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♯54 思い出
2007-01-12 Fri 23:53
・・・敵の味方になっても、お兄ちゃんだもん。
今度こそ・・・まっすぐ、お兄ちゃんの目をそらさない。
傷ついても・・・まっすぐ見つめる。

「ユウ~!メシだぞメシ!」
リョウタがユウを呼ぶ。
「・・・うん!」
ユウは急いでかけつける。
「アキトはんが収穫なかったさかい、かわりに、フェナが大量の魚を釣りましたで!」
フェロが言う。
「ユウ、食べましょ」
カエデが焼き魚を差し出す。
「うん」
ユウは、もう立ち直ったかの様子を見せる。

・・・焼き魚・・・

あっちの世界で、お兄ちゃんに、よく骨をとってもらったな。
・・・自分でとらなきゃ・・・
ダメだよ・・・。お兄ちゃんの思い出でいっぱいだよ・・・。

ユウの目から・・・自然と涙がこぼれる。

「ユウ!どうしたんだ?」
リョウタが聞く。
「なんでもないの!・・・本当だよ。なんでも・・・」
ユウは、真っ赤な顔を手で隠す。
「分かった!魚の骨がとれないんだな!・・・マコトにとってもらってたもんな~」
「バカ!!」
アキトの言葉に・・・みんながすかさず叫ぶ。・・・今のユウに、『マコト』という言葉はNGワードである。
「どうしたの?話していいのよ」
カエデがユウの顔を見る。
「なんでも・・・ないよ」
ユウが泣きながら言う。

「なになに?!もしかして、魚がまずかった?!」
フェナが慌てる。
「・・・ほら」
シュウは、ユウに、粉末で作ったココアを与える。・・・準備がいいのか?それともたまたまか・・・紙コップもあった。
「・・・」
ユウはそれを、ゆっくり飲む。
「アイツのこと・・・思い出したんだろ?」
シュウがユウに聞く。
「・・・うん・・・」
ユウが頷く。・・・シュウは、ユウのココロを・・・見透かすようにして見ていた。
「お兄ちゃんに・・・骨とってもらったの。思い出しちゃってっ・・・」
ユウの言葉が・・・涙にあふれている。
「ユウ・・・そうだったの・・・」
カエデがユウを心配する。
「おかしいよね。僕・・・僕っ」
ユウが泣きながら言う。

「よかった~!僕のせいじゃない系??」
フェナは安心する。
「お前が骨付きの魚もってくんのがいけないんだよ」
シュウが言い返す。
「ひどっ!」
フェナは、カルチャーショック?!


・・・そのころ

「全く・・・あのちっこいのしつこいのよ」
ミルフェアはプンスカ。
「・・・ユウ・・・」
マコトはユウの涙顔を思い出す。

ユウが、あんなに傷だらけになって・・・自分のもとへ走ってきた。
なのに自分は・・・手を出そうとしてミルフェアに止められ・・・ユウを助けられなかった。
これは・・・本当に正しいのだろうか・・・

「次は・・・あのガキを集中狙いよ」
ミルフェアはそういうと・・・マコトをつれて・・・走り出した。


・・・・・・

「さて、1段落ついたし・・・マコトを探しに・・・」
リョウタが立ち上がる。
「そうね・・・」
カエデも出発するさんだん。

「決着をつけるわよ!!」
・・・聞き覚えのある声。
「ミルフェア!」
アキトが言う。
「今日こそ決着をつけるわよ!・・・それ!」
ミルフェアが言うと・・・無数の爆弾が爆発。
「うわっ!」
みんな・・・なかなかマコトに近づけない。

「攻撃ができないんじゃ無理よ!!」
ハナミが叫ぶ。
「しょうがないわよ!」
カエデが言い返した。

「煙幕!」
ミルフェアは、さらに攻撃を仕掛ける。
「前が見えねぇじゃねぇかよぉ!!」
リョウタはイライラ。
「いくわよ!」
ミルフェアが、岩石をとばしてきた!

「うわっ!!」
妖精が・・・全員ひん死!
「マジかよ!」
リョウタは慌てる。
「最強か!」
アキトが言う。
「おい・・・どっかのお笑いチームのパクリしてんじゃねぇよ・・・」
リョウタは呆れ顔。

「いっけぇ!」
ミルフェアの無数の攻撃が・・・ユウをめがけた!

「ユウ!!」
・・・煙につつまれたユウ。
「死んだってこと・・・ねぇよな」
リョウタが最悪の出来事を予想する。
「いたら返事しなさぁい!」
ハナミが言う。・・・応答はない。
「ユウ!ユウ!」
アキトが叫んでも・・・応答はない。
「ま・・・さか」
ケンが言う。・・・ユウは・・・

「お兄ちゃん」
・・・聞き覚えのある声。

「・・・ユウ!」
リョウタが言った。

「死ねないよ。・・・思い出がいっぱいで」
ユウが、帽子を深被りをする。
「僕、弱虫だから、必要なときだけお兄ちゃんに頼ってた。・・・それで、お兄ちゃん、疲れたよね・・・これからは、しっかりするよ。だから・・・」
ユウが言葉を続ける。
「もう一回・・・ユウ、って言って・・・!」
ユウの、純粋な主張だった。

