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♯70 新た
2007-03-04 Sun 15:19
「もうイヤ~~!!この山何メートルあるのよ~~~!!!!」
・・・デビフェアの本拠地である山を登っていると・・・ハナミはもう限界のようだった。
「ひ~・・・キツイ・・・」
アキトもこたえている。
「もう夜だし、これ以上進むのは危険よ・・・」
カエデが言う。
「そうだな。休める場所を探したほうが無難だな」
マコトは同意する様子。
「あ!洞窟があるよ!」
ユウが壁を見て言う。
「本当!休めるわ~~!!」
ハナミは真っ先に入って行った。
「山なのに、ずいぶんなつくりになってるのね」
アミが言う。
「デビフェアの本拠地だからな。人工的なつくりになってるんだろうから、何があってもおかしくないんだな」
フェスが返した。
「休もうぜ~!!」
「おー!」
・・・みんなして洞窟に入っていく。

「・・・行かないの?」
ヒカリがシュウに聞く。
「敵の本拠地だろ。簡単に入れない」
シュウはそっけなく返すと、ぶっ壊れたパソコンの修理にかかった。
「・・・ちょっと寒いわね」
ヒカリは身震いさせて言う。
「まだ先は長いですが・・・もう1000mくらいは登ったはずです。だいぶ温度差がでてきたと思います」
フェネが頂上を見て言った。
「寒いよ~ざぶい!」
フェナもだいぶ寒がっている。
「・・・・・・」
シュウは腰に巻いていたジャケットをとり、ヒカリに軽く投げた。
「それ、着れば?」
シュウはそれだけ言うと、再びパソコンの修理に取り掛かった。
「あ、ありがとう・・・」
ヒカリはそれを受け取る。


・・・はぁ、なんでこう、あたしってダメ人間なんだろう。
いつまでたってもケンのことを後悔して、みんなに気を使わせちゃったし・・・今だって・・・・・・
今頃、パソコンの修理しながら、迷惑なんだよ、うざい。・・・とか思われてるのかな・・・さりげない優しさが嬉しいというか・・・なんとなく、ケンに対しての気持ちと同じようなものを、隣にいる人に感じるっていうか・・・

「ヒカリさ~ん。どうしたんですか?」
フェネが声をかけるものの、ヒカリの脳内は動じない。

・・・そもそも、ただシュウさんからかりただけのジャケットが、なんでこんなに暖かく感じるんだろう。寒いから?そう、きっとそう。だけど、この、ほわ~んというか、きゅ~んというか・・・このヘンな気持ちは・・・

※ヒカリの考えていることがよく伝わらない方!簡単に言えば、ヒカリは、人生初めての、胸キュンってヤツを感じてます。


ガラガラガラガラ・・・!!

「危ない!」
フェナが叫ぶ。・・・上から岩がおってきたのだ!

ドッカァァァアアン!!

「・・・大丈夫?!」
フェナが言う。
「こっちは大丈夫です」
フェネが答えた。
「やっぱり、本拠地なだけある・・・って、うわ~~~!!!!」
フェナが洞窟の方を見ると・・・なんと入り口がふさがっていた!

「助けて~~!!出して~~!!!」
中から助けを求める声がする。
(本拠地だってこと忘れて入るからこうなるんだよ・・・)
シュウは軽くため息をつくと、岩をどかしていく。
「手伝うわよ」
ヒカリも作業にかかった。

・・・1時間後

「はぁ~、助かった~」
リョウタは安心した様子。
「やっぱり、洞窟で寝るのは危険ね・・・」
カエデが言う。
「道にある岩や木によりかかって寝よう」
アキトが言うと、再びみんなが眠った。

・・・朝日が昇り始めた。
そうはいっても、まだ5時ごろで、みんな眠っていた。

「・・・ん・・・」
アミが目覚める。
「まだ、寝てるのね・・・」
アミは起き上がると、歩きはじめる。

・・・少し進んだところに、八畳分くらいの原っぱがあった。

「ん~~・・・」
アミは軽くのびをする。

デビフェア・・・本当に勝てるのだろうか・・・。
もちろんそのことも心配だけど・・・
シュウ兄ちゃん・・・カエデのこと好きなのかな・・・でも、リョウタとカエデが、今、いい感じだし・・・。・・・・・・

「あれ~、僕は2番乗り?」
アミが迷ってる最中、誰かの声がする。
「・・・ユウ・・・」
「早起きだね~」
ユウは笑って言うと、アミの隣に座った。
「なんか悩み事?」
ユウはアミに聞く。
「うん・・・ちょっと」
「話してみてよ。楽になるよ」
ユウはにっこりして言う。
「え・・・・・・」
アミは迷ったが、完全に場はユウのペース。
(なんなのこの、天然なオーラ・・・)
アミはそのオーラに飲まれ・・・すべてを話した。

