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♯16 無力
2006-11-30 Thu 21:04
心の奥にしまっていた・・・弱い自分。
・・・完璧でいれば、ばれる事のないと思っていた・・・無力な自分。

自分の弱点をつかれたような罪悪感。

「ヒカリさん・・・」
フェネが顔を覗き込む。
(そうだった・・・この気持ちは隠さなきゃいけないんだ・・・。つらいとき、つらいっていっちゃいけないんだ・・・)
ヒカリの中にある、不安、迷い・・・それを振り切って出した答え。
「・・・あなたの仲間にはなれない」
これ以上、心のキズをつかれたくなかった。

・・・そのころ
「リョウタ~食べる~?」
「なんだこれ?」
「おせんべい!僕の好物さ」
「マジで?!いっただきまぁす!!!!」
リョウタは一気にせんべいを食べた。
「・・・?・・・・なんだこれ!ゲキマズ!おえぇぇぇえ・・・はらこわした・・・」
「おいしくなかった?桃と醤油とココナッツと唐辛子をブレンドした限定版なんだよ~」
「そんなの食えるか!ヴォヴェ~~~・・・」
リョウタは草の中へ入っていった。
「あわてて食べるからよ」
カエデがリョウタを見守る。

「・・・?おいみんな!来てくれよ!」
リョウタはさっきとは一転、真剣な表情をしている。
・・・みんながそこへかけよる。

「・・・ヒカリ?!」
マコトが小声で言った。
「あの見たことないのは誰・・・?」
カエデが言った。
「いやぁん・・・こうもりみたい・・・」
ハナミは怖がっている。
「何やってるのか・・・聞いてみようぜ」
リョウタが言った。
「大声出すなよ」
シュウが小声で言った。

「・・・そうですか。じゃぁ・・・仲間を殺しなさい。仲間の愛を知ることができます」
ピコフェアがささやく。
「またバカなこといって!できるわけないです!おとなしく引いてください!」
フェネがまたまた反論。
「ダメだヒカリ!」
リョウタが大声を出してしまった!
「バカ!」
マコトがあわてて口をふさぐが・・・もう遅い。

「・・・私は、はちしもべの2人目・・・ピコフェアです・・・それでは~」
ピコフェアは去っていった。
「はちしもべ・・・デビフェアの仲間なのか?!」
マコトが気づくように言った。
「ヒカリ、どうしたのよ。いつものあなたらしくないわよ」
カエデがヒカリの腕をつかむ。
「そーだぞ、まさか迷子デビューしちゃったからおちこんでんのか!?大丈夫だって、オレなんて、迷子で隣町までいったことあっから」
「バカ!」
リョウタのボケに、すかさずツッコミを入れるマコト。
「どうしたの。僕はまじめな君だけが頼りなんだから。リョウタ達はあてになんないしさ」
アキトは苦笑いで言った。
「どういう意味だよ?!」
リョウタがキレかける。

「・・・ごめん」
ヒカリはカエデの手を振り切ると・・・走っていってしまった。
「あ!待ってください!」
フェネが追いかける。
「おい!待てよ!」
リョウタが追いかけようとした、そのとき・・・

『君等が・・・証の子供・・・か』
『おもってたより・・・個性的じゃの』
・・・いきなり現れた・・・なぞの老人夫婦。
「な・・・なにもんだ?」
リョウタが問いかける。
『おちつけ。わしらは今は実体化しとらんからの・・・であるからして・・・』
「あ~も~!どいてくれ!今はヒカリを追いかけるのが先だっての!」
リョウタは焦っている。
『わしらを通り越すと静電気がおこるぞ』
「そんなぁ~」
ハナミはへろへろとしゃがみこむ。

「お前等の用はなんなんだ?」
シュウが焦る様子も見せずに聞く。
『今回は、一人の少女のフェアッチが光らなくてピンチのようじゃの』
「そうだったの?!・・・ヒカリってば、それが原因で・・・」
カエデは驚きを隠せない。
『知らんかったんかい。まったく協調性のない子供だこと』
「なんだと~もういっぺんいってみろよ?!」
リョウタはキレモード!

「っていうか行かせてくれないか?!お前たちが何者だか知らないけどな、俺たち急いでるんだ!」
マコトが焦りを見せる。
『わしらはフェアリーモンスターを研究している・・・』
「あ~も~~~!!遠回りするぞ!ヒカリを説得するんだよ!」
リョウタが走り出した・・・しかし・・・

『まてまて、ヒカリのフェアッチが光らないのは・・・』

その一言で、リョウタは立ち止まった。

『光らないのは・・・』

みんなの瞳が、1つの立体映像を見つめた。


であったばかりの、なぞの老人夫婦を。
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♯15 無愛
2006-11-29 Wed 20:36
光らない・・・?
あたしの心に・・・愛がない・・・?

冷静なはずのヒカリの頭に・・・焦りが襲う。

「だって・・・比べてみてくださいよ。仲間の1人1人の学校・・・家での生活を思い出してください・・・あなたと違う、何かがあります・・・」

「まず、リョウタとかいう子を見てみましょう」
そこに、スクリーンが映される。
「なんです、このスクリーン?!」
フェネが叫んだ。
「これですか?・・・フフフ・・・まぁ見てくださいよ」
ピコフェアは小声で言った。
「あ、リョウタさん!」
スクリーンに映されるリョウタ。

『母さん!メシまだ?!』
『せっかちね、待ってなさいよ。今日は、手作りデザートあるからさ』
『マジで?!よっしゃぁ!』
明るい微笑のリョウタ。
「あなたは・・・母親の手作り料理なんて・・・食べたことありますか?」
「・・・」
ヒカリは何もいえない。

「次はカエデという方ですね」
ピコフェアが指を鳴らすと、画面が変わった。
『カエデ~、ダッシュだって!』
『うん、分かった』
『大変だよね~、てゆうか、昨日テレビ見た?!』
『見たみた!おもしろかった・・・』
スクリーンからもれる、明るい声。
「あなた、友達とテレビの話なんてしたことないでしょ」

「・・・次はマコトさん・・・ですか」
『父さん・・・また残業かよ』
『・・・マコトへ、父さんは、今日も残業だ・・・でも、お前の誕生日はちゃんとプレゼントあるんだからな。くずの父親といっしょにするなよ。夕飯は、カレーだ。定番すぎっていうなよ・・・・父さん』
『なんだよこれ。バカみてぇ』
「あなた・・・親から書置きすらもらったことないでしょう」

「・・・次は・・・アキトっていう方か」
『もうやだ~!おちる!中学校統一模試におっちゃうよ~~~~!』
『アキトはオーバーなんだよ。大丈夫だって。オレもできないのは一緒さ』
『・・・君というヤツは・・・一緒に頑張ろう!』
「あなた・・・習い事の友達に、一緒に頑張ろうなんていったことあります?いわれたことあります?」

・・・ピコフェアの一言一言が・・・ヒカリの胸に突き刺さる。

「さてさて、お次は・・・ハナミさんか」
『お母さん~。ハナミね~テストがなんと92点だったのよ!』
『すごいじゃないハナミちゃん!おめでとう!』
『ありがとう!嬉しいわ!』
「・・・おめでとうなんて・・・母親に言われたことないでしょ」

「えっと、ユウくん・・・だったっけ?次は」
『お兄ちゃん!』
『ユウ!』
『お兄ちゃん・・・寂しかったよ』
『ユウ・・・お前・・・』
『お兄ちゃん、大好きだよ』
『あったりまえだろ・・・ユウ』
「大好き・・・あなたの辞書にはないでしょ」

「ヒカリさん・・・」
フェネは心配そうだ。

「あなた・・・頭の中で考えてる。親が離婚して、7歳のときにおじいさんがなくなって、寮暮らししてるシュウって人も、愛なんかないって。・・・違いますよ」

『みんな~ご飯だよ!』
『わぁい!おばちゃんの作るご飯、うまいよね!』
『おねえさんとおよびっ!』
『シュウ兄ちゃん~ハンバーグ、食べないの?』
『なんだお前、食いたいのか?』
『くれるならちょうだい!』
『・・・べつにいいけど』
『わぁい!』
『シュウ悪いネェ、一番年上だからって、無理することないんだよ?』
『ムリはしてないよ』

「・・・ね?みんな、誰かから愛され、誰かを愛しているんです。・・・あなたはどうですか?いつも完璧でないと怒られ、完璧なのが当たり前と想っている親。親はあなたのこと、道具扱いしてるんですよね。親は仕事が忙しいから、話す機会もない。学校ではバリアー貼って、周りをよせつけない。・・・愛なんてこれっぽっちもないでしょう?」
「・・・」
「ヒカリさん・・・」
なにも言い返せないヒカリを心配そうに見守るフェネ。

「愛されたくなくて・・・こうしてるんじゃないのに・・・。じゃぁどうすればいいの?!あたし・・・どうしたら・・・」
ヒカリはうずくまった。
「愛を知りたい・・・知りたいなら・・・デビフェア様を愛すんです。・・・そうすれば、フェアッチは光りますよ」
「そんなことできるわけないです!」
勢いつけて反論するフェネ。

「愛があれば、フェアッチが光る!それでいいじゃないか!」
「よくない!そんなの!ダメに決まってるじゃないですか!」
「一生フェアッチが光らなくていいのか!」
「ヒカリさんだって、愛ぐらい、いつか知りますよ!」

「愛が・・・愛があれば・・・あたしがもっと明るければ・・・」
ヒカリが自分を攻め立てる。

「さぁ?どうしますか?」
「ヒカリさん・・・」

・・・どうするのが、

どうするのがいいんだろう・・・


優等生にも解けない問題・・・それは・・・

愛を知る方法。
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♯14 光
2006-11-28 Tue 21:09
「心の証か~。ほしいな、オレも」
リョウタはうらやましそうにつぶやいた。
「なによ、昨日さっさと寝たくせに」
カエデが冷やかしを入れた。
「あれはハナミが寝たからだろ?!」
「なによ、人のせいにするなんてひどい!」
ハナミが猛反発。
・・・そんな笑いを、じっと・・・何者かが見つめる。

「あれ・・・?ヒカリは?」
アキトがあたりを見渡す。
「嘘?!いないの?」
カエデが心配そうな顔をする。
「あいつに限って迷子はないだろ」
リョウタは平気そうだ。
「どっか用足しに行ったんだよ」
マコトが助言を加えた。
「そうね・・・すぐ合流できるわよね・・・」
カエデがちょっと考え込む。
「フェム・・・僕・・・」
ユウが何か言いたげだ。
「あのね・・・・・・」
小声でフェムに言う。
「え?!」
フェムが驚き、声を張り上げる。
「どうしたんだ?」
いつもは恥ずかしがりやのフェムが、大声を上げるなんて・・・

「あのね、ユウがね、ヒカリさんは、戻ってこないかもって・・・」
「なんだって?!」
マコトが声を張り上げた。
「なんでだ?」
シュウが冷静な声でユウに聞いた。
「あのね・・・昨日の夜、見たんだって。・・・ヒカリさんが、みんなのところから離れていくの」
「・・・それで?」
カエデが言葉を入れる。
「それで、どこに行くの?って聞こうとしたらしいんだけど・・・。ヒカリさん、黙ってどっか行っちゃったみたいだよ。足元が不安定だったし、目が涙目だったって」
フェムがユウの伝えたことをみんなに言った。

