」
「戻ってきたのよ。ヘンなサーカス団のドームに」
ユウの言葉に、アミが言葉を返す。
「やったな!ユウ、アミ!」
振り向くと、リョウタが走ってきた。
「本当、無事でよかった・・・」
カエデも安心した様子。
「一時はどうなるかと思ったよ。見ていてハラハラしたよ」
アキトは興奮が冷めない。
「ユウ!!」
「お兄ちゃん!」
ユウは、マコトのもとへ走っていく。
「僕、やったよ、お兄ちゃん」
「ユウ・・・」
異母兄弟とはいえ、2人の絆は確かなものだ。
「・・・そうだ、ユウ。お前、好きな子ができたのか?」
マコトは思いだすようにして聞く。
「え・・・あ~・・・うん!」
ユウは戸惑ったが・・・最後には開き直って言った。
「本当だったのか?!ヘンな子じゃないよな?将来キャバクラに行きそうなヤバンな子じゃないよな?!デリカシーとマナーのある子なんだよな?!」
マコトはユウの肩を何回もゆすりながら言った。
「はらほろひれはれ~・・・」
ユウは完全に目が回った様子。
「あはははは・・・」
みんなはその様子を見て笑っていた。

「キ~~!!あのクソピエロ!!なんでやられたのよ!デブ!説明しなさいよ!!」
「デブじゃなくて、資材運びだよ~。やられた理由なんて知らないよ~」
団長の八つ当たりに、言葉を返す資材運び。
『おとなしくする!第二回戦をはじめます!』
審判メカの声で、みんなが静かになる。
『第二ラウンド、ザ・フェア・サーカスは、マラカスシスターズの3人!子供達は、過保護と音痴とメガネ!』
次の対戦が発表。
「あれ?2人VS2人じゃないの?」
『うるさい!人数的にあわないから、1ペアだけ3人なの!』
ユウの言葉を、すばやくさえぎる審判。
「メガネって、僕のことだよね」
アキトが言う。
「過保護って・・・オレ・・・だよな」
マコトはうっすら感づく。
「ちょっとちょっと!!音痴って、どっから情報が入ったのよ!!」
カエデはかんかんだ。
『細かいことは気にしない!それでは・・・テレポート!』
審判の声で、3人は消えていった・・・。


「・・・いったぁ~・・・」
「とばし方ヘタだよな~」
「ここどこだ?」
マコトは辺りを見回す。
「あの、ヘンな女の3人組はどこいったんだろう?」
アキトも立ち上がる。
「あ、あそこ!」
カエデが何かに気づき、指をさす。
「おもちゃの城・・・?みたいなヤツだね」
アキトが言う。
「いくか?」
「うん」
マコトの質問に、カエデが答えた。
「あ、待ってくれよ~!」
アキトも慌てて追いかける。

「カエデ~疲れたよ~」
フェミは相変わらずの甘えん坊だ。
「え~、フェミってば、あなた飛んでるのに・・・」
「もう・・・ダメ・・・だ~・・・」
アキトはかなりへとへと。
「・・・どうする?マコト」
カエデはマコトに聞く。
「そうだな・・・」
マコトは腕組み。
「そうだ、マコト。フェマの進化で、みんなをのっけて飛んでいけないのか??」
アキトが聞く。
「・・・バカだな。そんなことしたら、敵に見つかってすぐバトルになるじゃないか!」
マコトは呆れたように言葉を返す。
「敵は強かったさかい。ユウはんとアミはんのを見ると、ヤツらは相当の強さでっせ!」
フェロが続けた。
「じゃぁ、フェアッチプログラムをとるまで、戦うのは危険ね・・・」
カエデが言った。
「少し休もう。そのほうがいいだろう」
フェマが言う。
「そうだな・・・」
マコトも同意した。

「・・・あ~、足が軽くなったよ!さぁ!行こうじゃないか!!」
アキトはすっかり上機嫌で先頭をきる。
「アキトはん・・・」
フェロは呆れ顔。
「最年長とは思えないな・・・」
フェマもため息。
「まぁ、いいじゃない」
カエデが言葉を流す。