「・・・ふーん。・・・デビフェアのことは分かんないよ。でも、みんなで頑張れば、大丈夫!」
ユウはやけに前向きだ。
「それにしても、みんなしてラブラブだね。お兄ちゃんとハナミさん、付き合っちゃったし、リョウタさんとカエデさんもいい感じ。・・・アミさん、誰が好きなのか分からないけど・・・」
ユウは言葉を一旦止めて、再び言った。
「そばにいることだけが、好きじゃないと思うんだ」
「え・・・?」
「だって、好きっていうのは、その人の幸せを一番に想うことなんだよ。その人が他の人を好きなら、譲ってあげるのが、本当の好き。それでいいと思うんだ」

そうだ・・・シュウ兄ちゃんが誰を好きでも・・・幸せを願う気持ちは消えないから・・・

「・・・うん。好きな人を、影から見守ることにする。その人の幸せを大事にすればいいかな?」
「うん。そばにいなくても、立派な好きだよ。・・・アミさんに想われてる人は、幸せだね。一途に愛してくれるもの」
ユウはにっこりと微笑む。
「・・・・・・ちょ、ちょっと、冗談言わないでよ。天然ボケにもほどがあるわよ」
アミは激しく同様。

「あ、お前等、こんなところにいた!!」
振り向くと、リョウタ達が走ってくる。
「探しただろ」
マコトがユウに言う。
「ごめんごめん。みんなが起きる頃には、戻ろうと思ってたんだけど・・・ね?」
ユウは苦笑いしながら、アミに同意を求めた。
「え?・・・あ、そうそう。ちょっと・・・ね」
アミは曖昧に言葉を返す。
「なんだぁ?お前等、2人していやらしいことしてたのかぁ?まぁ、しょうがないか。お兄ちゃんが女慣れしてるもんね~」
リョウタが意地悪そうに言う。
「女慣れなんかしてないって言ってるだろう?!何回言ったら分かるんだ?!」
マコトは激しく反論。

『久しぶりじゃの!』
突然謎の声。
「フーミン、ハーミン!!」
みんなが声をそろえる。
『やっとパソコンが直ったそうじゃの』
「おかげさまで。シュウがずっと直してたもんですから」
フーミンの言葉に、少々皮肉を加えてフェナが返す。
『そうじゃ。前に送るといっていた、フェアリーモンスター丸分かり図鑑を送るぞい』
フーミンが言う。
「そうそう。この前、送るとかいって、まんじゅうから自分の新婚話に話かえたんだよね」
フェナがますます皮肉たっぷりに言う。
※話がつかめないかたは、♯65をどうぞ!
『送信ぞい!』
フーミンはプログラムを送信!
『そうじゃ。重要な話があるんじゃ。実は、ブロンズ、スーパー、ウルトラ、マスター以外に、もう1つ、種類があるんじゃ!その名も・・・ハード体じゃ!』
「ハード体?」
みんなが声をそろえて言う。
『簡単に言えば、スーパー体がパワーアップ、つまり、ウルトラ体のパートナーがいなくても、ウルトラ体並みのパワーが得られるのじゃ。』
「おーすげー!」
リョウタは関心。
『ただ、それには、フェアッチプログラムが必要での』
「ふぇあっちぷろぐらむ?」
アミトが聞く。
『フェアッチに、ハード体に進化させるプログラムを入れるんじゃ。まぁ、ハード体は便利じゃが、体力を多く消耗するから、長期戦には不向きじゃ。まぁ、便利だから、取得しといて損はない。まぁ、頑張るんじゃ!』
フーミンはそれだけ言うと、通信を閉じた。

「・・・なんかも~、次々に分かんないことばっかり!!」
ハナミはイライラ。
「シュウ、どう?起動できそう?」
カエデが聞く。
「・・・あ、できた」

ピコン!

丸分かり図鑑が立ち上がった!

「うわ~すげ~!みんな載ってる~」
みんなすっかり関心だ。
「なにこれ・・・キモフェア?!ブロンズ体、土属性、必殺技、ウンチ爆弾って、キモ!」
ハナミはキモいの連発。
「属性か・・・そういえば、また最近、属性を意識しなくなってきた・・・2重属性とか、すっかり忘れるところだった」
アキトが言う。
「ここまできたら、属性による無効化以外は、パワーで押すしかないだろ!」
リョウタが言う。
「いろいろいるんだな、フェアリーモンスターって・・・」
マコトがつぶやく。
「その、フェアッチプログラムって、この山にあるのかしら」
カエデが聞いた。
「さぁな・・・って、お?!」

ピロピロピロ・・・

リョウタが言った瞬間、みんなのフェアッチが、いっせいに鳴り出した。

「今までにない反応だよ・・・」
ユウが言う。
「もしかして・・・」

フェアッチプログラム?!

「もう少し登ったところね!」
「よし、いくぜ!!」
みんな、登るさんだんを見せた。


「・・・フェアッチプログラムは・・・お前達に任せてよいか?」
「もちろんです、デビフェア様」
「あれが渡ったら、子供達はこの本拠地に来る・・・地球結晶化が完了するまで、時間を稼ぐのだ!そして、倒すのだ・・・」
「分かりました!」
「フェアッチプログラムの反応をキャッチして・・・子供達は必ずやってくる・・・そこを狙うんだ!いけ!」
「はい!」

子供達よ・・・本拠地に入ったからには・・・逃げられない・・・クックック・・・
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