「足元不安定か・・・」
アキトが考え込む。
「催眠術かなんかかしら?」
ハナミが不思議そうに言った。
「もしかして霊感とかあったりして・・・」
リョウタが冗談半分で言った。
「バカなこと言わないでよ!ヒカリを勝手にオカルト界にひきずりこまないでよ!」
カエデが怒鳴り散らした。
「どこ行ったんだよ、アイツ」
リョウタがあきれたたように言った。
「原因が何であれ、歩いてれば会えるだろ。まだ近くにいるはずだ」
シュウが冷静な判断を出した。
「そうね・・・」
カエデもまぁ納得。
「じゃ、いくか」
7人は出発した。

・・・そのころ

「ヒカリさん、どうしたんです、急に」
フェネが心配そうに言った。
「・・・ちょっとね」
ヒカリの返答はあいまいだ。
「・・・気にしているんですか?自分のフェアッチが光らないことを」
フェネは何かを勘ぐった。
「・・・」
ヒカリは黙ったまま。
「・・・そうなんですね?」
フェネは問い詰める。
「・・・うん」
ヒカリは小声で言った。
「そんな・・・気になさることでは・・・」
「今、何もできないのは、あたしたちだけなのよ」
フェネの言葉に、ヒカリはすかさず反論。
「・・・」
フェネは何もいえなかった。

「おやおや・・・迷子ですか?」
怪しげな、ささやくような声。
「誰ですか?!」
フェネが声をあげる。
「私?・・・私はピコフェアです」
「・・・なにしにきたの?」
ヒカリが眉をひそめる。
「おやおや、その何かをにらみつけるような瞳。それじゃ仕方ないですね」
「何がですか?!」
フェネが叫ぶ。
「おやおや、これまた知らないんですね。じゃぁ教えてあげますよ」
ピコフェアがそっと言った。


・・・愛を知らないあなたのフェアッチは・・・

ヒカリマセンヨ・・・
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♯13 勇気
2006-11-27 Mon 20:52
「ユウ?!」
マコトはがばっと起き上がった。
「どうしたの?」
ハナミが眠そうに言った。
「ユウの声が聞こえた気がしたんだ!」
マコトは全速力でかけぬけた。
「全力少年だね~」
アキトは感心している。
「感心してる場合かよ!」
リョウタも走り出す。
「兄弟テレパシーってかんじね♪」
ハナミも歩き出した。
「みんな・・・真面目になろうよ」
カエデはあきれかえっている。

「ユウ!」
「お兄ちゃん!」
ユウは笑顔を見せた。
「うんうん。感動の名シーン!DVDは1枚500円ってトコか」
「アキト・・・」
アキトのしょうもない冗談にことごとくあきれるみんな。
2人はぎゅっと抱き合った。
「お兄ちゃん・・・!」
ユウは涙をこぼす。

『クソ・・・』
「やい!カゲフェア!今こそ決着のときだぜ!」
リョウタは自信満々。
『オノレ・・・キョウコソタオシテクレル・・・!』
「いけ~!総攻撃だぜわっはっは!」
リョウタのねじが取れ始めた!
「おらおらおらぁ!赤川軍出撃だぜ~!」
もはや狂った目覚まし時計のようだ!
「赤川騒ぐな、相手を挑発させるなよ」
シュウがねじを戻した!
「・・・」
リョウタは黙った!

『ユクワヨ・・・ワタシノテシタ・・・コウモリヨ!』
「いやぁ!キモイワキモイワムリムリ~~~!!」
ハナミは逃げ出した。
(どうしよう・・・僕何も出来ない・・・)
ユウは不安が募った。
(今だって・・・守ってもらってる・・・)
ユウに向けられた攻撃は、ヒカリがかろうじて守ってくれている。
(弱虫はヤダ!強くなりたいよ!)

ユウが飛び出した!
「危険だユウ!」
マコトが止めに行こうとするが・・・
『オホホ、タニンノコトシンパイシテルバアイ?』
カゲフェアの攻撃は続く。
「僕負けない!フェムも協力してよ!」
ユウがフェムに語る。
「・・・うん!ユウのために、がんばる!」
フェムが前を見上げた。

・・・その時、フェアッチが光った!
「いけぇ!泥爆弾!」
『ナニッ?!』
「まだまだ!」
ユウが叫んだ!
「・・・!・・・フェア!アタックチャンスだ!」
リョウタが叫んだ!
「みんなで総攻撃だ!」
『ナニッ?!・・・ウワァアアアアアアアアア!!』

・・・カゲフェアは光となった。
そのかわり・・・丸いネックレスが出てきた。
「なんだこれ?趣味悪いネックレスだな」
リョウタがそれを手に取る。
「10個穴がある・・・1つ光ってる」
アキトが指差す。
「本当!」
カエデも驚いている。
「え?!僕光ってる?!」
ユウの全身が光っている。
「まさか・・・これ・・・」
マコトが何かをかんぐった。
「心の証・・・10個光しとき・・・栄光への扉、開かれし・・・っていう、あの伝説の・・・」
フェナがかすかに言った。
「なんだよそれ!」
リョウタが取り乱す。
「花山の、心の証・・・?」
シュウが聞いた。
「そうですわ。勇気の証ですわ」
フェロが答えた。
「そういえば!僕見たんだった!山への入り口に、これくらいの丸いくぼみがあった!」
アキトが思い出すように言った。
「じゃぁ、10個光を集めればいいのね!」
カエデが言った。
「そういうことみたいね」
ヒカリが口を開いた。

「そうとなりゃ!いこう!」
リョウタが声を張り上げた。
「オー!」
みんなが大きな声を出した。

「でも・・・お休み~」
「あ、フェンなんでねちゃうの・・・おやすみ~」
「ハナミねるな!・・・おやすみ~」
「リョウタまでねるし!」
みんなが笑っていた。


・・・その笑いの中にいる1人の女の子を・・・
悪魔が見つめていた・・・。
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♯12 反対
2006-11-26 Sun 21:49
諦めない。・・・今は、アタシノカゼが吹いてる!

ハナミの中に、強い自信が生まれる。

「いくわよ!覚悟しなさい!」
ハナミがフェンの背中の上から叫んだ。
『ナニッ?!』
カゲフェアが後ずさりする。
「チャンスよ!」
ハナミはカゲフェアの動きを見切っている。
『ココハイッタン・・・ニゲルシカナ・・・イ』
カゲフェアは姿を消した・・・。

「大丈夫?!」
ハナミがみんなに声をかける。
「うぅん・・・ハナミ・・・さんきゅ・・・」
リョウタがかすれた声で言った。
「それにしても、ハナミちゃん・・・すごかったわよ」
カエデは感心の微笑みを見せた。
「はぁあ~。新しい技使ったら疲れちゃった」
フェンがよれよれと倒れこんだ。
「ここで休憩にしないか」
マコトが言った。
「だな・・・」
リョウタも賛成の様子。

「えぃっ!たぁっ!」
「なぁにやってんだ?ユウは」
リョウタはユウをじっと見つめた。
「僕ね!ハナミさんみたいに強くなるの!みぃんなみたいに、強くなるの!」
ユウは汗ばんだ笑顔でいった。
「危険だユウ!やめるんだ!」
マコトがユウを引き止めた。
「いいじゃんか、やらせれば」
リョウタが口を挟む。
「・・・・・・僕、やるよ!邪魔しないで!・・・・・・えぃっ!とぉ!」
ユウはトレーニングを続けた。
「・・・・おいリョウタ!なんであんなこといったんだよ!」
「いいじゃんか。やらせておけば。ユウの勝手ジャン」
「なんだとぉ?!」
マコトの拳が、リョウタにあたる。
「やったなぁ!」
リョウタがマコトを押し倒した。
「またケンカ?!やめて!」
カエデが止めに入る。
「お兄ちゃん・・・」
ユウは泣きそうな顔をしている。
「またケンカかよ、よくそんな体力あるな。少しは休んだらどうだ?」
シュウが間に入って止めた。
「だってよぉ~」
リョウタはへろへろだった。
「ふんっ・・・」
マコトはどこかに行ってしまった。

・・・その夜

「僕のせいで、お兄ちゃんがケンカしちゃった・・・。僕、どうすればいいんだろう・・・」
「そんな・・・ユウのせいじゃないよ。」
ユウの弱音をフェムが励ました。

パンパァ~~ンパララランラァ~ン・・・・・・・

どこからか聞こえるおちついたハーモニカ。
「いってみよう!」
ユウが走り出す。
「ま・・・まってよぉ~!」
フェムが追いかけた。

「・・・シュウさんだ~」
フェムが言った。
「上手だね~・・・さすがだね~」
ユウは見とれていた。

「シュウ~。なんか誰かに見られてるきがするよ」
フェナが言った。
「え?・・・なんだ花山か」
ユウに気付くと、シュウは
「まだおきてたのか?なんかようか?」
と、ユウのところへ近寄った。
「・・・僕・・・どうしたらいいのかわかんなくて・・・それで・・・」
あは~ん!とユウは泣き出した。
「ユウ~。・・・・・・ユウ~!」
フェムまで泣き出した!
「まてまてまってよ!べろべろばぁ~!」
フェナは慌てている。
「ほらほら!ちちんぷりのすけぴったらぷ~!」
フェナは頭のねじがとれ始めた!
「意味わかんないこと言うな、花山はとりあえず座ったらどうだ?」
シュウは頭のねじを戻した!
「・・・」
フェナは木の中に隠れた!

「・・・で、お前はどうしたいんだ?」
「僕・・・?僕は強くなりたい。みんなみたいに・・・でも、お兄ちゃんを傷つけたくない・・・だから・・・どうしたら・・・」
ユウは顔をうずめた。
「・・・お前が強くなりたいんなら、竹松に頼るのは・・・やめたほうがいい。・・・竹松といたいんだったら、強くはなれない。・・・どっちを取るかは花山しだいだけどさ。まぁアイツ、過保護なところあるからな。お前がよっぽどかわいいんだよな」
シュウは遠いほうを見ていった。
「・・・どっちか選べば・・・ケンカしないかな」
「なんだ?ケンカが怖いだけか?」
木の上からフェナが目を見開く。
「わかんねぇな。あいつらの相性最悪だしな。まぁ、どうしても両方離せないってなら、オレがなんとかする」
「え?!」
ユウが顔を上げる。
「オレがなんかの場を借りて説得するさ。・・・でも、まずはお前から言わなきゃだぞ」
シュウがユウの瞳を見ていった。
「うん!ありがとう!さすがだよね・・・たよりになるっていうか」
ユウは笑顔イッパイで言った。
「もう寝れば?」
「はい!おやすみなさ~い」
ユウが眠りにつこうとしたそのとき・・・

『フフフ・・・アハハハハハハ!』
「カゲフェアだ!」
ユウが言った。
『カクゴシナサイ!』

「助けて・・・!助けてええええ!」
「花山!」
ユウを連れて、シュウはみんなのもとへ。
『ニガサナイ!・・・カクゴ!』
「いやぁああああ!!助けて!」
「花山!」
ユウはおびえて足がすくんでる。
「大丈夫か?」
「うん・・・」
ユウは落ち着こうとする。

『イケ!』
「助けて・・・」

助けてお兄ちゃぁぁぁぁぁあああああん!!!!
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投票企画を提案されたので・・・
2006-11-26 Sun 18:36
トモダチに人気投票系のものを企画されたので、投票やっちゃいますw

投票おまちしてますょw

http://form1.fc2.com/form/?id=151194

好きなキャラに投票してくださぃ☆

12月中旬ごろまで受付ヵな??