「・・・お前が、そこまで考えてたとは思わなかった」
後ろから口を開いたのは・・・フェマだった。
「そこまで証のこと考えてたの知らなくて、オレは自分しか見てなかった。自分がよければ、なんて間違ってること、やっと分かったんだ」
フェマが話し出す。
「悪かったよ、これからは・・・マコトのこと、ちゃんと見るから・・・」
予想もしなかった言葉。・・・リョウタの説教が通じたのか・・・

「聞いてりゃ生意気なのよ!・・・坊や!あの、ユウとやらを殺してきな!!」
ミルフェアが、マコトの背中を押す。


「・・・お兄ちゃん・・・」
ユウは、不安そうな顔をする。
「・・・」
周りもしんっ、としている。
「・・・」

マコトはユウに、手を近づけた。
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祝☆キャラソン完成?!
2007-01-12 Fri 20:46
1通のメールが届いたよ・・・ ((不気味・・・

「この小説、キャラソンあるんですか?小説内にちらちらありますよね」

・・・作者の返信

「ないです。あれ、適当です」

・・・そしたら

「50回突破記念に詩を書いたんですが、よければ使ってください」

その詩を読みました!!


本当にフェアファンらしくて、授業中も勝手にリズムつけて、ココロで歌いまくり!

フェアファンの詩として、そして、正式キャラソン(?!)誕生ですw

リズムを適当につけてみてくださぃw




            Colors・・・


(リョウタ) 光る大地 輝く空
       それが当たり前だと思ってた
       だけど違う すべてが違う
       まだまだ知らないことばかり

(マコト)  聳え立つ木 ざわめく海
       すべてがそうだと信じてた
       だけど違う どこもが違う
       まだまだできないことばかり

(カエデ)  時には泣くこともある
       からに入ることもある
       それはいいことなのか

(リョウタ
 マコト   君はどう思う?
 カエデ)

(全員)   Nice Colors
       目をあわせることすら
(アミ)   怖がっていたあの日
(全員)   Nice Colors
       まっすぐ君を見たい
(アミ)   そう思ったあの日

(シュウ)  無限に広がる 原色のColors
       まだまだ混じりあうこと恐れてる
       原色がまざりあって
       キレイになるか分からないから

(全員)   Colors・・・


(ハナミ)  運命の糸 同じ星空
       そんなの信じていなかった
       でも今はある すぐそこにある
       まだまだ未知のことがある

(アキト)  永遠の扉 未来への扉
       そんなのあること知らなかった
       でも今は見える すぐそこにある
       まだまだたくさん扉ある

(ユウ)   ときには苦しい時もある
       八つ当たりもしてしまう
       それは正しいことなのか

(ハナミ
 アキト   君はどう思う?
 ユウ)

(全員)   Nice Colors
       手を繋ぐことすら
(アミ)   拒んでいたあの日
(全員)   Nice Colors
       まっすぐ前を見たい
(アミ)   そう誓ったあの日

(ヒカリ)  夢へと向かっていく 私たちのColors
       まだまだ他の色を 怖がっている
       原色が混ざり合って
       汚くなること恐れてる

(全員)   Colors・・・


(全員)   時には悔やむこともある
       悲しくなる時もある
       それで諦めていいのか
       君はどう思う?

(全員)   Nice Colors
       同じ道行くことすら
(アミ)   不安がっていたあの日
(全員)   Nice Colors
       まっすぐ空を見ていたい
(アミ)   そう夢見たあの日

(全員)   未来を誓う 僕らのColors
       思いっきり混じっていいんだと
       最後は必ず手をとって
       キレイになれる日がくるから


(全員)   Nice Colors
       目をあわせることすら
       怖がっていたあの日
       Nice Colors
       まっすぐ君を見たい
       そう思ったあの日・・・


(全員)   みんなが混ざって
       キレイにキタナクなった僕ら・・・


(全員)   Colors・・・・・・














・・・とりあえず、いい歌詞としかいいようがなぃ!

誰がどこを歌うかまで、本格的に考えてくださった、ペンネーム、
K・M・Lさま、ぁりがとぅござぃました!!

クラスの一番後ろの席なんだけどもね、((関係ない

この歌詞が、本当にピッタリだとつくづく思います。

混ざり合うこと恐れてるとヵ・・・なんヵわかる気がします。

クラスを見ていても、レッドとヵ、イエローとヵがイメージカラーな人がいれば・・・ブルーとヵ、ブラックが似合う人もいるわけです。

黄色と黒を混ぜて、キレイな色になると思いますか?

・・・どうしても、自分とあわない人がいる。
だから、友達になるには・・・話すには勇気がいる。
混じりあって、ヘンになるのを恐れる気持ちが、原色が混ざるという比喩を使って表されています。

でも最後には、キタナイ色だけど、それがすごく輝いて見える・・・と歌っています。

クラスでもそんな光景、1度は見たんじゃないでしょうか。

まさしく、フェアファンって感じの歌ですね・・・。。

性格の違うヤツらが、みんなで生きていくんですからね。

原色の違うヤツらが、混ざり合うんですよ。


ふとしたとき、友人関係で悩んだとき・・・そっと口ずさんでみてください。


あなたの原色・・・何色ですか?
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