「あ~ついたついた!」
アキトは満足そうに言う。
「で・・・こん中に入るには・・・」
マコトは上を見上げる。
「でっかい・・・ガマガエルね・・・」
カエデも上を見る。

城の門の前に、でっかいガマガエルがいたのだ。

「どいてもらわへんと、先へ進めませんわ」
フェロは困った顔をする。
「大丈夫!こーゆーのには、こちょこちょが効果的だと、アキト的サイエンスは言っている!」
つまらない冗談を言って、アキトはガマガエルに近づくが・・・
「し~~~び~~~れ~~~る~~~!!」
カエルに触れたとたん、アキトは全身麻痺?!

『おーっほっほほ!そう簡単に入れるわけないでしょ!』
「誰だ?!」
どこからか聞こえる声に、マコトが聞く。
『私は、シスターズの長女!』
『次女でぇす☆』
『三女です。よろしくお願いします』
「あ~!オバハンシラガーズ!」
3人の言葉に、アキトが返す。
『マラカスシスターズだっつうの!』
『間違えすぎよ!』
『ひどいですわ』
3人は激怒。
「どうやったら入れるんだ?!」
マコトが聞く。
『そこにある、カラオケマシーンをお使いになって、95点とれればいいのです』
三女が答える。
『まぁ、せいぜいガンバ♪』
次女の言葉で、3人との言葉は途絶えた。

「くそ・・・95点なんて・・・」
マコトはかなり悩んでいる。
「歌えばいいんでしょ?!いいわよ!やってやるわ!」
「え?!」
カエデの言葉に、アキトは驚く。
「曲はこれで・・・」
カエデは、さっさと設定する。
「アキト・・・死ぬのを覚悟しておけ・・・」
マコトが言う。
「え?!そんなに音痴なの?!」
「そうだよ。史上最悪の音痴。耳をふさがないと、命に危険が・・・」
マコトはものすごく真剣な顔で言う。
「はじまりまっせ!」
フェロが言う。
「耳をふさげ~~!!!」
みんなして耳をふさぐ。
「○×+●▽%□@*▲#・・・」
カエデの歌は・・・ひどい。言葉では書けないほどにひどいので、マークで省略とさせていただきます。
「うわ~~!もうだめだ~!」
「こらえろ!こらえるんだアキト!」
マコトとアキトは、微妙に和解し合っている。

・・・5分後

「終わったわ!」
カエデはすっきりした様子。
「フェロ・・・もう・・・僕・・・」
「アキトはん!死んじゃあかへん!」
「くそ・・・たった1人の音痴さのせいで・・・」
「アキト、大丈夫か?」
男4人組は、ほぼ瀕死。
「得点は?!」
カエデはマシーンを見る。

エラー

「・・・」
得点表示以前に、マシーン崩壊の危機だったらしい。
「じゃぁ、次は、妖精3人組が歌います~!」
フェミが言う。
「わてらも、やるんっすか?!」
「あったりまえ!ほら、フェマも!」
フェミのもちかけで、妖精3人のカラオケ。

まじかる☆プリンセス!いっちゃうぜー!

「・・・」
曲名のおかしさに、人間3人は沈黙。


朝起きて、遅刻ギリギリの初恋列車
恋の魔法におとしてあげる☆ターゲットは・・・

「・・・」
歌詞までおかしいので、3人は笑いをこらえるのに必死だ。

・・・5分後

「ありがと~!」
フェミの言葉で終了。
「ク・・・ククク・・・ププ・・・」
3人は、まだ笑いが止まらない。
「得点は?!」
フェマが見る。

35点

「・・・」
「あと60点足りヘん」
妖精はがっくり。

「さぁ、次は・・・」
「僕が歌うよ!奥大辞家伝統の歌を披露するよ!」
「アキトはーん!お願いしまっせ~!」


・・・果たして、奥大辞家伝統の歌とは?!
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