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♯11~20 総まとめ!
2006-11-26 Sun 09:03
♯11 強く

フェロを守りたい・・・その一心のアキト。みんなを起こし、フェロの元へ向かう。そんな中、ついにカゲフェアと対決するときがきた・・・ってときにハナミは迷子になってしまう。弱気になるハナミをフェンの一言が大きく動かす!
『・・・許さない!みんなを説教するのは、このあたしよ!』
♯11を読む!

♯12 反対

大きく成長したハナミを見て、自分も・・・とトレーニングするユウ。危険だというマコトに対し、やれやれといったリョウタのゆうことを聞くユウ。そのことから、殴り合いがはじまってしまう。責任を感じたユウは、シュウを見かけたので、相談する。
『・・・どっちか選べば・・・ケンカしないかな』
♯12を読む!

♯13 勇気

ユウの声が聞こえた・・・と走り出すマコト。そこで、兄弟は再開を果たす。しかし、カゲフェアの攻撃は続く。なにもできない自分に不安なユウ。ユウはカゲフェアのもとへ走った!ユウの勇気が生まれるとき、フェアッチが光を放つ!
『・・・!・・・フェア!アタックチャンスだ!』
♯13を読む!

♯14 光

みんなで旅に向かう7人。ところがヒカリの姿が見当たらない。ユウの話によれば、涙目で、足元不安定なヒカリが自分でどっかに消えてしまったという。・・・どこにいってしまったのか?!・・・・・・・なぜヒカリは消えたのか?!
『今、何もできないのは、あたしたちだけなのよ』
♯14を読む!

♯15 無愛

・・・みんな、自分の私生活の中で、誰かから愛をもらい・・・誰かを愛してきた。みんな・・・みんな愛というものを知っているのに・・・自分だけ愛をもらったことがないと、情けなさを感じるヒカリ。ヒカリの心に、悪魔の魔の手がしのびこむ!
『愛が・・・愛があれば・・・あたしがもっと明るければ・・・』
♯15を読む!

♯16 無力

自分の無力さと力のなさを必死で押し殺し・・・ピコフェアに反論するヒカリ。その様子を、ちょうどリョウタたちが通りかかる。・・・盗み聞きのつもりが、リョウタのミスでピコフェアたちに見つかっちゃう?!
『おいしくなかった?桃と醤油とココナッツと唐辛子をブレンドした限定版なんだよ~』
♯16を読む!

♯17 かくれんぼ

なぞの立体映像老人夫婦から聞いた真相。原因は、ヒカリに愛がないからではなく、ココロの魔力と体力が原因だった!それを知らせるべく、ヒカリを探すリョウタ達。そこで偶然、ピコフェアの話を耳にすると、とんでもないことをしようとしていた!
『・・・やべぇぞおい!俺たちが先に見つけなきゃ、ヒカリが殺されちまう!』
♯17を読む!

♯18 切断

誤解を解くべく、ピコフェアに勝つべく、ヒカリを探すリョウタ達。しかし、巨大ナメクジに襲われ、大ピンチに!しかも、ハナミが転んでしまって、さらにピンチに!そんな大ピンチを救ったものとは、一体何?!・・・そして、一体誰なのか?!
『何が仲間だ!オレら、性格だってなんだって違うじゃないか!』
♯18を読む!

♯19 過去

ヒカリの黒帯を壊したことに責任を感じる、リョウタとマコト。どうしたらいいのか分からずとまどうが、巨大ナメクジがまたもや登場!逃げる途中、黒帯を落としたリョウタは拾いに行くが、ナメクジにおそわれ大ピンチ!・・・ピンチになったとき、黒髪美人、あらわるっ?!
『マコトさん!そんなにヒカリさんが悪いみたいな言い方しないでください!』
♯19を読む!

♯20 互い

ヒカリのことで険悪ムードの中、リョウタのおなかのなる音と、アキトの空気の読めなさで夕飯へ。そこで、マコトの初恋物語へと話は発展。そこで聞いた、マコトの意外にピュアで純粋な初恋物語とは、一体どんな物語っ?!
『はん、大丈夫だろ。分からなかったら、オレが愛してやるよ』
♯20を読む!

別窓 | あらすじ&ひとっとび | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
♯11 強く
2006-11-26 Sun 08:57
「はぁはぁ・・・」
バカがつくぼど運動オンチなアキトに、何十分も走り続けるのはキツかった。
「ダメだ!フェロを守るんだ!」
アキトは必死に走り続ける。
「これ以上、弱気になるのはよそう!」
アキトは走り続けた。

「みんなおきてくれ!カゲフェアが現れたんだ!フェロが1人で戦ってるんだ!おきてくれ!頼む!」
アキトは必死にみんなをおこした。
「え?!カゲフェア?!」
ハナミは跳ね起きる。
「本当か?!カゲフェアはどこにっ?!」
リョウタは辺りを見回す。
「あっちだよ!早く!」
アキトはあせって走り出した。
「あ、おい!まてよ~!」
リョウタが追いかける。みんながその跡に続いた。
「ねぇねぇリョウタ?」
「あ?なんだよフェア?」
「アキトって、あんなに速かったっけ?」
「そういえば!異様に速くなってる」
「それほどフェロが大事なんだね」
「そーかもな」
リョウタは前を走るアキトを見つめる。
(オレ・・・アキトが役立たずなんていって・・・間違いだったのかな・・・)
リョウタは浮かない顔を浮かべた。

「フェロ!」
アキトがフェロにかけよった。
「アキトはん・・・」
フェロはつかれきっている。
「フェロ・・・」
アキトは顔をゆがませた。
「いくぞカゲフェア!こっちが相手だ!」
『フフフ・・・イッタンニゲルワヨ!』
カゲフェアは逃げていった。
「あ、まて!」
マコトが手を伸ばす。
「いくぞ!今日こそ倒してやる!」
リョウタは突っ走っていった。
「あ!危ないわよ!」
カエデが後に続いた。

「はぁはぁはぁ・・・リョウタ早いよ~」
フェアはつかれきっている。
「お前浮いてんだろ!」
「羽が~」
フェアは弱弱しく飛んでいる。
「ハナミは?!」
カエデが辺りを見回す。
「迷ったのか?!」
マコトが後ろを向く。
「あ~も~!後で探しに行くよ!今はカゲフェアのほうが大事!」
リョウタはあせっている様子。
みんなはそれに応じるしかなかった。

「あは~~~~ん!ここどこよ~~~~~!!!!!」
そのころハナミは、森の中で迷っていた!
「みんなどこぉ!さっきまでいたのにぃ~!みんな足速いのよ~~!」
ハナミは泣き崩れてしまった。
「どうしよう・・・」
ハナミはぐすんぐすんとないている。
「ハナミ~。もうちょっと探してみたら?」
フェンが言った。
「むりよ・・・ますます迷うわ・・・」
ハナミはあきらめた声で言った。

ドカァァアアアアアン!!

「なに?!今の爆発音?!」
「みんなが戦ってるのよ!」
ハナミは顔を上げて立ち上がった。
「音のするほうへ行ってみましょ!」
フェンが言った。
「そうね!」
ハナミは走り出した!

「カゲフェア!覚悟しろ!フェア!前の技!」
リョウタが叫んだ!
「お前も頼む!」
「あんたも!」
フェミ、フェナ、フェマ、フェム・・・みんなが前の技を使う。
『ホホホ・・・ソンナコトデカテルトオモウノ?』
「うわぁぁあああ!」
みんなが追い詰められる。
「どうするの?!このままじゃ!」
カエデが声を張り上げた。
・・・・・・大ピンチに追い込まれた!

「ますます迷ったじゃなぁぁぁぁあああい!!!!」
ハナミはそのころ、さっき以上に泣き崩れていた!
「もうムリ・・・ここで死ぬんだわ」
「ハナミ・・・」
フェンは何か言いたげだ。
「あきらめたって始まらないジャン!」
フェンが言った。
「え・・・」
「だって、みんなはこの森のどこかにいるわ!ハナミだって、ここにいてばかりでいいの?みんなを探せる体力は、まだあるはずよ!」
「な・・なによ・・・」
「必ず探すわ!・・・だって、ハナミの友達だもん!」
「・・・そうね!みんなを探して、説教してやるわ!」
「その意気よ!さぁ、行きましょう!」
ハナミとフェンが1つになったとき・・・

「きゃぁ?!」
なんとフェアッチが光った!
「羽が大きくなるわ!」
フェンの羽が大きくなっていった。
「これで空を飛べばいいのよ!あたしってば名案!」
ハナミはルンルンだ。
「いきましょ!」
フェンは空たかく飛び上がった。


「みんな?!」
ハナミが見たのは・・・意識がもうろうとしているみんな。
『ホホホホ・・・アハハハハハハハ!!』
「・・・許さない!みんなを説教するのは、このあたしよ!」
ハナミが前へ出る。
『オマエニナニガデキル!』
「あきらめないわ!最後までやらなきゃ分からないわよ!」
今のハナミに弱音なんぞなかった。
「ハナミ・・・」
リョウタがかすれた声でいった。
「さぁ!女の戦いのはじまりなんだから!」
『オモシロイ・・・ウケテタトウ!』
「気をつけろ!そいつ、めっちゃ強いぞ!」
マコトが叫んだ。


負けない・・・絶対負けない・・・・!

強くなる・・・・!自分なりに、進むこと。
・・・フェンの気持ちにこたえてやるから!

絶対・・・あきらめない。
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あらすじ&ひとっとび!
2006-11-25 Sat 15:42
なんとなく、もう1度あの話みた~い、とか、おもしろいとこだけみた~いとか・・・あるとおもうんで、

あらすじと、ワンクリックでその話に飛べるリンクを作りましたw
く~。テストのあとの更新はイイネイイネ((バカ。

と、いうわけで、見捨てないでみてやってね((バカ丸出し。
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♯1~10 総まとめ!
2006-11-25 Sat 15:28
♯1 突然に

4~6年生でくる、伝統行事の自然教室。
その中の1班である、リョウタたちのグループは、とりあえず性格バラバラ。
平和だと思っていたが、まさか、あんな世界にいくなんて・・・
『・・・知らなかった。 あんなことが、本当におきるなんて。』
♯1を読む!

♯2 不思議

目の前に飛び込んだのは、海、山、森・・・果てしない自然の世界。
明らかに現実とは違う世界に、驚きを隠せない。そんな中、シュウの持っていた小型パソコンが頼み綱・・・とおもったら、電気がないため、パソコンがつかなかった!
『ただの世界じゃないだろ。谷に落ちたのに、服が濡れてない』
♯2を読む!

♯3 謎

いきなり現れたフェアリーモンスター!・・・戦いには、属性が関連しているらしい。ややキレ気味のリョウタはながったらしい説明をするフェロに脅迫気味。・・・謎のフェアッチ、謎の妖精。すべては謎だらけとなってしまった!
『なんだよ。早くその紙だせよな。全くつまんねぇ説明しやがって。』
♯3を読む!

♯4 チカラ

突然現れた、巨大カタツムリ!8人はかなりパニくる。逃げても逃げても差は縮まらない。そんなとき、ユウが転び、マコトがそれをかばう・・・その直後、カタツムリが襲う!・・・しかし、カタツムリに巻きつかれたのは、マコトではなく、リョウタだった!
『いやだ!離れない。人間と妖精でも、パートナーだろ?!守りてぇよ!』
♯4を読む!

♯5 気配

リョウタを救った、フェアッチの光。それは一体なんなのか・・・。そんな中、8人は海へとたどり着く。さっさと行こうというリョウタ。休もうというマコト。意見のくいちがいで大喧嘩!そのケンカを止めたカエデにやつあたりするリョウタ・・・。
『さすが料理の鉄人!学年みんなが知ってるからね』
♯5を読む!

♯6 影

昨日感じた気配はなんだったのか・・・そればかり考えるシュウは周りについていけない。周りはシュウの異変に気付くが、大きくとらなかった。・・・8人は火山を登るハメに!・・・てっぺんで転んだユウは、マグマの中へ入ってしまった!
『死ぬなぁぁぁぁぁああああああああ!!』
♯6を読む!

♯7 一線

シュウの中に入り込んだカゲフェア。・・・それを取り除くには、シュウを殺すしかないという。・・・殺せないリョウタ。殺せというシュウ。果たしてどっちをとるのか・・・?!と、いうときに、火の鳥が現れた!
『イヤだ!もう、あのハーモニカが聴けないのは、ヤダァ!』
♯7を読む!

♯8 成長

・・・妖精が新しい技を出す条件。それは、人と妖精がつながること・・・そう分かった8人は、次なる場所へ歩き出す。そんな中、カエデに甘えてばかりのフェミ。リョウタはそんなフェミにキレまくり。カエデはストレスを感じ、1人でどこかへ行ってしまった!
『・・・不安なの。・・・このまま、フェミだけ成長しないんじゃないかって・・・』
♯8を読む!

♯9 はじめて

がけから落ちそうになるカエデ。それを助けるフェミ。カエデとフェミの誤解がとけ、1つにつながったとき、「ずっとまってた!」といったフェミ。どういうこと・・・?と思いつつも、フェアッチは大きく光る!
『バカ!少しは周りを見ろよ?!みんな、なれない環境で疲れているんだ!』
♯9を読む!

♯10 責任

意見のくいちがいで始まった、リョウタとマコトの殴り合いは、次第にアキトへ向けられる。僕だって、何にも考えてないわけじゃない!アキトはみんなに猛反発してしまう。そしてその夜、一人でであるくアキトがみたものは・・・
『なんだいなんだい!都合よく、僕を利用して!』
♯10を読む!
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♯10 責任
2006-11-25 Sat 14:47
「そろそろ・・・もどろっかな」
カエデは、よいしょ、と立ち上がる。

「無鉄砲なんだよ!この分からずや!」
マコトの激しい一発。
「なにがいいたいんだよ!オレがバカだってことかよ?!」
リョウタも一発。
「なにやってんの?!」
カエデがアキトに聞いた。
「なんか、あの山にいくか、様子を見るかでもめてて・・・ケンカになっちゃったんだ・・・」
「やめてって言ってもやめないの~」
ハナミは半泣き。
「お兄ちゃん!もうやめて!」
ユウは必死だ。
「もうやめろ。こんなことしたって、何も変わらないだろ!」
間に入って、お互いの手をつかむシュウ。
「だって!」
リョウタは興奮している。
「こういうことは、アキトに任せればいいじゃないか!あいつが一番上なんだから!」
マコトが言った。
「だって、アイツ頼りないじゃん!オレが仕切るしかないだろ!」
リョウタの一言に、アキトはキレた。
「なんだと!僕だって、考えてないわけじゃないさ!都合のいいときだけ僕のせいにして!」
今度は、リョウタとアキトがケンカしてしまった!
「もう!やめなさいよ!リョウタ!あんたケンカしすぎよ?!」
カエデがリョウタをとめる。
「邪魔すんなよ!関係ないだろ!」
リョウタは興奮している。
「静かにしろ!・・・誰かいる」
シュウが言った。
・・・みんなが一気にしんっ・・・とした。
「いったか?」
マコトが言った。
「・・・行ったみたいだ。赤川と奥大辞、ケンカなんかしてると、今度は襲われるぞ」
冷静に止めるシュウ。
「・・・」
みんな黙ってしまった。
「寝たら?この暗闇の中、登山も危険じゃない?」
ヒカリが言った。
「そうだな・・・寝るか」
リョウタも認めた様子。
みんなが眠りについた。

・・・深夜
「なんだいなんだい!都合よく、僕を利用して!」
アキトはみんなから離れると、グチをもらした。
「まぁ・・・リョウタはんは、あういう人やないですか」
フェロがカバーしている。
「だってだぞ?!僕だって考えていないわけじゃないのさ!でも・・・僕が何もしてないみたいに!」
アキトはプンプンしている。
「あれは・・・?山への入口でっせ!」
そこには、大きな扉。
「ここに、何か丸いものをはめるみたいだ・・・」
アキトは見るなりそういった。
「これが開けば、山へ登れるはずでっせ」
フェロは言い切った。
「とりあえず、みんなに知らせに・・・」
アキトが戻ろうとした、そのときだった。
『ハハハハハハ!ニガスモノカ・・・!』
「カゲフェア!」
カゲフェアと直面!

「逃げるで!わてら2人ではムリや!」
フェロはさっさと逃げてしまった。
「まってくれぇぇぇ~・・・」
アキトはちんたらちんたらしている。
「遅いでっせ!命ないでっせ」
「だって!僕、50m走るのに、14秒かかるんだよ~!」
「そりゃぁ、バカがつくほど運動オンチですな!」
『アハハハハハ!』

「危ない!」
カゲフェアの魔の手が、アキトにのびる。
「うわああああああああ!!!」
アキトは、腰を抜かす。

ダメだ・・・このままじゃ・・・みんな・・・が・・・!
僕が・・・責任を持って・・・やらな・・きゃ・・・。

「アキトはん!」
フェロが叫んだとき、フェアッチが光った!

『ナンダ!コノヒカリハ・・・!』
「どうだ?!」
アキトは体勢をととのえる。
「アキトはん!はようみんなに!」
「分かった!」
アキトはみんなに伝えに行く。
『クソ・・・オマエダケデモ・・・!』
カゲフェアから、怪しい光が放たれる。

うわあああああああああああああ!!!

「フェロ!!」
アキトがそれに気付く。
「いってくだはい!わては大丈夫ですわ!」
「でも・・・」
アキトの足が震える。
「いってくだはい!早く!」
「・・・っ・・・必ず助ける!」
アキトはみんなのほうへ向かう。

フェロ・・・!
僕が・・・僕が責任感あって、しっかりしてれば・・・


・・・・・・待ってて!必ず助ける・・・!
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♯9 はじめて
2006-11-24 Fri 20:49
カエデェェェェェェ!!

みんなが1人の名を叫んだ。
「ふううん・・・!!」
カエデの手を、しっかりつかみ、持ち上げるフェミの姿。
「っ・・・離して!こんなときまで甘えないでよ!」
カエデの剣幕した声。
「ヤダ!カエデが好きだもん!離さないっ!!」
いつも以上の、強い声。
「え・・・」
カエデはフェミを見つめた。
「だって!カエデをずっと探してた!」
(どういうこと・・・?)
一瞬、そんな考えが浮かんだカエデ。
「・・・フェミ!」

カエデがフェミの手を握り返した。
・・・そのとき、フェアッチが光った。
・・・たくさんの星が放たれる。
「なんだこれっ?!」
リョウタは驚き気味。
「いけえええ!」
カエデとフェミは一心同体。
・・・そして、激しい爆発音と共に、レットゲハは倒された。

・・・その夜
「・・・あの山は?」
マコトが1つの山を見つけた。
「あれは・・・デビフェアの本拠地さ」
フェナが言った。
「いってみようぜ!とっとと帰りたいしな!」
リョウタが声をはずませる。
「バカ!少しは周りを見ろよ?!みんな、なれない環境で疲れているんだ!」
マコトが反論した。
「なんだと!だいたいなぁ、そんなことじゃ、何万年たっても帰れねぇよ!」
「なにがいいたんだよ!やる気かよ?!」
なんと2人は、殴り合いを始めてしまった!
「やめてよ!」
ハナミがいうがムシ。
「そういえば、カエデさんと、シュウさんは・・・」
ヒカリがあたりを見渡す。
「どうするんだ!シュウがいないと、ケンカがとまらないじゃないか!」
アキトは困り果てた。

・・・ここは、少し離れた荒地。
「シュウ?」
ハーモニカを吹いているシュウに、そっと一声かけるカエデ。
「関根?・・・みんなのところにいたんじゃないのか」
澄んだ瞳が、まっすぐカエデをとらえた。
「あの・・・さ、ありがと・・・シュウがいなかったら、あたし一人だった」
「なんだそのことか。まぁ、よかったんじゃないか?」
シュウはそういうと、視線をそらした。
「・・・みんなのとこ戻ったら?そろそろ寝る時間だし。今日の見張りはアキトみたいだしさ。困るよ。眠れなくて」
「・・・そだな。・・・お前は?」
シュウは立ち上がると、カエデに聞いた。
「あたしは・・・いいや」
カエデは迷いながら言った。
「なんだよ。人には帰らせといて、自分は残るのかよ」
シュウはぶすっ、と、くすっ、が入り混じった声で言った。
「いいじゃない」
カエデはそっぽを向いた。
「あっそ。また泣くんじゃねぇぞ」
それだけいうと、さっさと行ってしまった。

「あ~も~!調子狂うっての!」
カエデはごろんと横になる。
「だいたいだいたいだいたいよ!あいつといると、なんかドキドキ?むしゃくしゃしちゃうっていうか・・・?」
カエデは分からない気持ちに、疑問を抱く。
(うぅん・・・。イマイチ分からないな・・・)
カエデはため息をついた。

そのため息を、荒地の風が運んだ。

・・・静かに、砂を舞い散らせて。
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♯8 成長
2006-11-13 Mon 18:21
リョウタたちは、フェアリーモンスターが新たな技を覚える条件として、自分と妖精がつながることが必要だとわかった。

・・・次の日

「ふぁ~、眠~」
リョウタは大あくび。
「カエデ~カエデ~朝だよ~。起きようよぉ~」
フェミの甘ったれた声。
「ん・・・?うぅん・・・」
カエデはおきたくない様子。
「カエデ~カエデ~」
「カエデカエデうっせえなっ!!」
リョウタは文句をつけた。
「・・・」
無視!
「お前な!無視しすぎだろ!むかつくんだよ!前から!」
リョウタは朝からキレモード。
「おちつけ。朝からケンカも気分悪いだろ」
シュウは冷静にリョウタを止める。
「だな。・・・カエデもなんとかしてくれよ。その妖精」
マコトがあとから言った。
「・・・ぅん」
カエデは弱弱しく言った。

「さて!いくぞ~」
リョウタはみんなに声をかける。
「オー!」
みんな張り切っている。
「カエデ~カエデ~」
フェミは相変わらず甘えている。
「・・・」
カエデは何も言わない。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
みんな、息を切らしている。・・・今、8人がいるのは、広い砂漠。・・・太陽が照り付けている。
「もうだめ~!のどかわいたぁ~!」
ハナミの弱音は、もう毎回恒例。
「お前なぁ、毎回弱音吐きすぎ!」
リョウタはイライラしている様子。
そのとき・・・

「なんだあれ?!」
アキトが前方を指差す。
そこには・・・
「あ・・・赤いカブトムシ・・・?」
マコトは驚いている。
「あれは、レットゲハですわ!金属性ですわ!」
フェロが言った。
「あ~も~!属性なんていってらんねぇよ!フェア!前の技!」
「おっしゃあ!」
フェアが、前の炎を技を使う。
「あかん・・・きいとらへん!」
フェロがあわてていった。
「みんな!いけ!」
マコトの声で、7匹の妖精が、いっせいに動き出す。・・・フェミ以外の、7匹は。

「いや!怖いよ、カエデ!」
フェミはこんなときまで、甘えている。
「・・・いい加減にして!」
カエデはフェミを振り払った。
「カエデ・・・?」
フェミは驚いている。
「甘ったれるのもいい加減にして!あなたも妖精でしょ?!なんでみんなと戦えないの?!・・・うじうじしないでよ!誰かに助けを求めないでよ!・・・どうしてみんなと一緒にできないの?!・・・もう、あたしにかまわないで!」
カエデは一気に叫ぶと、1人で走っていってしまった。
「カエ・・・うわっ!」
リョウタは追いかけようとするが、レットゲハが邪魔で、カエデを追いかけられない。
「くそぉ!どけよぉお!」
リョウタは必死だが、・・・かなわない。
「だめだ・・・強すぎるよぉ・・・かなわないよぉ~」
フェンが弱音を吐いた。
「フェナ!」
シュウがフェナを呼ぶ。
「何?」
フェナは答えた。
「・・・オレは関根をさがしてくるから、あとは頼んだぞ」
それだけいうと、シュウは走っていってしまった。
「あ!シュウ!」
フェナは追いかけようとするが、レットゲハとの戦いは続き、シュウを見失った。
「逃げるしかねぇだろ!」
マコトがいうと、みんながいっせいに逃げ出した。

・・・・・・

「なんとか、なったみたいだな」
アキトが言った。
「くそ・・・大丈夫かなカエデ・・・ってか、シュウは?」
リョウタが言った。
「シュウはカエデを追いかけにいったよ」
フェナが言った。
「大丈夫だよな・・・」
マコトは心配そうだ。
「お兄ちゃん・・・大丈夫だよね。2人とも、生きてるよね?」
カエデとシュウを心配し・・・今にも泣きそうなユウ。
「あぁ・・・」
・・・2人が生きている保障はなかったためか・・・みんな暗い表情だ。
フェミは、何も喋らなかった。

・・・そのころ

「っ・・・ひっ・・・」
カエデは泣き続けていた。
「・・・っ、なんでよ・・・なんでよ。・・・みんなの妖精は確実に成長してるのに・・・フェミは甘えてばかり・・・。あたしがいけないの?あたしはフェミと繋がろうとしてないっていうの・・・?」
悲しみ、悔しさ、孤独さが、カエデを襲う。
「・・・どうすれば、いいんだろ・・・」
すっかり弱気になっているカエデ。
「どーもしないけど、とりあえず泣き止めば?」
いつのまにか、隣には、シュウ。
「なんで・・・?」
カエデは驚きを隠せない。
「なんでって・・・大事なやつは追いかけるのが、普通じゃないのか?」
人付き合いに関して鈍いシュウは、男が女を追いかけることを、これっぽっちも恋愛対象としていない。
「普通って・・・みんなは?」
「逃げたみたいだ。怪我はしてないらしい」
シュウはそういうと、カエデの隣に座り込む。
「・・・不安なの。・・・このまま、フェミだけ成長しないんじゃないかって・・・」
カエデはシュウに不満をうちあけた。
「・・・弱いんだろ」
「え?」
カエデはシュウの言ったことが分からない。
「自分はまだ、成長していないから不安で、関根のそばにいれば、安心だと想ってるんだよ。・・・アイツは。・・・関根も、そんなあせってもしょうがねぇよ。自分だけ成長しないって、オレら8人で妖精育成競争してるわけじゃあるまいし。仲間に守られながら、ゆっくり成長してけばいいんじゃねぇの?・・・よく分からないけど」
それだけ言うと、シュウはハーモニカを吹き始めた。
「うん・・・ありがとう」
カエデは涙をふくと、眠りについた。
シュウの肩に、そっとよりそう。
カエデの中で、シュウが特別に見え始めていた。


・・・次の日

「早くカエデ達探しにいこうぜ!」
リョウタはとっとと準備する。
「も~、まってよリョウタ」
フェアはふらふらしている。
「そんなにあせるなよ。そんなに、カエデとシュウが2人でいるのが心配か?」
マコトはからかい半分で言った。
「え・・・・・・・んなんじゃねぇよ!仲間として心配なだけで、カエデのことなんかこれっぽっちも心配してねぇよ!オレが心配してんのはシュウだよシュウ!」
リョウタはあせって言った。
「アキト、この反応は・・・」
マコトがアキトにささやく。
「ですね・・・こーゆー感じの反応ですね」
アキトは手でハートマークを作る。
「なににやついてるのよチョーやなかんじ!」
ハナミが2人を追い越す。
「なんでもねぇよ」
マコトが言い返した。
「・・・」
フェミは何も言わない。

・・・そのころ

「とっととさがしに行こうぜ。待っててもしょうがない」
シュウはさっさと歩くものの、急な崖のため、ちゃんとカエデを気遣い、手を差し出す。
「・・・」
カエデは顔が真っ赤になっている。・・・シュウはこういうことが普通にできる人だというのを、みをもって知った。
「なんだ、そんなに男と手つなぐのイヤか?」
シュウはかなり鈍い。鈍くて鈍くて、恋愛面では、サル以下の経験値。
「そーゆうわけじゃ・・・」
カエデはドキドキしてしょうがない。
(これじゃぁ、学校でモテてるのも気づかないわけだ・・・)
そう、シュウは結構、いや、かなりモテてる。でも、本人が気づかないのは、かなり鈍いからだと、カエデは知った。

「おーい!」
リョウタの声。
「みんな!」
カエデは驚く。・・・そのときだった。

ガラガラガラガラ・・・

「レットゲハだよ!」
ユウが言った。
「イヤァァァァァ!!」
カエデが、崖からおちそうになる。
その手を、シュウが握っている。
「まってろカエデ、シュウ!今助けにっ・・・」
リョウタが助けようとするが、レットゲハが邪魔でいけない。
そのとき、レットゲハの光線が、カエデに打たれた。
「イヤァァァァァ!」
カエデはシュウの手を離してしまい、崖のしたへ・・・

みんなの足がすくむ。

カエデェェェェェェェェェェ!!!!

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♯7 一線
2006-11-12 Sun 19:11
あ~、何にもみえねぇや。
オレ、しんだのかな?
今まで発作なんか起きたことねぇのに・・・・

・・・・・・

「・・・ウ・・・ュウ!・・・」
ん?なんか聞き覚えのある声が・・・
太陽か・・・って、オレ、発作おこしたの夜だったよな・・・?

ガバッ、と起き上がるシュウ。
「シュウ!よかった・・・!」
隣には、フェナ。
「心配かけさせやがって!」
リョウタがとまどった顔のまま言った。
「よかった・・・」
カエデは涙目。
「・・・すまない」
シュウは一晩中看病してくれた仲間を想い・・・頭を下げた。
「気にすんな。大丈夫だって」
マコトが助言をかけた。

「・・・」
ヒカリが何かを察したのか、シュウをじっと見つめている。
「・・・?どうしたんだよ、ヒカリ」
リョウタはそんなヒカリを見て、声をかけた。
「・・・目が赤いけど、昨日なんかあった?」
ヒカリがいうと、みんながシュウの目をのぞく。
・・・シュウの目は、澄んだ青色なのに・・・今日は赤い。

『ナンデモナイ・・・』
・・・シュウではない、怪しい声。
「・・・シュウ?」
それに気づいたリョウタが、ぐいっ、と顔を覗き込む。
「・・・リョウタ・・・こいつはオレじゃない・・・」
「え?!」
シュウは、その何者かを抑えようと必死。まわりは呆然と立ち尽くす。
『バレタラシカタナイ・・・。ワタシハ、デビフェアサマノハチシモベノヒトリ、カゲフェア・・・。コイツノカラダニ、ノリウツッテヤッタノサ。』
ハジメテ聞く声。
「どういうこと?!・・・シュウが発作おこしたのも、あなたのせいね?!」
カエデが問いただす。
『ソウヨ。・・・ワタシヲコノコカラダシタイデショウ?』
「あったりめぇだ!どうすれば出て来るんだよ!」
リョウタは喧嘩腰で立ち向かう。
『ナラ・・・コノコヲコロスノネ。ソウスレバ、デテコレルケド』
シュウを殺さなければ・・・カゲフェアはでてこない・・・。リョウタ達は呆然とする。・・・シュウを殺さないと、もとの世界へは帰れないということにもつながる。

『マァ・・・ドッチヲセンタクスルカハ、アンタタチシダイダケドネ』
それだけいうと、シュウの目は、澄んだ青に戻った。
・・・みんな、何もいうことができない。
「・・・殺せばいいじゃんか」
突然シュウが口を開く。
「なにいってんだよ!できるわけねぇだろ!」
リョウタが反感した。
「オレ1人いなくなれば、お前らがもとの世界にいけるかもしれないんだろ?!」
シュウは、いつもにない狂った調子で言った。
みんな、どうしたらいいのか分からなかった。

そのとき、目の前に現れた・・・キラキラ輝く火の鳥。
「いやぁ!なんなの?あれっ?!」
ハナミは毎度同じように泣きそうだ。
「あれは、ファイバードですわ!星属性ですぜ!」
フェロの言葉遣いも、あわてて変になっている。
「キラキラもえてるのに、星?!」
カエデはあわててながらも言った。
「おい!前のわざ!使えよ!」
リョウタがフェアとフェマに言った。
「ムリ!今はチカラが!」
フェアが言った。
「チカラがねぇと、わざがだせないってことだな?!」
マコトが聞いた。
「あぁ」
フェマが言った。

火の鳥が、こちらに向かってきた!
「いやいやいやいやいや~~~~!!キモキモキモキモキモォォォォイ!」
ハナミは喋りながら逃げる。
「うわっ!」
アキトのめがねがころんでわれた。
「奥大辞!」
シュウはそれに気づき、アキトのもとへ駆け寄る。
「シュウ!アキラ!後ろ!」
マコトが言った。
「うわああああ!!」
アキトは叫んだ。
その瞬間、シュウはアキトを横へ押し倒し、自分が、ファイバードに捕まってしまった。
「シュウ!!」
リョウタは叫ぶ。
「僕のせいだっ・・・僕のせいで・・・」
アキラは自分に責任を感じる。

「っ・・・逃げろ!」
ファイバードのしっぽが巻きついているシュウは、そういうのがいっぱいいっぱい。
「・・・あかん!しっぽに巻きつかれたら、死ぬまであのままですわ!」
フェロがあわてている。
「できるか!そんなこと!」
リョウタは必死だ。
「オレはいいから!・・・」
それだけいうと、シュウは目をつぶった。
「シュウ!」
マコトが叫んだ。
周りがあきらめた、そのとき・・・

「シュウ!!」
叫んで前にでたのは、フェナ。
「危険だ!大きさが違いすぎる!」
マコトが止めに入るが、聞いていない。
「イヤだ!もう、あのハーモニカが聴けないのは、ヤダァ!」
フェナは必死に叫んだ。
そのとき、シュウの体から・・・怪しい影がでてきた。
『クルシイ・・・ナンダコノキモチ・・・。タイセツニシタイ、モットツナガリタイトイウ・・・フタツガツウジアッタ、コノイヤナキモチハ!』
そういうと、カゲフェアは立ち去った。
「あ、まて!逃げんな!」
リョウタは言ったが、通じなかった。
そのとき、シュウのフェアッチが光った。
それと同時に、フェナから、たくさんの葉っぱがでてきた。
「そうや!木属性のわざは、星属性には効果的ですぜ」
フェロは思い出したように言った。

「あぁあああああ!!」
ファイバードは倒れた。


・・・夜

夜になっても、シュウは目覚めない。
「・・・やっぱり・・・死んじゃったの・・・?」
ハナミは泣きそうな目をしている。
「シュウ・・・」
みんなはそれしかいえなかった。
・・・そのとき、シュウのフェアッチと、ハーモニカが光った。
「なんだ?」
リョウタは、そのハーモニカを手に取った。
その光は、シュウを大きく包み込む。
光が消えると、シュウの青い瞳が開いた。
「・・・!シュウ!」
マコトが言った。
「ごめんっ・・・僕のせいでっ・・・!」
アキトはこれをいうのがいっぱいいっぱいだ。

「それにしても・・・フェアッチって・・・私たちと妖精がつながったとき、光るんじゃないかしら」
カエデが言った。
「今回は、フェナの、ハーモニカが聞きたいっていう意思が、シュウさんを生き返らせたのかもね」
ヒカリが言った。
「・・・そうか・・・。そうだよな!」
リョウタが言った。
「寝ようぜ!明日はもう少し進むか」
マコトが言った。
「うん!」
みんなは、眠りについた。


今日も響く、きれいな音。

「シュウ・・・」
フェナはそう寝言をいった。

シュウのハーモニカは、みんなを包み込む。

人間と、妖精。

その間にある一線を、キレイな音色が、確実に消していった。
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キャラ制作の秘話w
2006-11-12 Sun 18:06
どーでもいいキャラ制作秘話。

暇なかたはお付き合いくださいw


ただいま書いている小説ですが、主役っぽい8人のキャラは、実際モデルがいるんですよ!性格も、そのモデルさんからとってきました。

私、中学生なんですが、モデルは全員クラスメイトだったり・・・((笑
そのモデルを少々幼くしたのが、フェアリーファンタジーのキャラだと想ってもらっていいですw


最近メールが届いて、『キャラたちって何部or何委員会なの?』とあったので、この場でお答えしますw

     部活     委員会

リョウタ 野球部    委員会は無所属
カエデ  陸上部    ?と同じ
マコト  サッカー部  ?と同じ
シュウ  部活は無所属 生徒会本部
ヒカリ  空手部    生徒会本部
アキラ  科学部    委員会は無所属
ハナミ  吹奏楽部   ?と同じ
ユウ   帰宅部    ?と同じ


うちの小学校は小学校にも関わらず、生徒会ありましたwこれマジよ。


キャラ制作秘話から、話がずれてきた・・・

というわけで、キャラそのものを作るのに時間はかからなかったのですが、言葉遣いとか、人付き合い系の設定作るのに苦労した覚えが・・・

同じ、カエデのことを呼ぶにしても、リョウタの場合は
「おーい!カエデ~!」
なのに対し、シュウの場合は
「関根」
とストレートなんですよ。

モデルの8人は、全員、リョウタみたいな言葉遣いでしたので、
(これじゃ、誰がしゃべってるかわかんねぇ!つうか、ギャップがねぇ!)
と悪戦苦闘・・・。

結局、シュウは名字で呼ぶことにし、ヒカリは『さん』づけというところしか変わってない・・・。


これは現在も苦労中なんですが、
シュウ・ヒカリみたいなクールキャラ作ったのはよいものの、クール=あまり喋らないという考えがあるので、ヒカリとかの喋る機会がっ・・・!
リョウタとかは異様にあるのに・・・。


さてさて、22、24日がテストなので、更新があやふやになるかもですが、見捨てないでやってください・・・。

へんてこ雑談のお付き合い、ありがとうございました!

小説にかんする質問は、この記事のコメントで質問いただければありがたいですw
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♯6 影
2006-11-11 Sat 18:56
・・・次の日

「さぁ、進もうぜ!・・・なんかあったら、ここに逃げてくればいいんだよ!」
リョウタは朝から元気だ。
「・・・そうね」
カエデも納得していた。
「目印立てておきましょう」
アキトが砂浜に、自作の旗をさす。・・・目指せ!と●だい!と書かれている・・・。
シュウは、昨日のことが気になって仕方がない。
「・・・?どうしたんだ、シュウ」
マコトがシュウの異変に気づく。
「・・・・・・・・え?あぁ、なんでもない」
・・・反応が遅い。周囲はそれを気づきつつも、先へ進んで行ったのだった。

一番後ろから、みんなについていくシュウ。
「どうしたの?・・・昨日から変だよ?」
フェナがシュウを心配する。
「・・・なんでもねぇよ」
シュウは、早足で歩き出した。

「いやいやいやいやいや!ムリムリムリムリ~~~~!!」
ハナミはまたまた泣きそう。
・・・ここは、とてつもなく大きな火山。
「進もうぜ!噴火なんてしねぇよ」
リョウタは先へ進みはじめる。
「もう!リョウタ、まちなさいよ!」
カエデがあとを追いかけた。
その後から、みんなが続く。

『フフフ・・・キノウ、ヘンナガッキフイテタコ、アタシノコト、キヅイタミタイネ。・・・ナラ、ノリウツルマデヨ。・・・トキヲミハラエレバ、ノリウツルナンテ、カンタンヨ・・・。』

「いやいやいやいやいや!けわしいけわしいけわしいったらけわしすぎぃ~!」
ハナミのワガママは相変わらずだ。
「がんばれ!あとちょっとだ!」
リョウタは先頭に立って、みんなを応援する。
「よく他人を気遣う余裕があるわね・・・」
カエデは息を切らしている。
「ひぃひぃひぃ!こんなのお母さんのスパルタ教育よりきついよ!」
アキトは運動オンチのため、この登山はこたえている。
「フェマ、大丈夫か?」
マコトはフェマを心配する。
「・・・大丈夫だって」
フェマはそっけなく言った。
過保護なマコトは、何度もフェマを心配する。
その過保護さに、フェマは心を動かされていく・・・。


「ついた!頂上だ!」
リョウタは満足感でいっぱいだ。
「うわっ!なにこのマグマ!激キモイ!」
ハナミは根性で登ってくるなり言った。
「大丈夫か?ユウ」
マコトはユウの心配をしている。
「平気だよ」
ユウはそういうと、マグマを見に行った。

・・・そのときだった。

ズルッ!

岩で足を滑らせたユウは、マグマの中へ・・・
「ユウ!」
マコトもマグマの中へ飛び込んだ。
「いやぁああ!」
ハナミは見ていられない。
「ユウ!」
「お兄ちゃん!」
2人の手は、強く握られた。・・・しかし・・・下はマグマ。
(もうだめだっ!)
マコトは、ユウをぎゅっ、と抱きしめた。
「死ぬなぁぁぁぁぁああああああああ!!」
・・・その声の主は・・・なんとフェマ。
そのとき、マコトのフェアッチが光を放った。・・・その光は、フェマのもとへ。
そしてフェマは大きな風を起こし、ユウとマコトを上空へあげた。

「大丈夫か?」
フェマが聞いた。
「あぁ。・・・サンキュウ」
マコトはフェマを見上げた。
「あのフェマが・・・人助け?」
フェロは驚きを隠せない。

マコトの過保護さが、フェマの心を大きく揺らす。・・・それは、人を心配するキモチを、自然とマコトが教えているからだろう。


・・・その夜

みんなはぐっすり眠っている。
そんな中、キレイなハーモニカが響き渡る。
「今日もハーモニカ?」
フェナが言った。
「まぁな」
シュウはそういって、また吹き始める。

・・・悪の魔の手が伸びる。
『フフフ・・・チャンスヨ。・・・ノリウツッテヤル!!』
シュウの中に、怪しいモノが入り込む。
「・・・!?」
とっさにおこる、激しい発作。
「シュウ?!どうしたの?!・・・シュウ!」
フェナはどうしたらいいか分からない。

・・・シュウはそのまま倒れこむ。

『フフフ・・・アナタタチニ、デビフェアサマハタオサセナイ。・・・ソノタメニ、チョットカラダヲカリタノヨ。フフフ・・・ハハハハハハハ・・・!』
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♯5 気配
2006-11-10 Fri 21:10
ザァァーン・・・

「はぁはぁはぁ・・・」
走ってきたみんなは、砂浜に座り込む。
「キレイな海ね~」
カエデは思わず見とれていた。
「みんな!とっとと行こうぜ!早くもとの世界に帰りたいしなっ!」
リョウタはさっさと進むさんだんをみせた。
「おい、ちょっとは考えて行動したらどうなんだ?」
その意見に反対するのは、マコト。
「なんでだよ。お前、帰りたくないのか?」
「ちょっとは考えたらどうだといってるんだ!この先何があるか分からないんだぞ?!」
マコトは強く言った。
2人は砂浜を離れる。
「なんだと!ここでうじうじしてても、はじまんねぇだろ!」
リョウタも反論する。
「無鉄砲すぎるんだよ!この先、また変なのがあらわれるかもしれないぞ?!」
ちょっと神経質なところがあるマコトだが、正論だった。

「やめなさいよ!」
カエデが中に入る。
「黙ってろよ?!・・・じゃぁお前はどうすればいいと想うんだよ?!」
リョウタは怒りをカエデにぶつける。
「それは・・・」
カエデは困り気味になった。
「ちょっと休んで考えればいいだろ。・・・森風や花山はまだ小4だし、この先進める体力があるとも思えない。この先のことは、休みながら考えればいい」
あっさりと正論を述べたのは、シュウ。・・・周りをみているからこそ言える意見。
「・・・そうだな」
シュウの意見に、なっとくするリョウタとマコト。
「・・・ごめん」
カエデは責任を感じたのか、シュウに誤っていた。
「・・・べつに誤るようなことを関根はしてない」
それだけ言うと、とっととみんなのところへ向かうシュウ。
(意外に周りをみてるのかも・・・)
カエデは薄々気づき始めた。

「・・・で、どうする?」
話を始めるリョウタ。
「おなかすいた~。疲れたムリ~」
フェンは弱音を吐きまくり。
「・・・もう、暗いのね」
ヒカリが口を開いた。
「・・・今日はここで泊まるの?」
ユウがマコトに聞いた。
「うぅん・・・メシはどうする?」
マコトはみんなに聞く。
「あるのは、非常食の缶詰ぐらいだ」
アキトが言った。
「まずそ~」
フェアが嫌そうにいう。
「じゃぁ食うな」
リョウタが言った。

「あたし!食料ある!」
ハナミが口を開いた。
「ナイス!・・・なに持ってきた?!」
リョウタが喜んでいった。
「えぇっとねぇ、卵でしょ~バターでしょ~薄力粉でしょ~それから~」
「・・・」
沈黙が走る。
「え?なになに?いけないもの持ってきた?」
ハナミは気づいていない。
「・・・薄力粉?!バカいってるんじゃないよ!生で食べられる非常食しかもってきちゃいけない決まりだったろう?!」
アキトはキレた。
「だって~」
ハナミは泣き出した。
「あは~ん」
つられてフェンも、もらい泣き。
「な~かせた!な~かせた!」
フェロがアキラを責めた。
「そんなつもりは・・・」
アキトも困りだす。

「・・・森風、持ってきたもんみせてくれないか?」
シュウがハナミを目を見ていった。
「・・・どうせ何も作れないくせに」
ハナミはそう言いつつも、バックをシュウに渡した。
「・・・」
シュウは中身を見ていった。
「誰か、マッチもってるか?」
「あ、オレ持ってる」
リョウタがマッチを差し出す。
「どうも」
そういうと、シュウは、そこらへんに落ちている木を拾い出す。
「・・・何する気なの?」
カエデが聞いた。
「・・・パン」
シュウはそういうと、火をつけた。
「パンっ?!」
ユウは目を輝かせていった。
「3日ぐらいはもつんじゃないか」
シュウは材料をねりはじめる。テーブルは、小型パソコンで代用だ。
「天才!さすが優等生!」
リョウタはその様子を、じっと見つめた。
「さすが料理の鉄人!学年みんなが知ってるからね」
カエデが笑っていった。

「いただきまぁす!」
みんなでパンを食べ始める。
「おいしい?」
ユウがフェムに聞いた。
「・・・おいしい!」
恥ずかしがりやのフェムも、口を開いた。
「ほら!ハナミも食えよ!」
リョウタが、ハナミにパンをさしのべる。
「うん・・・」
ハナミもパンを食べた。

・・・その夜

「お休み~」
みんなが非常用テントで眠りにつく中、シュウは木の始末をしていた。
始末が終わると、シュウはポッケから、ハーモニカを取り出す。

・・・1つ1つの音が、心にしみる。

「うまいんだね」
フェナが言った。
「これか?・・・母親からの、最初で最後のプレゼントだからな」
シュウは苦笑い。

カサッ・・・

シュウは背後に気配を感じ、振り返る。
でも、そこには誰もいない。

「どうしたの?・・・そろそろ寝たら?」
フェナがシュウを見つめる。
「あぁ・・・」
シュウは視線を感じつつも・・・その場を離れた。


『フフフ・・・ミテナサイ。コノセカイニハイッテキタカラニハ、テッテイテキニ、タタキノメシテアゲル。』
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♯4 チカラ
2006-11-09 Thu 20:45
「いやいやいやいやいやぁ~!ムリムリムリったらムリぃぃぃ~!」
ハナミはもう泣きそう。弱音を吐き始めた。
「なんなんです?あれは!」
アキトはビックリしながら、フェロに聞いた。
「あ~あれはですね、プランクトン遺伝子搭載、画期的なシステムでバレエダンサーのようなしなやかな動き・・・」
「うっせえうっせえうっせええええ!!!」
リョウタの切れ気味は相変わらずだ。

「・・・逃げるが勝ちっ!」
みんなは逃げる体勢へうつった。
・・・しかし、差はいっこうに広がらない。
「カタツムリのくせに早すぎだろ!」
リョウタは文句をつける。
「普通の世界じゃないからな、ここ」
シュウはいたって冷静。
「どういうことだ?!」
マコトはただただ聞くことしかできない。
「だからいってるでしょ。画期的な最新歯車搭載の、電気エンジンシステムの身軽な動き・・・」
「うっせえっつってんだろ!」
フェロとリョウタはもはや喧嘩気味。

「うわぁ!」
ユウが転んでしまった!
「ユウ!」
マコトがユウのもとへ。
「大丈夫だったか?!」
マコトはかなりあせっている。
「うん」
ユウは凛とした瞳で言った。
「危ない!」
カエデの叫び声でマコトは我に返る。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
もうダメだ、とマコトはユウを守る体勢に入る。
みんながあきらめかけた、そのとき・・・
「うわっ!!」
なんと、リョウタがマコトの身代わりになっていた。
「リョウタ!・・・なんでっ・・・!」
マコトは後悔を隠せなかった。
「いってくれ!・・・オレは・・・なんとかなる!」
「でもっ!」
カエデはほっておけない様子。
「行こう。本人もああいってるんだし」
自分にしか興味のないフェマは、とっとと逃げるさんだんを示す。
「・・・リョウタごめぇん!」
アキトも走り出した。
「あ!まちなさいよ!」
カエデが追いかけ・・・みんなも追いかけた。

(くそ・・・どうすればっ・・・!どうすれば抜け出せる?!)
カタツムリの手に巻きつけられているリョウタ。
「リョウタ!」
フェアがリョウタを助けようと必死だ。
「お前もいけよ!」
リョウタは、かっこわるいところを見せられない。
「いやだ!」
フェアは否定。
「いけ!」
「いやだ!」
「いけよ!」
「いやだ!」
フェアはリョウタを助けるまで、あきらめない。
「だって・・・パートナーじゃんか!」
「いいって!まだあったばっかだろ?!・・・本当の友達きどんなよ!オレは、妖精なんかに守られるほど、弱くねぇ!」
お互いの必死の主張。
「いやだ!離れない。人間と妖精でも、パートナーだろ?!守りてぇよ!」

そのとき、リョウタのフェアッチが光った。
その光は、フェアのもとへ・・・
「これはっ?!」
まぶしい光。フェアに力がみなぎる。
「うらああああああああああ!!」
今までにない威力の、大きな火の玉!

ああああああぁぁぁぁっ・・・

カタツムリは焼け死に、リョウタは無事助けられた。
「・・・あんなわざ使えたのかよ」
リョウタは息を切らしていった。
「あの光をあびたら、力みなぎった」
フェアは信じられないというような声で答えた。
「・・・サンキュ」
リョウタは負けを認めたのか、お礼をいった。
「いいって!・・・みんなのとこまで競争だぁぃ!」
フェアは進み始める。
「あ!おい!まてよ~!!卑怯だろ!お前ういてるだろ~~!」
リョウタはフェアを追いかけた。


・・・不思議な力が、今、開かれた。
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♯3 謎
2006-11-08 Wed 21:00
「お前ら!何者か説明しやがれ!」
リョウタはとうとう脅迫気味になった。
「わてらはフェアリーモンスターゆうとるでしょが?まぁ聞いてくだせえな。妖精には属性ちゅうもんがあってですな、同じ属性同士は、攻撃があまりきかないんですわ。違う属性同士は普通って感じですかね。ところであんさん、火は水に弱く、水は木に弱く・・・ってしっとりますわよね。自分が強い属性になると、バトル有利でっせ。・・・そこらへんの属性説明は、わてはわからへんがな。そこらへんはフェナがしってるはずでっせ。」
方言つかった、フェロの長い説明。

「属性・・・?効果?!わかんねぇ!」
リョウタはパニくる。
「・・・結局はゲームみたいなもんなんだろう?」
シュウがフェナに聞く。
「ゲーム?」
マコトが口を開いた。
「オレはやらないが、ゲームかなんかであるだろう。このタイプはあのタイプに効果的とか。そのタイプ=属性ってことだろ」
「まぁそんなもんですわな」
フェロはまぁ納得。

「どの属性が、どの属性に強いか、分かる?」
カエデが聞く。
「はぁ。まぁこれを見てくだはいな」
フェロが紙を広げた。

日は水に弱し、土に強し。
月は月に弱し、星に強し。
星は木・月に弱し、金に強し。
木は火に弱し、星に強し。
水は土に弱し、日に強し。
金は星に弱し、火に強し。
火は金に弱し、木に強し。
土は日に弱し、水に強し。

「なんだよ。早くその紙だせよな。全くつまんねぇ説明しやがって。」
「そーだそーだ!」
フェアとリョウタが一心同体。
「月は月に弱しって・・・同じ属性じゃない」
カエデが言った。
「それはぁ、月は1人じゃ光れない~つまりぃ、自分のなさけなさに弱いってことなんだしぃ~」
フェミが言った。
「おいおいおい!同じ属性同士は全部こうかねぇんじゃねぇのか?なんで月だけ?」
リョウタがまたまた脅迫気味。
「・・・」
フェミは無視!
「・・・・・・生意気だろうよ!このくそ!妖精のくせによ!1mも身長ねぇくせによ!」
「・・・」
フェミは無視!

「死ね!」
リョウタはプンスカ。

ガザザザザザザ・・・!

「いやぁ!なにあれ~!」
ハナミが泣き叫ぶ。

・・・8人の目の前には・・・

巨大カタツムリ?!

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キャラ紹介2
2006-11-08 Wed 20:40
妖精キャラの紹介~w

●フェア
 リョウタのパートナー。赤い羽根が特徴。属性は日。短期でせんべいが好物。笑いの耐えない性格。

●フェミ
 カエデのパートナー。黄色の羽が特徴。属性は星。甘えん坊で、カエデにしかなつかない。あとの人はほったらかし気味・・・。

●フェマ
 マコトのパートナー。紫の羽が特徴。属性は月。自分大好きで、他人に興味を持たない。マコトにハジメテ興味をもつ??

●フェナ
 シュウのパートナー。緑の羽が特徴。属性は木。真面目なときは真面目、笑うときは笑う性格。

●フェネ
 ヒカリのパートナー。水色の羽が特徴。属性は水。敬語ではなすのが基本。誰にでもさんづけなのは、パートナーのヒカリゆずり。

●フェロ
 アキトのパートナー。オレンジの羽が特徴。属性は金。方言が特徴的な、結構しっかりした性格。

●フェン
 ハナミのパートナー。白色の羽が特徴。属性は火。ハナミを支えようと、必死に頑張るが、それはとどいているのか・・・
●フェム
 ユウのパートナー。茶色の羽が特徴。属性は土。テレやで恥ずかしがりやなおしとやかな妖精。

●フェス
 アミのパートナー。銀色の羽が特徴。属性は無。男っぽい言葉を使うが、一応♀です。
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♯2 不思議
2006-11-07 Tue 18:33
「な・・・なにここっ・・・」
8人の目には、大きくそびえたつ山、果てしない海、深い森。
「あんな山なかったわよね?!」
カエデが叫んだ。
「なんだったんだ?あの光!」
リョウタは驚きを隠せない。
「あは~ん!ここどこぉ~?」
ハナミはまたまた泣きそうだ。
「ただの世界じゃないだろ。谷に落ちたのに、服が濡れてない」
シュウは冷静に言った。
「みなさん!ここはとりあえず救助をまちましょう!」
「どーやって俺たちがここにいることをつきとめんだよ、救助隊は」
アキトの指示に、マコトがすばやく否定した。

「それなんだ?」
リョウタがシュウに言った。
「・・・小型パソコン」
シュウは答える。
「それじゃあ、メールとか送れるの?!」
カエデが疑わないまなざしでいった。
「一応」
「やったー!」
シュウがいったのもつかのま、みんなが大喜び。
「メールで救助隊よべばいいじゃん!」
リョウタが叫んだ。
「ん?」
「どうしたんだ」
シュウは困った声で言う。
「バッテリーはあるはずなんだが、ここではパソコンが入れられないらしい」
「それじゃぁ・・・」

救助してもらえなぃぃぃぃぃぃ?!?!?

「どうすんだ!」
マコトが叫ぶ。
「おうちかえりたいよ~!!」
ユウとハナミが泣き叫ぶ。

ガサガサ・・・

一気に静まり返る。

ガサガサガサ・・・

「な・・・なに?」
カエデが口を開く。

ガザザザザ・・・!!!

「いやーーーーーーーーーーーー!!!」
ハナミが大声で叫んだ。
「バカ!大声出すな!」
リョウタがハナミの口をふさぐ。
(もうだめだ~!)
みんなが諦めたその時・・・
「・・・さがって」
前に出たのは・・・ヒカリ。
「へ?」
リョウタはわけがわからない。

ガザザザザザザザ・・・!

分からないものが、8人に近づく。
それと同時に、ヒカリが空手で対抗。
「・・・」
7人はあぜんとした。ヒカリが空手やってるなんて知らなかったからだ。
「・・・よし!オレも!」
リョウタは野球のピッチングで対抗。
みんな自分の特技で対抗しはじめた!

「まてまてまてまてまて!!このアマ!この島から出る方法を教えてやろうとおもったのによ!」
聞き覚えのない声。
「は・・・?」
目の前にうつったのは、8匹の妖精。
「・・・誰だ?」
マコトが聞いた。
「なにって、フェアリーモンスターさ」
「・・・」
ますます分からない。
「だ~か~ら!この世界は、デビフェアっていう奴が、悪い妖精作ってしきってんの!そのデビフェア倒して、電気が動くようになれば、パソコンで連絡とれんの!分かる?!俺たちはその援護!」
いきなりわけ分からない説明をはじめる。

「・・・わけわかんねぇよ!・・・とりあえず、デビフェア倒せってことかよ」
「そゆこと」
リョウタは切れ気味。
「リョウタ、カエデ、マコト、シュウ、ヒカリ、アキト、ハナミ、ユウ!8人でデビフェアを倒すんだ!」
「え?・・・ああ・・って・・・」
「なんで俺らの名前知ってんだよ?!?!?!」
8人で意気投合。
「とりあえず、受け取れ、フェアッチ」
「フェアッチ?」
腕時計のようなその道具は、重要な力があるらしい。
「さて!とっとと相棒をきめ・・・」
「相棒?」
カエデがおそるおそる口を開く。
「ああ。1人につき1匹、相棒の妖精がいるんだよ。」
「ふぅん・・・」
ユウが言った。

・・・長いようで、短い夏。
・・・今、8人が、確実に、歩みだそうとしていた。
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♯1 突然に
2006-11-06 Mon 20:35

・・・知らなかった。
あんなことが、本当におきるなんて。


・・・自然教室
「では、各班で安全な場所を探しテントをはること!見つかったら先生に報告・・・」
先生がうるさい声で怒鳴りちらす。
「へいへ~い」
めんどくさそうに聞いてるのは、リョウタ。
「全く、今年は5年が異様に多いな!」
このキャンプは4~6年生でおこなうもので、伝統行事。
「も~リョウタ。しっかりしてよ」
あきれているのは、カエデ。
「うっせぇな、カエデは」
リョウタはしりをたたく。
「あ~ん~た~ねぇ?!」
カエデとリョウタの喧嘩。

「ここらへんでどうですか?」
支持するアキト。
「まてよ、ここ海のほうじゃないか!飲み込まれたら、どうすんだ!」
心配しているのは、マコト。
「へっへーん♪平気だよ」
リョウタが口をはさむ。
「なんだよ!だいたいお前は無鉄砲すぎるところが・・・」
リョウタとマコトの口げんか。これも珍しくない。
「そろそろ戻った方がいい。報告いかなきゃいけないし。」
あっさりその喧嘩を切り上げたのはシュウ。
「あは~ん!もう歩けなぁい!」
いきなり弱音を吐くハナミ。
「・・・」
さりげなく手を貸したのはヒカリ。

・・・あれ?1人忘れてませんか?

「ユウは?!」
カエデが口を開いた。
「ユウ!どこだっ?!ユウ!」
異母兄弟のマコトは必死になっている。
「まて!迷うぞ!」
追いかけにいったのはシュウ。その後をみんなが追いかけた。


・・・・・・

「なに?ここ・・・?ひやあ?!キモイ~~~!!」
森の中。蛇の死骸がある。ハナミは泣きそうだ。
「ハナミ進めよ!」
リョウタがいらいらする。
「だって~」
ハナミが半泣きだ。
「お兄ちゃん?!」
この声は・・・ユウ
「ユウ?!いるのかっ?!」
マコトはペースを上げる。
「おにい・・・」

そのときだった。
足を滑らせ・・・ユウは谷に・・・
「ユウ!」
マコトもとびこむ。
「おいまてって!うわあああああああああああ!!」
リョウタたちは、あやしい光につつまれながら、谷の中へおっていった。

そこで、待ち受けた世界とは・・・

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フェアリーファンタジー 主なキャラ紹介
2006-11-06 Mon 20:12
登場人物紹介ですw

●赤川リョウタ(小5)
 考えるよりすぐ行動という性格で、喜怒哀楽の激しいタイプ。メンバーのリーダーシップをとり、積極的に敵に向かっていくが、少し無鉄砲なところがある。野球部に所属しており、運動においては自信があるが、勉強ができないのはお約束。ちょっと騙されやすいのが難点でもあるが、ムードメーカーとして、チームをまとめる。笑顔の耐えない、にっこりマークな少年だ。

●関根カエデ(小5)
 リョウタとは腐れ縁で、運動神経ばつぐん。リョウタとマコトの衝突を止めに入るなど、少々男勝りなところも。何かとみんなのお姉さん役として頑張っている。しかし、歌のセンスはものすごくヒドく、その歌は、人を瀕死寸前に追い込むほどの威力。史上最悪のオンチ。将来は、かっこいい人のお嫁さんになりたいらしい。まがったことが大嫌いな、正々堂々とした子だ。

●竹松マコト(小5)
 誰に対しても過保護で、何かする前の事前調査を重視するため、性格の合わないリョウタとは、よく衝突する。安全第一な反面、時々自分を見失う傾向がある。周りより遅れていると、必要以上の不安を感じて、それを解決するためなら、手段を選ばないという困った面も持っている。サッカー部のエースとして活躍していたりもする。リョウタとカエデとは、永遠の腐れ縁??

●古泉シュウ(小5)
 母親が外国人で、お互いの不倫で2歳のときに両親が離婚。夫の父親に引き取られるが、7歳のときに捨てられて、現在は寮暮らし。そのため、一匹狼な性格になり、涙を人に見せなくなった。文武はもちろん、料理も家事もできないものはない??仲間から絶対の信頼を得るが、恋愛に鈍いという、困った面も。ハーモニカが意外な特技。周りを1番見ている人でもある。

●出井花ヒカリ(小5)
 学年1の美女。成績優秀。何事においても完璧だった姉が死んで、それをトラウマとしている母親を元気付けようと、何事にも頑張るが、一向に回復の気配はない。空手黒帯を持っていて、怒らせたら1番怖いのはこの人??口数が少なく、少しキツい性格かも。年下にも「さん」づけで呼ぶのがお約束で、自分で殻を作っているのも特徴か?シュウと一緒の生徒会の役員だ。

●奥大辞アキト(小6)
 このグループ最高年者として、責任をもっている。かなりの運動オンチで、50m走るのに14秒かかるとか。将来は、とう●いに入ることを目標としている。みんなのために一生懸命なのだが、空回りすることが多く、からかわれることもしばしば・・・。意外にボケてる性格で、あまり最年長に見えないのも、ひとつの特徴だ。眼鏡をものすごい数もっていて、ある意味眼鏡オタク。

●森風ハナミ(小4)
 何事にも純粋で、黒のない心に育った、お洒落な子。だが、お嬢様で、不自由ない家庭で育ったため、ワガママで弱音をはきがち。仲間から呆れられることも多く、少しのことで泣いてしまう性格が、それをますます悪化させている。意外に平和主義な面を持っており、誰かが死んだり苦しんだりするのは見たくないという。部活は吹奏楽部で、トロンボーンを担当している。

●花山ユウ(小4)
 マコトの異母弟で、過保護に面倒をみられる。マコトにおいている信頼は確かなもの。深い兄弟愛を築く。本人は、天然で、とことなく悪い心を知らない性格に育った。最近は、強くなることを目標においているらしい(??)少し子どもっぽい性格をしており、ほんわかとしている。部活は何もやっていないが、何事にも、最後までやりとおそうという、好奇心旺盛な性格だ。

●穂高アミ(小4)
 シュウと一緒に寮暮らしをする女の子。プライドが高く、クールの裏に入った熱血を呼び起こすと、誰にも止められないくらいに徹底的に暴れる。小4とは思えないほどのしっかりした性格は、シュウ譲りか?普段は名字呼びのシュウも、アミのことだけは下の名前で呼ぶ。この2人の信頼関係は厚いのか?相手が年上でも得体が知れない人でも、立ち向かっていける。 
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